プレバト12月17日は東国原さん登場！永世名人にリーチ！

12月17日のプレバト俳句は、ひさびさに東国原英夫さんが査定に登場。

現在、名人10段☆３つの東国原さんは、一歩前進になれば永世名人にリーチとなります。どんな句が生まれたのでしょうか。

ではでは、芸能人の皆さんの俳句を鑑賞していきましょう。

今週のゲスト

まずは今週のゲストのご紹介です。

肩書き　お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。

今週の名人・特待生

段・級　お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。

今週のお題

今週の夏井先生からのお題は「プレゼント」

誰もが実感を込められるお題だけに、オリジナリティーを入れられるかがポイント。

今回はどのような俳句が生まれるでしょうか。

今週のゲストさんたちの俳句を鑑賞

MCの浜田さんが、放送で発表した順番にご紹介します！

天心へ　未完の脚本よ　冬オリオン

天心は天の真ん中という意味。映画監督の佐々部清さんが次回作の準備中に急逝され、なんとか形にしますという思いを詠んだ句。

惜しいのは、天心と寒オリオンとも空を表す、その間に中七が入ってしまっているというところ。

高しとすると、視点が天に向くという句に添削されました。

今回も惜しくも67点で凡人！

皸割れる　強情我慢の父譲り

我慢強い性格が父からのプレゼントという発想で詠んだ一句。

父とあかぎれを結び付けて、親からもらったプレゼントは必ずしもいいものばかりではないけれど、歳をとったらしみじみとよくも悪くも贈り物だったんだなと思ったという句。

兼題写真からなぜこの発想に？と思ったという夏井先生。
音数が上五であふれるのがもったいない。

夏井先生からは、初めてでここまでやれればすぐコツを飲み込むのではないかと思ったというお褒めの言葉がありました。

冬銀河　届きし箱に夢を見る

子どもが2歳半になって、届いた箱に子どもも夢を見て欲しいし、送っている親もどんなリアクションをとってくれるかなと夢を見るという句。

完璧だと思ったという山内さん。漫才のネタは100回くらい添削するという山内さんに東国原さんからのつっこみ。

夢は見るものなので「を見る」はいらないのだそうです。

句またがりに直されて、五七五でないという山内さんに、「句またがりという技なの！プレバト観てないでしょ！」というつっこみがありました。

セロファンのかりかりと鳴る　冬の朝

７０点才能アリ。
プレゼントが届いていた朝。丁寧にはがしたいのでセロハンテープの端を丁寧にはがすという句。
花束を包んだセロファンが冬の朝になっている音かと思ったという夏井先生。

実際的なカリカリだったのですね、短い時間をすっと掬い取る、俳句はそれで充分だという夏井先生でした。

クリスマス　鬼滅の柄のプレゼント

50点凡人。
鬼滅の刃がすごく流行っているので、鬼滅柄の包装紙で開ける前からテンションが上がって喜んでいるという句。

風の子を見守る我ら　着膨れ隊

初登場で７１点才能アリ。
毎晩3歳と1歳の息子に「かみさまからのおくりもの」という絵本を読み聞かせていて、「元気こそが神様の贈り物」だという文章があってそれを詠んだという句。

前半はありがちだが、後半の「着膨れ隊「というフレーズが面白かった。

さらに「我ら」の位置によって作者が着膨れ隊としてそこにいる一人だということがわかる。

地域の見守り隊の「隊」の連想を結ぶ。「着膨れ」の句としてイキイキとした臨場感、現場証明の有る句だったと思う、直しなし！という夏井先生の大絶賛の句となりました。

今週の名人・特待生さんの俳句に「いいね！」

次は、今週の名人・特待生の俳句を鑑賞しましょう。

ほしかもんはなか　ジャングルジム冷たし

「プレゼントは何が欲しい？」と親にいわれ、親が裕福ではなかったので強がってやせがまん、ジャングルジムに上った時に鉄の冷たさが心に染みたという句。

ジャングルジムを選んだ是非が評価のポイントだという夏井先生。

査定の結果は「１つ前進！」
寂しさと相性がいいという評価。

兼題写真から、「ほしいものがない」という方向に発想に持ってくることができるというところが、この作家の力だと改めて思ったという夏井先生。

遊具はたくさんあるが、ジャングルジムは高いところにじっとしていられるということ。寂しさ孤独と相性がいい。

「冷たし」の季語は、冬の風の冷たさ、金属の冷たさが皮膚で生々しく伝える、なおしなしで見事１つ前進。

最近の東国原英夫さんの俳句一覧

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梅沢永世名人の「富美男のお手本披露」

永世名人50句の傑作を詠んで句集完成を目指している梅沢さん。

句集完成まであと26句です。

妻よりと　楽屋見舞いの加湿器来

御園座で公演をするとき、コロナの関係で誰も楽屋見舞いに来れない。そこに奥様からの加湿器が届いたという句。

査定の結果は、掲載決定！

「と」と「来」はうまい！今の時代を役者の立場から切り取ったという句だった。

「来」でとめたという決心がいいたのでは、加湿器を擬人化したところは永世名人だと大絶賛でした。

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今週のまとめ

今週は、東国原さんの句も、梅沢永世名人の句も、記憶に残る句が生まれましたね。

東国原さんのジャングルジムの句は、共感して心に染みました。

梅沢さんの句は、楽屋見舞いに誰も来れないというコロナ禍の中の公演。これから先は楽屋見舞いに行くたびにこの句を思い出し、人と会えること喜びを分かち合えることに感謝できると思います。

どうもありがとうございました。

応援に参加してくださったみなさん、最後まで読んでいただいた皆さんも

ありがとうございました。

どうぞまた、一緒に鑑賞しましょう。

ではでは。また。

最新の段位表はこちらの記事に掲載しています。
【プレバト俳句の段位表】名人・特待生の最新段位の情報はこちら！