プレバト！！の『俳句才能査定ランキング』で、A.B.C-Z河合郁人さんは、A.B.C-Z初の特待生になった苦労人さんです。
A.B.C-Z河合さんの2019年からのプレバト俳句を、鑑賞して応援しましょう！
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Contents
A.B.C-Z河合郁人さんの最近の俳句一覧
初MCのエゴサ 車窓は秋夕焼
お題「秋の夕日」
初MCのエゴサ 車窓は秋夕焼
はつえむしーのえごさ しゃそうはあきゆやけ
添削後：
初MC終えて 車窓は秋夕焼
エゴサーチ やさし車窓は秋夕焼
１週間「ゴゴスマ」で初めてのMCを担当した。その帰りの新幹線でエゴサーチをすると、ファンの人たちの優しい言葉。
それを見て嬉しい気持ちで夕焼けを見ながら帰ったのを詠んだ句。
いろいろ詰め込みすぎだという夏井先生の評価。
初MCかエゴサーチかどちらかを取って言葉を加えて、添削されました。
制服のキスの余韻や 揚花火
お題「打ち揚げ花火」
制服のキスの余韻や 揚花火
せいふくのきすのよいんや あげはなび
添削後：
制服のキス 揚花火いまひらく
花火大会で制服着ている男の子が一緒にいった女の子に花火の余韻でキスをしたという想像の句だそうです。
この句で河合さんはまさかの1ランク降格で特待生5級に。残念です！
夏井先生は展開がベタで、無駄に詠嘆している、という点を指摘されました。
句またがりにして、カットを切り替えて季語を主役に立てるように添削されました。
秋風の終電 マイバックの梨
金秋戦予選Dブロック4位
お題「ポンプのノズル」
秋風の終電 マイバックの梨
しゅうふうのしゅうでん まいばっくのなし
添削後：
「秋風の終電」「マイバックの梨」でそれぞれ1句をつくる宿題がでました。
ポンプで消毒や石鹸から、今年はマイバックやエコバックを使っているのに発想を飛ばしたという河合さん。
終電の換気で窓が開いている、マイバックの中の梨を帰ったら食べようというのを詠んだと河合さん。
夏井先生は季重なりはものすごく難しいと解説。
句の前半と後半が湧かれていしまっているのを指摘し、「2句に切り分けてやり直し、宿題！」と夏井先生。
夜更かしの林檎や 祖母と七並べ
お題「トランプ」
夜更かしの林檎や 祖母と七並べ
よふかしのりんごや そぼとしちならべ
添削後：
おばあちゃんとトランプ 夜更かしの林檎
昔おばあちゃんが林檎をもって遊びにきて、おばあちゃんがきたときだけ、夜遅くまで起きてあそんでいたという句。
季語を主役に！という夏井先生のアドバイス。
何かの理由で夜更かしをしてお夜食代わりの林檎の「赤」が浮かぶ。この語順だと赤や黒の七並べの色が残る。
おばあちゃんと遊んでいて、最後に林檎がポッと出てくる方が良い、と添削されました。
縁側の寛ぐ父や初鰹
炎帝戦予選Bブロック1位
お題「封筒」
縁側の 寛ぐ父や 初鰹
えんがわの くつろぐちちや はつがつお
添削後：
縁側の父よ 初鰹の頃か
日曜日に実家から手紙が来て、今ごろ母親は家事をやり父親は昼間から飲みながら寛いでいるんだろうなという句。
手紙が見えないと藤本さん。縁側で寛ぐのは当たり前だ、「寛ぐ」は無駄な言葉と梅沢さん。
お父さんのいらっしゃるふるさとは海辺の街かしらと思える、季語「初鰹」の選択は悪くない、と夏井先生。
「父や」より柔らかく「父よ」くらいの方がよい。「頃か」としてふるさとを思い出しているという句に添削されました。
補助輪を外し三周 麦茶の香
お題「サンダル」
補助輪を外し三周 麦茶の香
ほじょりんを はずしさんしゅう むぎちゃのか
添削なし
姪っ子との自転車練習の実体験を詠んだ句だと河合さん。
この句で河合さんは特待生４級に昇格しました。
夏井先生の評価は、この句は、大人が見ているとちゃんとわかる、状況も人物も様子もわかる。
「麦茶の香」という下五をもってくることで、自転車練習の相手をして励ましてやっている気持ちが表れてくると、夏井先生は絶賛でした。
渋滞時ぬるいソーダと焼けた腕
お題「お盆のサービスエリア」
渋滞時ぬるいソーダと焼けた腕
じゅうたいじ ぬるいそーだと やけたうで
添削後：
渋滞や ぬるいソーダと 焼ける腕
渋滞中、運転しているとドリンクホルダーのソーダが生ぬるくなり、片方の腕だけがじりじりと日に当たり焼けていく実体験を詠んだという句です。
運転する人にはあるあると共感できると思います。
渋滞時というと説明的になるので「や」と添削され「焼けた」も「焼ける」に直されましたが、特待生として初の挑戦！これからどんどん成長される予感です。
百本ノック蛇口に映る夏の空
お題「学校の蛇口」
百本ノック蛇口に映る夏の空
ひゃっぽんのっく じゃぐちにうつる なつのそら
添削なし
学校の蛇口の写真から、蛇口に映った夏の空。季語は「夏の空」です。
百本ノックを終えて、水道の蛇口に口を近づけて水を飲むとき、蛇口には青い空が映っている。それを見て疲れが取れたという少年野球時代の実体験を詠んでいます。
暑い校庭や蛇口から勢いよく流れる水のしぶきや冷たさ、詠み手にもイメージが伝わってくる句だと感じました。
真っ白な 手縫い雑巾 チューリップ
お題「春のベランダ」
真っ白な 手縫い雑巾 チューリップ
まっしろな てぬいぞうきん ちゅーりっぷ
添削なし
手縫いの真っ白い雑巾とチューリップの色の対比が夏井先生に評価されていました。
新学期になると雑巾をひとり1～2枚持っていくルールだったなぁと懐かしく思い出されます。
新学期のわくわくする気持ちが、新しい雑巾と校庭の花壇のチューリップから伝わってくる句だと感じました。
空っぽの コンビニおでん 冬銀河
お題「コンビニのおでん」
空っぽの コンビニおでん 冬銀河
からっぽの こんびにおでん ふゆぎんが
添削なし
夜遅くにコンビニに立ち寄っておでんを買おうとして、すでにきれいに洗われた売り切れの銀色のおでん入れを見てがっかりしたことがあります。
まさにそんな気持ちを河合さんが詠んでくれました。
特待生、名人にも、夏井先生にも句を褒められ河合さんも大喜びでした。
A.B.C-Z河合郁人さんの俳句のまとめ
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2019年1月からの河合さんの俳句を掲載しました。念願の特待生になった河合さんがこれからますます活躍されるのが楽しみです。
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