本紹介

【読書ノート】「なぜかうまくいく人のすごい無意識」で学んだ「無意識のクセ」を変える方法

四葉のクローバー
「ビジネスがうまくいかない……」
「年収が上がらない……」
「恋愛、結婚生活がうまくいかない……」
「健康に不安がある……」
「お金がない……」
のような、「なんとなくうまくいかない」状態をがらっと変える本「なぜかうまくいく人のすごい無意識」をご紹介します。

私がふだん、通勤や家事をしながら聴いているAmazonオーディブルで出会った本

「なぜかうまくいく人のすごい無意識」

これはぜひ家族や知人に紹介したいと思ったので、あらためて単行本も購入しました。

結論からいうと、この本は、心理技術アドバイザー、メンタルトレーナーである著者によって書かれた

自分の「無意識のクセ」を行動から逆引きして知ることによって、それを正し、人生を根幹から変化させることができる

その方法を知ることができる本です。

Amazonオーディブルなら、30日間無料で聴き放題トライアルができるので、Amazonのアカウントがあれば全部無料で聴くことができます。

「なぜかうまくいく人のすごい無意識」

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著者は、物事がうまくいかない2つの要素を、次のように述べています。

ひとつは「本当の自分で生きていない」、もうひとつは「外部の状況に合わせて柔軟に自分の感情やふるまいを変えることができない」ということ

これらを解決するのが、無意識のクセ「メタ無意識」と著者が名付けているものです。

「メタ無意識」という言葉がピンときにくかったので、私は「無意識のクセ」と読み替えながらじっくりと読み、読書ノートとしてこの記事にまとめました。

この本には、

・うまくいかない原因は「無意識のクセ」
・自分の「無意識のクセ」を14のパターンから知る方法
・「無意識のクセ」を書き換える方法
・潜在意識をコントロールする方法
・「言葉」をつかって自分の人生を変えていく方法

などが書かれているので、こんな方におすすめしたいです。

一生懸命に頑張っているのになぜかうまくいかない方

自分に自信がもてない方

健康やお金に不安感がある方

どうぞ、この本を聴いて・読んで、よりうまくいく人生を歩めますように!

Contents

うまくいかない原因は「無意識のクセ」

無意識のクセとは何か?

自信に必要な2つの要素には「自己有能感」「自己決定感」がある。

「自己有能感」とは、行動を起こし目的を達成し、自分はできると感じる感覚のこと。

もうひとつの自信に必要な要素「自己決定感」は、どのような判断基準をとってきたかにより育まれるかどうかが決まる。

判断基準には、物事を自分の意志優先で決める「内的基準」と、人からの意見や所属する組織のルール優先で判断する「外的基準」の2つがあり、

「自己決定感」を高めるには、無意識に日常の判断を自分の意志優先「内的基準」ですることが重要となる。

無意識の判断基準こそが、「無意識のクセ」=「メタ無意識」と著者が呼ぶものである。

人の意識、信じ込みと現実との関係

人の意識には、「顕在意識」と「潜在意識」とがある。

著者は、さらに人の意識には「無意識」があり、それが潜在意識に影響を与えている、そして潜在意識の器・前提になっているのが「無意識のクセ」=「メタ無意識」で、「無意識のクセ」の形によって物事の見え方が変わってくる、という。

著者の例えでは、青い水があるとき、コップに入れるとコップの形、ミッキーマウスの形の入れ物に入れるとミッキーマウスに見える、という例が挙げられていた。

そして、この「無意識のクセ」、すなわち潜在意識の前提を変えることで現実が変わり始める、という実例をいくつも紹介している。

また、人間にはミラーニューロンによる共感能力があるため、他人の「無意識のクセ」を自然と読み取り相手のセルフイメージが伝わるという。

「無意識のクセ」ができた原因は、すべての判断を遺伝子に書き込んでおくことで脳の消耗を防ぐため。ただし遺伝子には、環境や状況に反応しふるまいを変える遺伝子があり、生き残るために遺伝子は柔軟に変化してきた。そして著者が着目したのは、遺伝子が物理的環境だけでなく「内的環境」にも反応するという点。

人間は脳の消耗を少しでも防ぐために、文化やルールに応じて、自分に合った情報を取捨選択する濾過フィルターの役割をする「メタ無意識」「無意識のクセ」を作っているがそれが信じ込みの元になっている。

著者は、

ビジネス、対人関係、恋愛や結婚、病気など、人生にはさまざまな障害が生まれます。その原因は、人間が意思を持つ前に、情報を取捨選択する濾過フィルターとしてのメタ無意識の形が望む状況に合っていないこと、そして望みに合ったメタ無意識の構成パターンを脳に学習させていないことなのです。

という。

そして、ものごとがうまくいく人の場合は、「あたりまえ」「先入観の罠」にとらわれてなく、

物事がうまくいく人は、「感情も身体も役割すらも私自身ではなく、私が管理し、コントロールするものだ」という前提・感覚

を理解している。

現代は、所得や地位に関係なく、自分のやりたいことをやる「感性主義」の時代。そのため、「無意識のクセ」=「メタ無意識」のパターンを知り、

自分の思考や言動に自覚的になり調整していくこと。この積み重ねによって、自分のやりたいことが明確になり、目的がスムーズに実現されるようにな

るという。

「無意識のクセ」のパターンと事例について、次の章から解説されている。

「無意識のクセ」14のパターンと、うまくいく人の成功脳のパターン

第2章の、無意識のクセの意識パターンと、第3章のうまくいく人の成功脳のパターンについて両方をまとめてみた。

「無意識のクセ」は外の情報をとらえるときのフィルターとなるものであり、現実世界を方向づけるもの。

意識パターンの種類と、自分がそれぞれのパターンでどんな「無意識のクセ」をとっているか、また成功脳の人のパターンを知って、あとはケースバイケースで使い分ければよいとのこと。

「無意識のクセ」パターン1 主体性【主体行動型・反映分析型】

物事を行う時に主体的か
・主体行動型:
 すぐ行動に移すパターン。
・反映分析型:
 結果やうまくいくかを調べてから行動に移すパターン

⇒起業やビジネスで成功したいなら、一般的には「やろうと思ったことは今日着手する」主体行動型が良い。
 「うまくいくだろうか」と不安になってリサーチしはじめると、リサーチが目的になってしまうため。
 ただし仕事によっては反映分析型(管制官や監視員など)が良い。

「無意識のクセ」パターン2 動機づけの方向性【目的志向型・問題回避型】

物事を行う動機は何か
・目的志向型:
「~したい」から行動するパターン
・問題回避型:
「~したくない」から行動するパターン

⇒仕事によって異なるが「何かを避ける」のではなく「何かを得る」目的志向型で動機付けするのが成功しやすい。
 「何かを避ける」ことを意識すると脳が避けたいことを現実化するため。

「無意識のクセ」パターン3 喜びの判断基準【他者基準・自分基準】

喜びの判断基準は何か
・他者基準:
他人からの賞賛や承認を必要とするパターン
・自分基準:
自分の確信やデータで判断するパターン

⇒他者基準にすると本来やりたくないこともすることになるためストレスが生まれ、続かない。
自分基準のほうがスムーズに現実が進み、批判や情報からもダメージをうけない。

「無意識のクセ」パターン4 思考の方向性【過去基準・未来基準】

行動をするときの思考の方向性がどちらか
・過去基準:
「なぜ」なのか原因を考えるパターン
・未来基準:
「何のために」なのか目的を考えるパターン

⇒「なぜ」に焦点を当てると過去基準になる。問題が起こっても「何のために」と未来基準でその意味を考えるとうまくいく。

「無意識のクセ」パターン5 動機づけの選択理由【プロセス型・オプション型】

選択する時
・プロセス型:
うまくいく方法を人から与えられることを望むパターン
・オプション型:
うまくいく方法を自分で考え、選択肢から選ぶことを望むパターン

⇒人からうまくいく方法を与えられるのを待つオプション型では、新しいことを生み出す力が弱い。
うまくいく人は選択肢を自分で考え自分で意志的に選択するオプション型。
ただし扱うビジネスによって変わる。(医者はプロセス型、営業はオプション型など)

「無意識のクセ」パターン6 どちらを重視するか【人間重視型・物質タスク重視型】

行動する時、どこに焦点を当てるか
・人間重視型:
途中の体験、人間的感覚を得ること重視するパターン
・物質タスク重視型:
体験より物質的結果、タスクを重視パターン

⇒「楽しさ」「充実感」などの人間重視型も大切だが、現実的な結果を得るのは物質タスク重視型である。
営業マンなどは物質タスク重視型で結果を出せるようになる。

「無意識のクセ」パターン7 目的の焦点【目的基準・体験基準】

行動する目的の焦点をどこにあてるか
・目的基準:
最終目的を達成することに焦点を当てるパターン
・体験基準:
途中の体験に焦点を当てるパターン

⇒結果を出すには目的基準がうまくいきやすい。ただし長続きのためには体験基準も必要となる。

「無意識のクセ」パターン8 現実の責任者は誰か【他者原因型・自分原因型】

身の回りの現実を起こしているのは
・他者原因型:
自分以外に原因があると考えるパターン
・自分原因型:
自分の意識が投影されて起こっていると考えるパターン

⇒ポジティブなこともネガティブなことも自分が作り出したもの、という自分原因型が成功脳。
他者原因型では状況打破が難しく、自分原因型だと新しい流れが作り出せる。

「無意識のクセ」パターン9 物事のとらえ方【悲観基準・楽観基準】

問題が起きた時
・悲観基準:
嫌なことが起きたと最悪のシナリオを考えるパターン
・楽観基準:
好機が来たと、最良にするためのシナリオを考えるパターン

⇒自分に問題が起きた時「嫌なことが起きた」と捉えるとうまくいかない。
成功脳は、最悪なことが起きても「好機がきた」と楽観基準でとらえる。
それが経済恐慌時にミリオネアが増える理由である。

「無意識のクセ」パターン10 判断するときの心理状態【分離体験型・実体験型】

決断に迫られた時
・分離体験型:
データや事例から客観的に判断するパターン
・実体験型:
自分の生きる目的・価値観から判断するパターン

⇒自分がやろうと決断するとき、前例やエビデンスに頼っていると、脳が本気だとは見なさない。
生きる目的に基づいた自分の価値観から実体験型で判断すると脳が動き出す。
著者へ相談にくるクライアントに、心理学の専門家からの病気の相談が多い理由は分離体験型だから。

「無意識のクセ」パターン11 それは誰が決めたのか【義務型・欲求型】

何かをするときの行動が
・義務型:
「やらなきゃ」「やるべき」だからやるパターン
・欲求型:
「やろう」「やりたい」からやるパターン

⇒「やらなきゃ」と言葉が浮かんで行動する義務型だと脳の苦痛系が働くので苦しくなる。
成功脳は「やりたい」「やろう」という言葉が浮かぶ欲求から行動する。
例)同じアルバイトを時給200円と5000円でやる実験では、時給5000円の人の方が仕事を辛く感じた。
200円では気楽にやろう、5000円ではしっかりやらなくては、と苦痛系が働いた結果。

「無意識のクセ」パターン12 自己認識【限定的自我・絶対的自我】

健康でない時、物事がうまくいかない時、
・限定的自我:
自分は「劣っている」「価値がない」と思い込むパターン
・絶対的自我:
自分は「そのままでも価値がある」「そのままでOKだ」と思えるパターン

⇒問題があっても、本質的な自分とは切り離して考えられる絶対的自我なら揺らがない。
 限定的自我で頑張りすぎると人は壊れてしまう。
 

ヨガ哲学でも、「本質的な自己」アートマーという概念があります。

心や体、感覚や感情は私たちに与えられた道具で、本当の自己とは切り離されたもの、という概念です。

「無意識のクセ」パターン13 本気度合い【結果期待型・結果行動型】

したいことがあるとき、
・結果期待型:
条件が揃ったら行動に移そうというパターン
・結果行動型:
条件を揃えるために動くパターン

⇒条件が揃ったらやろうという結果期待型では、いつまでも条件はそろわない。
結果が出やすいのは必要な条件を揃えるために動く結果行動型。
言葉を変え行動に移すと現実化する。
 例「自分はこの目的のために○○をする。だから○○月までにガンをやめる」と決め行動して退院した社長の事例。

「無意識のクセ」パターン14 根本欲求【生存欲求・目的欲求】

命がかかった状況下で、
・生存欲求:
安全の確保、サバイバルのために行動するパターン
・目的欲求:
生きる目的を実現するために行動するパターン

⇒生き残りや安心安全の確保から行動すると、まずネガティブな状況が現実化される。
成功する人は、本当の自分として生きていくために行動する。
例)アウシュヴィッツの生き残った人の調査結果より、「自分の目的を捨てなかった人たちが生き残った事実」

「無意識のクセ」を書き換える方法

現実の信じ込みの作られ方のプロセスは次のようになっている。

五感を通して得た情報
⇒言葉を付ける
⇒言葉で解釈が決まる
⇒解釈で感情が決まる
⇒信じ込みが生まれる

対比として相対するものがあるから、概念が存在し、体験が可能となる

例)「お金が欲しい」という欲求⇒「お金がない・お金に不安がある」という現実を作り出してしまう
「脳は逆に動く」という事実を知ることが大切。

うまくいく人いわば「ミリオネア脳」とそうでない人は脳の働かせ方が逆になっている。

うまくいく人が使っている「脳は逆に動く」という方法のひとつ「やらないことリスト」
「やらないことリスト」は避けたいものをハッキリさせることで、欲しいものをハッキリさせている。

その時に、「徹底的に自分基準」でやらないと決断することが大切。恐れの感情をもって決めるとそれが現実化するため。

アメリカの政府主導の貧富の差の原因の調査結果では、子供の頃の親の態度の違いが原因だったとのこと。
感情的に叱られると他者基準になり、理性的に理由を聞かれると自分基準になる、という結果。

潜在意識を思い通りにコントロールする方法

脳は自分でコントロールできないものを嫌う。

税金や公共料金をいやいや払っていると、「お金は自分ではコントロールできないもの」と脳は認識する。

そのため、脳の認識を変え、「お金は自分でコントロールできる」という前提を作ることが大切。

例)・自分の目的を達成するためにこのお金を払っていると、支払いのたびに高校時代からつぶやいていた上場企業を起業した友人の話。
・節税対策をやめ、自分が国を支えている、という意識にしたら売上が3倍になった著者の例。

自分の望みを効果的に脳につかませるための6つのステップとは?

なりたい自分に合わせた前提を作ればいいということ。
しかし、多くの人は「なりたい自分がわからない」

自分の望みをみつける6つのステップは次のとおり。

ステップ1:避けたいことを洗い出す

まず問題回避から始める。
例「貧乏になりたくない」「病気になりたくない」

ステップ2:1の正反対の目標を立てる

ひっくり返した目標を立てる
例「お金が欲しい」「健康になりたい」
⇒このままでは両方の状態を想像しているため、脳はどちらを現実化していいかわからない

ステップ3:モデルを見つける

ではどうなりたいかの具体的な目標になるモデルを見つける。
憧れの人がいないのは自分の価値観を放棄している状態なのでそれを取り戻す必要がある。
・好きな同姓の芸能人、有名人は?
・さらにどういうところを尊敬するか?
⇒それが体現されていない本当の自分

ステップ4:モデルを踏まえ、具体的にこうなりたいと自分に置き換える

自分が憧れの人の行動、考え方、表現をするとどんな感じがするかイメージ。
無意識なクセがでてきて、ひっかかったら、「できるかもしれない」「やりたい」に変えていく。
憧れている素質で動き始めた時の10年後、20年後を細かくイメージ。
オフィス、付き合っている友達、家族、環境や行動、能力、信念、価値観などをどんどん妄想していく。
=未来の記憶を思い出す。

ステップ5:「もっと」「さらに」をつかって目標の表現を発展させる

「健康になりたい」では今はそうなっていない、と脳に前提を与えてしまうので、「私はもともと健康で、もっと健康になりたい」と「もっと」「さらに」という表現を使って、前提が「いまは健康」から始めていく。
やりたい状態を引き出し、いい形に置いておく。

ステップ6:望ましい状態を達成しているかのようにふるまう

脳は身体の動きをみて信じ込みを作るため、望ましい自分になってふるまうスケジュールを作る。完全になりきって数分単位でスケジュールをつくり、そのとおりにふるまう。
行動の数が多いほど、信じ込みが書き換えられる。

意識を同一方向に向けるととてつもない馬力が出るとは?

自分の人格を構成している各レベルのセルフイメージを、整え同じ方向を向けて揃えていくことで現実が進みやすくなる。

脳は、すぐに思い出せることを正しいと判断する。そのため、セルフイメージも早く思い出せるようにする必要がある。
例)大学生の実験。自分の素晴らしい点を数分の間に5つ挙げるグループ、30個上げるグループに分けて実験。30個のグループでは挙げ切らなかった。その後自分はどのような人間かを問うと、5個はポジティブ、30個のグループではネガティブなセルフイメージとなった。

よいセルフイメージを作る方法、は適切な「無意識のクセ」で構成したパターンの行動を何度もとる。
行動をたくさんとると、「昨日も一昨日も行動をとった」すぐ思い出せるため、「私は効果的なメタ無意識で動く人だ」と信じ込みが定着する。

著者の具体例)「今日はどういう行動をとったか」「どういう意図でそれを行ったか」の振り返りをする。
だいたいが、問題回避か、自分の正しさを証明するパターンになるので、そのずれを調整する。
「問題回避」⇒「目的志向型」、「プロセス型⇒オプション型」「他者基準⇒自分基準」とパターンを変更し、次の機会にはそのパターンで行動してもらう。

マイナス思考戦略ですべてを「想定内」にしておくとは?

想定外のことが起こるとストレスがある状態になるため、あらかじめ余裕があるうちに、対処方法を想定し、起きてほしくない出来事に対する「メタ無意識」のパターンの組み合わせを学習させてくと良い。

著者はこれを「マイナス思考戦略」と呼んでいる。

潜在意識を使って現実化させる注意点

潜在意識は単純に現実化させるため、「どのように」まで方向性を指し示してイメージすることが大切。
例)お金をイメージして事故の保険金や大怪我の見舞金が入ってきた実話。

また潜在意識をとの約束は守ることが大切。これができたら休む、という約束を守らないと強制的にその状況が作り出される。

記憶を都合よく書き換える脳の特性を利用する

脳には記憶が真実かどうかは関係なく、簡単に書き換えられる。
著者のセッションでは、自分が300メートルくらいの巨人になったイメージをし、自分に虐待した人やいじめていた人を、つまんでよけるイメージをして記憶をやり直すことをする。
自分の足を引っ張っている記憶を洗い出してやり直し、現実との兼ねわいを調整していけばよい。

願望を実現させるためには「頑張る」「努力する」「目指す」は禁句。それは人間重視型で体験基準型のため。
例)
1.目の前にペンを用意し
2.「ペンを取る」
3.「ペンを取るように頑張る」
4.「ペンを取るように努力する」
5.「ペンを取るように目指す」
目の前にあるペンをとってしまうと、3~5はできない。
そのため、目標を立てるときには、3から5の言い方はNGで1の言い方で物質タスク重視型、目的基準型にすればよい。

例)試験に受かるで、置きかえてみる。3~5では望みが達成できない。

精神科医のフロイトの研究「魔法使いとは何か
フロイトの見解は「言葉と魔法は全く同一のものである」というものだった。魔法使いとは言葉の使い方を知っている人たちだったということ。

著者は、人は言葉で直接指示されてもその通りには動きたくないが、メタファー(隠喩)や暗示によって自己決定感が生まれると、いい信じ込みが定着して行動に移せるのだという。

同様に、相手の脳内ストラテジー(情報処理の順序)を引き出す方法も、ビジネスやスタッフ育成に使用できるという。

話法によって、相手のメタ無意識「意識のクセ」を変える方法も紹介されている。

第5章 あなたの人生をあやつる「言語」と「脳のパターン」の新常識

5章からは、言語は脳を変え、人生を変える、ということが述べられている。

ここからは、実際に本を読んで、聴いて確認してみてください。

【読書ノート】「なぜかうまくいく人のすごい無意識」のまとめ

だれでも人生がうまくいくように、と願っていると思います。私もそうですし、家族にもそのようにあってほしいと思います。

この本を読んで思ったのは、「無意識のクセ」のいくつかのパターンを私は15年ほど前に変えていたんだなぁということ。それからずいぶん生きやすくなりました。

あといくつかの「無意識のクセ」をこの本を参考にこれから変えてみます。

無意識の、ちょっとしたとらえ方、考え方のクセ、言葉の使い方のクセを方向付けるだけで人生がうまくいくのなら、やってみない手はありません。

やってみてダメならそれはそれ、試してみないでスルーするのはもったいないと思います。

どうぞあなたの「無意識のクセ」が、うまくいく方向に変わっていき、さらに良い自分らしい人生を歩めますように。

もっと健康に、さらに素敵な人生でありますように。
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