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人生は楽しいかい?ロシアの人間能力開放メソッド「システマ」とは?

ヘッドフォンをしてジョギングする女性
管理人
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聴く読書ができるAmazonオーディブルで、ちょっと変わった自己啓発本に出会いましたのでシェアします。

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「人生は楽しいかい?」

この本は、ロシア特殊部隊で生まれた「システマ」が学べる本でした。

「人生は楽しいかい?」で取り上げられているシステマとは、

ソビエト連邦時代の「ロシアの武術、軍隊格闘術」

冷戦後は「人間能力開放メソッド」として世界各国のさまざまな分野で使われているメソッドです。

この本で「人間能力開放メソッド」としてのシステマを学ぶと

「お客様からのクレームで叱責されても落ち着いて話をきけました」

「呼吸の力で、面接を突破しました! 」

「根拠のない自信みたいなものがついた気がします」

といった、人生がちょっといい方に変わる体験ができます。

これからあとは若干ネタバレがあります。

さきに聴いてみる、または読んでみる方はこちらからどうぞ。

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「人生は楽しいかい?」とはどんな本?

小説形式で「システマ」が学べる本、「人生は楽しいかい?」

この本の主な登場人物は2人。

関西弁を喋る得体のしれないロシア人中年おやじ「ゲオ」

若いけれど悲観的で心身ともによれよれの営業マンの「僕」

ストーリーは、

ひょんなことからゲオに出会った僕が、ゲオから出される17の指令を通じて、本当の自分、人間の秘められた力に目覚めていくというもの。

読者は「僕」と一緒に、段階をおって人間開放メソッド「システマ」を学び、楽しく人生を生きるためのちょっとしたコツを会得していくことができます。

「システマ」の指令とはどのようなもの?

この本で教えてくれる人間開放メソッドとしての「システマ」は、ロシア特殊部隊の教えとはいっても武術の部分ではなく、普段の生活の中の身体の使い方や意識の向け方をほんのちょっと変える方法

だから誰にでもやってみることができる、目から鱗の方法です。

最初は少しだけ「今ここ」に意識を向けるマインドフルネスに似ているのかなと思いましたが、マインドフルネスと違って、システマのノウハウは「平常心を保つ」ためのノウハウであり、対人関係に活かせる点が多いのが特徴だと感じました。

管理人
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ロシア人の「ゲオ」さんが「僕」に与えた具体的な指令の一部を紹介します。

【指令1】「よかったこと」に目を向ける

本当の自分を取り戻して、秘められた自分の力に気づいていくことが大切。

99%の人は自分に秘められた力に気づいていない。本当の力に目覚めると、毎日が楽しくて仕方がなくなる。

「人生は楽しいかい?人生を楽しんでいる?」というゲオの言葉。

最初の人生を楽しむための指令は、「良かったことを書き出す」ということです。

昨日1日の出来事の中で、良かったことをみつけて書き出す。

最悪の出来事のように見えることでも、見方を変えると良い面が見つかる、人生のどんなに最悪に見える日でも、必ず良いことはある、のだそうです。

良かったことを書き出したリストが増え、文字にすると、少し気分が良くなってきます。

ゲオの言葉によれば、「平常心を保っているときは物事の両面が見えている。が、パニックに陥ると、あっという間に一面しか見えなくなる」のだそうです。

物事の良い面と悪い面の両面を見られるように、平常心でいることが大切、なんですね。

ロシア特殊部隊の教え:
人は致命的でない傷で死ぬこともあれば、致命傷を受けても死なないこともある。

すべてはあなたの心がギブアップするかどうかにかかっているのだ。

【指令2】ゆっくりやる

ゲオの言葉によれば、

「体が硬い=視野が狭い=平常心を失いやすい=ネガティブモードに陥りやすい」

という公式があるのだそうです。

次の指令は、心と身体のコリをほぐす方法で、「ゆっくりやる」です。

意味なく急いでいることをやめて、一つ一つの行動、作業をいつもより丁寧に「ゆっくりやる」

ゆっくり丁寧にやるだけで多くの気付きを得られますが、急いでいると、見落としてはいけない大切なことを見落としてしまうのだそうです。

そして、日頃無意識にやっていることをゆっくりやると、同じものの別の側面に気づくことができるのだそうです。

ロシア特殊部隊の教え:
今の世の中では物事をゆっくりやり冷静に分析するということが足りていません。

【指令3】知る

システマは、ロシア特殊部隊の教えですが、現在では、教育や医療をはじめ様々な分野で活用されている、人間が本来備えている力を引き出す方法です。

ほとんどの人間は、日常生活でパニック寸前の状態でいることが多く、恐怖心は視野狭窄=人間の視野を狭めてしまうことになります。

そうすると情報量が少なくなって無知になり、それによってさらに恐怖心が増す、という悪循環。

落ち着いて周囲の状況を知ることを怠ってはいけないのです。

そこで、第3の指令は「知る」ということでした。

良いところも悪いところも現実を受け入れる=知る、ということが大切。

自信をつける第一歩は物事をよく知ること、しかも一番大事なのは「自分を知ること」なのです。

ロシア特殊部隊の教え:
肝心なのは観察です。力が強いか、いかに速く動けるか、そして体が大きいかどうかが何の助けにもなりません。

洞察力のある人、注意深い人、そして頭のいい人が身の安全を確保できるのです。

【指令4】距離を測る

ありのままの自分は、自分が思っているのの何百倍もすごいものですが、誰でもプレッシャーがかかるとパニック状態になります。

そのため、常にパニックに陥る前に自分の状態を察することが大事です。

恐怖心やストレスで、どういうときに自分がパニックに陥るのかを知ること。

特に大事なのは、自分がどれくらい緊張したらパニックになるかを知っておき、自分の状態を観察し、パニックに陥る前に対処することなのだそう。

それには、いつも自分のカラダを観察し、筋肉のこわばりや心臓のドキドキを観察して自分のココロを知るのが大切です。

そこで、指令4は「距離を測る」

対人関係の中で人が受けるストレスは相手との距離によって変わります。

苦手の相手と話すときは、自分が緊張しすぎないちょうどいい距離を見つけると対等になるのだそうです。

恐怖心や緊張感は生き延びるためのセンサー。

そこで、いつでもこの場から逃げられるという余裕をもって距離をとること、緊張したら1cmでも距離を変えることが大切なのだそう。

ロシア特殊部隊の教え:
観察力を上げるために最優先にすべきことは、自分を観察することです。自分のことを知らない人に他人のことを知ることなどできるはずがありません。

【指令5】呼吸する

ゲオの言葉によると、「なんとなく大丈夫という感覚が大事!」

それには、体や心ががちがちに緊張していない状態「平常心」でいることが大事です。

なんとなく危険、なんとなく安全という感覚がわかり、体の感覚を信じることが自分で自分を守ることの第一歩になるのだそう。

どうしても距離を測れない時は、パニック寸前の状態から平常心への「回復」が必要。

「回復」するための究極奥義は指令5「呼吸する」ということ

緊張したり不安な心がよぎってきたら鼻から吸って口からふーっと吐く呼吸をして平常心を取り戻す。

どんな時にあっても普通の呼吸をしていると、緊張がほぐれ痛みが和らぎ平常心に戻ってくる。

呼吸によって回復する、恐怖心によって乱れた呼吸を普通に戻すことが大事。

お産の時のラマーズ法も同じ方法ですが、呼吸によって痛みがやわらぐのだそうです。

呼吸は、緊張で倍増した痛みを平常心に近づけて取り除くことができます。

恐怖心をコントロールするのは難しいですが、呼吸は意識と無意識の架け橋にあり、意識的な呼吸で無意識をコントロールできるのだそうです。

ロシア特殊部隊の教え:
自分のことを知れば知るほどそこにより多くの緊張、焦りがみつかるでしょう。

【指令6】姿勢を整える

呼吸はちょっとしたことで浅くなったり止まったりするものだと気づきましょう。

姿勢をまっすぐにしてリラックスして立つと、呼吸も楽になるし今よりもっと平常心を保ちやすくなります。

指令6は「姿勢を整える」

システマでいう良い姿勢というのは、呼吸が乱れにくい姿勢のことです。

ロシア特殊部隊の教え:優秀な戦士とは健康な戦士である。

【指令7】視点を動かす

姿勢を意識し、まっすぐ姿勢を保つだけで気分が明るくなるし視野も広がる感覚があります。

自然体で立って体を前後左右に揺らす。呼吸が楽になる姿勢を探す。

次の指令7は「視点を動かす」です。

姿勢を整える指令の発展バージョン。

視点を動かすと姿勢が変わるので、対人関係で緊張したときなどは、ばれない程度に少し視線をずらす。

そうすると緊張する場面でもリラックスして話せるのだそう。

ロシア特殊部隊の教え:何かをやろうとしてできないのは、あなたがやり方を知らないだけなのだ。

まだまだ続く、元ロシア人特殊部隊「ゲオ」の指令

「人生は楽しいかい?」の「システマ」、興味深いですよね。

この調子で指令は17まで続きます。

日頃の生活の上で、忙しかったり落ち込んだりしていると心はいつもパニックぎりぎりのところにいる状態だとのこと。

それをいかに平常心に戻しておくか、「ゲオ」の指令で「僕」はどんどん成長します。

システマでの体の使い方の基本原則は以下の4つだということです。

システマ的な身体の使い方の基本原則

Keep breathing (呼吸し続ける)
Stay relaxed (リラックスを保つ)
Keep straight posture (姿勢を真っ直ぐ保つ)
Keep moving (移動し続ける)

 引用:Wikipedia 「システマ(格闘技)」より 抜粋

管理人
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ヨガや瞑想で呼吸を意識するようになった1年間だったので、「システマ」の指令がひとつひとつ納得できました。

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管理人
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