プレバト俳句

【プレバト俳句一覧】梅沢富美男さんの好きな俳句に「いいね!」しよう

池の錦鯉

プレバト!!の『俳句才能査定ランキング』で、Mr.プレバト、御大(おんたい)とも呼ばれる梅沢富美男さん。

梅沢さんの俳句は格調高い、正道の俳句が多い印象です。

その梅沢さんらしさを出した俳句で、ついに永世名人の称号を手に入れました。

梅沢さんの2019年4月からのプレバト俳句を、鑑賞して応援しましょう!

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誰でもお気に入りの俳句に「いいね!」をできるようにしました。各句にこのようないいね!ボタンがついています。

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梅沢富美男さんの最近の俳句一覧

やわやわと陽のあくび巻く 春キャベツ

20210408
お題「あくび」

やわやわと陽のあくび巻く 春キャベツ
やわやわと ひのあくびまく はるきゃべつ

添削後:
おひさまのあくびを巻いて春キャベツ

いいね!(1)

三浦半島に行ったときに、ふんわりふんわり巻いているキャベツを見て、これが春キャベツだなと思ったという句。

そろそろ季語を信じるということをしないのか、と夏井先生。

「やわやわと」とオノマトペを使うことで句が窮屈になっていまっていると、説明。

春キャベツにはやわやわとという感触が入っているので、ゆったりとした調べをつくるだけ、という夏井先生の添削でした。

「最初はグー」聞こゆ志村忌 春の星

20210325
春光戦決勝 第3位
お題「じゃんけん」

「最初はグー」聞こゆ志村忌 春の星
さいしょはぐー きこゆしむらき はるのほし

添削なし

いいね!(13)

梅沢さんは、「最初はグー」は志村けんさんが流行らせた。志村けんさんは生まれも亡くなったのも春なのだと説明されました。

夏井先生は、穏やかに自分の思いが伝わっていると解説。

「聞こゆ」が必要かが一番の問題だが、追悼の句だからあえて聞こえてきたと言いたいのだと理解するとのことです。

この句は明るい軽やかなリズムができていている。

忌日の季語だと「志村忌」は春だねという時がきっとくると夏井先生。

留守の間をルンバ操る仔猫かな

20210318
お題「家電量販店」

留守の間をルンバ操る仔猫かな
るすのまを るんばあやつるこねこかな

添削語:留守番の仔猫 ルンバに乗りたがる

いいね!(3)

ファンのお子さん達に喜んでもらえるように、ユーチューブなどに子猫がルンバに乗っている映像がよくあるのを詠んだという梅沢さん。

査定の結果は
なんと可愛い場面を描こうとしているのだろうと思うが、
「かな」がいいのか、操るという擬人化が問題と夏井先生。

子猫の様子を描写するだけで良い、と添削されました。

トリミング終えて 仔犬の腹や 春

20210304
お題「ドライヤー」

トリミング終えて 仔犬の腹や 春
とりみんぐおえて こいぬのはらや はる

添削なし

いいね!(6)

仔犬の夢子ちゃんがトリミングを終えて、パパだっこだっことお腹を見せて来る。いい匂いもして春だなあという句。

この句の査定の結果は「掲載決定!」

「や」の使い方が巧い!と夏井先生のコメント。

ドライヤーから仔犬のトリミングに発想がくるところを褒めないといけない。

「腹や」がうまい。清潔そうないい匂いがするに違いない。「腹や」と詠嘆しているが、結果、春という大きな季語も詠嘆するつくりになっている。

「いい句でございました」と夏井先生の大絶賛でした。

〆に出る オモニ自慢の干鱈汁

20210211
お題「焼き肉」

〆に出る オモニ自慢の干鱈汁
しめにでる おもにじまんの ひだらじる

添削後:
酒足りて あとはオモニの干鱈汁

いいね!(5)

いつも行く韓国料理のお店では、オモニ(韓国語のお母さん)が〆に干鱈汁をもってきてくれる、という句。

句材はいいが、上五が説明になっている、という夏井先生の評価でした。

春の雪 まだ現役の鯨尺

20210204
お題「加湿器」

春の雪 まだ現役の鯨尺
はるのゆき まだげんえきのくじらじゃく

添削例:春の雪 なお現役の鯨尺

いいね!(7)

加湿器の湯気から発想を飛ばした一句。

ストーブの上のヤカンから湯気が出ている。着物を縫うときにつかう一尺二尺が測れる鯨尺という物差しがある。それを使ってお母さまがご存命の時は、衣装をみな縫ってくれたのだそうです。

この句の査定の結果は、「掲載決定!」

少ない言葉でドラマが描けているという評価でした。

「春の雪」と「鯨尺」という言葉の出会いがドラマを見せてもらっているようだ、と夏井先生。

春の雪が降る中、暖かいお部屋で着物を縫っているのではないか、とわかる。

現役という言葉をうまく使った。お母さんがつかっていたのを今自分が使っているのかもしれない、と思える。

さすがだなと思いました、と夏井先生。

あえてもし夏井先生の句だったら「まだ」だと足りないという意味が入るので「なお」を使うと添削例を提示しました。

あえかなる 鏡の色をして冬日

20210128
お題「鏡」

あえかなる 鏡の色をして冬日
あえかなる かがみのいろをして ふゆび

添削なし 

いいね!(10)

「あえかなる」とは触れれば落ちるような弱弱しい様を表現する言葉。

査定の結果は「掲載決定!」

夏井先生は「上手なフリをしていない」ところを評価。

今までのおっちゃんだったら、「あえかなる鏡の色の冬日かな」としたと思うが、「をして」を選んだところに成長の跡がみえると評価。

「鏡」で映像がひとつ手に入るが、読んでいくと「鏡の色をして」と冬日の比喩になるところがひとつ。

「かな」そするとただの詠嘆。「をして」とすると目に映ったものを淡々と描写していることになる。

これはもう「褒めましょう!」と大絶賛で、直しなしで掲載決定となりました。27句目でした。

風花や 改札口に 眼鏡拭く

20210121
お題「雪の東京駅」

風花や 改札口に 眼鏡拭く
かざはなや かいさつぐちに めがねふく

添削後:
改札を出て 風花に 拭く眼鏡

いいね!(6)

東京駅を出ると風花が眼鏡につき、それを拭くという梅沢さんの句。

ご自分も村上さんのように30㎝の写真が詠めるという梅沢さんは、「拭く眼鏡」の語順が良いといわれそうだが、自分としては「眼鏡拭く」なのだ、といいます。

夏井先生は、定石どおりに肩に入れてきたタイプの句。

この内容だったら、あなたが行動で見せて下さった語順で書いた方が、季語が活きる、と添削されました。

鏡越し ロット巻く手や 春隣

20210114
お題「輪ゴム」

鏡越し ロット巻く手や 春隣
かがみごし ろっとまくてや はるどなり

添削後:
ロット巻く手や 春近き日の鏡

いいね!(5)

いつも行く床屋さんには女性の客も来る。隣の席で女性がパーマをかけるのに、美容師さんがロットを巻く手が見える。それを見て「ああ、春が来るんだな」という句だと梅沢さん。

夏井先生は「鏡」、「ロット」、「春隣」という3つを取り合わせてきた判断はとても良いと高評価。

「や」で手を強調することで、手の動き、何をやっているかが具体的に見えてくる。ただし、鏡越しの「越し」がかすかに説明くさくなっていると添削されました。

「春隣」ではなく近い季語で「春近し」とし、ロット巻く手から始め、最後を鏡にすることで、鏡に春の近い光が集まってくる。 

春近しという映像がない季語が力をもってくる。「おっちゃんならこれはやれる!」と夏井先生。

梅沢さん、「なんでこんなに直すの?」とちょっと納得いかなそうでした。

四日はや 雪駄でたぐる駅の蕎麦

20210107
お題「食券機」

四日はや 雪駄でたぐる駅の蕎麦
しがつはや せったでたぐる えきのそば

添削なし

いいね!(10)

季語は「四日」。お正月でお節に飽きてきたので雪駄を吐いて普段着のまま駅の蕎麦をたぐりに行ったという光景を詠んだ句。

査定の結果は、掲載決定!

夏井先生は「やっと語順がわかったな」と評価。

下五を「駅の蕎麦」としたことで最後の映像が蕎麦で終わり、美味しそうな蕎麦で香りや温かさやいろいろな余韻が残るのだそうです。

妻よりと 楽屋見舞いの加湿器来

20201217
お題「プレゼント」

プレゼント

妻よりと 楽屋見舞いの加湿器来
つまよりと がくやみまいの かしつき く

添削なし

いいね!(7)

御園座で公演をするとき、コロナの関係で誰も楽屋見舞いに来れない。そこに奥様からの加湿器が届いたという句。

査定の結果は、掲載決定!

「と」と「来」はうまい!今の時代を役者の立場から切り取ったという句だった。

「来」でとめたという決心がいいたのでは、加湿器を擬人化したところは永世名人だと大絶賛でした。

管理人
管理人
梅沢さん、おめでとうございます。あと半分25句!

馬の鼻 やわらかきもの 雪催い

20201203
お題「ジーンズ」

馬の鼻 やわらかきもの 雪催い
うまのはな やわらかきもの ゆきもよい

添削後:
雪催い 馬の鼻とはやわらかき

いいね!(6)

かつて「アイルビーバック」という馬を持っていた梅沢さん。

預けていた北海道の牧場で馬の世話をしてくださっていた方たちはみなジーンズをはいているのだそう。

牧場で馬の鼻を触ってみるととても柔らかく、それを詠んだ句だそうです。

「雪催い」とは雪が降りそうだという季語。「雪催い」というと読者は空を見上げる視点を持ち、馬の鼻がとても近くにある遠近法になる。

暗い空、冷たい空気、そこに馬の鼻がでてきて、温かい息が出てくる。

「やわらかき」と連体形で止めると余韻が膨らみ、読者はもう一度空をみるのだそうです。

真珠婚 妻の手の染み 冬紅葉

20201126
お題「箱根の紅葉」

真珠婚 妻の手の染み 冬紅葉
しんじゅこん つまのてのしみ ふゆもみじ

添削後:
手の染みも愛し 紅葉の真珠婚

いいね!(4)

結婚して30年。はじめて二人で旅行に出かけたという梅沢さん。

真っ赤な紅葉をあれば色のくすんだ紅葉もあり。可愛かった母ちゃんの手に染みがある。俺が苦労させたからだな、と思って詠んだ句。

夏井先生は、「真珠婚の句を作ろうという殊勝な夫の気持ちは褒めておく。」と渋めの批評。

本当に妻のことを愛しているなら小さなところに配慮すると思う。この句では手の染みが割る目立ちする。と解説します。

また、冬紅葉はこのあと枯れるだけという印象を呼ぶそう。

「妻の」と、書くところにあざとい感じがする。妻と書いていい顔しようとしていると大変辛口な夏井先生。

添削のようにすると、紅葉の赤と真珠の白が紅白で印象に残るのだそうです。

何度目のオセロ 薄目のこたつ猫

20201119
お題「オセロ」

何度目のオセロ 薄目のこたつ猫
なんどめのおせろ うすめのこたつねこ

添削なし

いいね!(22)

子どもって勝つまで止めない。甥っ子、姪っ子とオセロで遊んだとき「とんこ爺 もう一回、もう一回」と何度もオセロをせがまれて、やっていた時に、猫が「まだやるの?」とみていたのを思い出して詠んだという一句。

この句は句集に「掲載決定!」

言葉以上の光景が見える!「これは良かった 本当に!と夏井先生、大絶賛です。

句の前半で、やれやれと思いながら相手をしている大人の表情が見える。

また、「こたつ猫」が冬の季語で、「薄目の」で、うっすらと目を開けてまだやってるのか、という猫の表情も見える。

梅沢さんの名句がまた1句生まれました。

火恋し 形見の竜頭 巻く深夜

20201112 金秋戦決勝 第3位
お題「7時過ぎの時計」

腕時計

火恋し 形見の竜頭 巻く深夜
ひこいし かたみのりゅうず まくしんや

添削なし

いいね!(12)

昨年、母親も叔母も、兄貴も亡くしたという梅沢さん。兄に生前ROLEXを贈っていたのが形見として帰ってきた。それをお兄さんの時間が止まらないように深夜に巻いたという句。

「これは良い句です!」と夏井先生。

「火恋し」が季語。竜頭で時計と言わずに時計とわかる。深夜に一人で偲びながら巻いているのがわかる。亡くなった方の時間を動かし続けたいという思いがわかる。と夏井先生大絶賛。

50句に入れてあげたいという評価でした。

芒散る雀色時 つく列車

20201022
お題「秋の電車」

芒散る 雀色時 つく列車
すすきちる すずめいろどき つくれっしゃ

添削後:
雀色時を 列車や 芒散る

いいね!(2)

ススキの穂がだんだん真っ白になっていく。さらっとした風でもぱぁっと散っていく。

雀色時は芝居のセリフ、空が雀色に染まる夕暮れのころのこと。と梅沢さん。

素材が良いと夏井先生。素晴らしい「雀色時」。ただし語順がもったいなく、ススキのアップで終わるように、「雀色時」が活きるように添削されました。

暮れてゆく 秋の飴色 セロテープ

20200924 他流試合VS東大王
お題「文房具」

暮れてゆく 秋の飴色 セロテープ
くれてゆく あきのあめいろ せろてーぷ

いいね!(10)

事務所ビルが来年新しくなるので、要る物、要らない物を掃除していたら、私がデビューしたころのきれいな女方の写真が出てきた。

ずっと貼ってあったのでテープが飴色になっている。

30年以上たってもまだ第一線でやっている、素晴らしいなと詠んだ句だそうです。

夏井先生は、暮れてゆくで秋の夕暮れの光景が出てくる。「秋の飴色」の響きあいが良い。

たかがセロテープだとわかる。チープなもので秋という大きな季語を描く。

梅沢さんの句は句集に載せてあげたいくらいいい句!と大絶賛でした。

2020年10月22日追記:
この句は、掲載されることになったそうです。

秋の灯に 透かす卵に 命あり

20200917
お題「たまご」

秋の灯に 透かす卵に 命あり
あきのひに すかすたまごに いのちあり

添削後:
電球に かざせる 秋の有精卵

いいね!(3)

この句には自分にしか詠めない、と豪語する梅沢さん。

昔は、卵は電球の近くに売っていた。有精卵なので、買うときに電球に透かすと血管が見えるときがある、そこで命を感じたという句。

添削のようにすると、秋という季語が有精卵の命をクローズアップしてくれるでしょう、と夏井先生。

野分の夜 ほぐす卵の のの形

20200903
お題「お箸」

野分の夜 ほぐす卵の のの形
のわきのよ ほぐすたまごの ののかたち

添削後:
朝寝して ほぐす卵ののの形
桜さく ほぐす卵ののの形
野分の夜 ほぐす卵に小さき渦

いいね!(2)

野分は台風のこと。 お子さんのお手紙がたくさんくる、子どもの気持ちで詠んでみようと思って詠んだ句。

のの形の台風の形になっている。

良い発想の部分もある。ほぐす卵がのの形は可愛くて良い。

野分の夜 に気づいたところも素晴らしい

発想と季語を活かす、一石二鳥を狙って損している。
季語を変えたパターンで添削されました。

レジ横の 「本日台風コロッケの日」

20200827
お題「コンビニのホットスナック」

レジ横の 「本日台風コロッケの日」
れじよこの ほんじつたいふう ころっけのひ

添削後:
「本日台風コロッケの日」の暴風雨

いいね!(2)

コンビニに行ったら、ホットスナックに「本日台風コロッケの日」と貼り紙があった。
ネットで調べると台風の日にコロッケを食べる「台風コロッケ」がブームになっていた、というのを詠んだという句。

台風が来るときにはまず飯を炊けと昔から言われていた。食べるための準備をしておくという句なのかと思ったと夏井先生。

「レジ横の」が芸がなく、季語を立てるために補強する言葉「暴風雨」を入れて添削されました。

ライスカレー 匙のすっくと氷水

20200820
お題「カレーライス」

ライスカレー 匙のすっくと氷水
らいすかれー さじのすっくと こおりみず

添削後:
氷水に匙直立す ライスカレー

いいね!(3)

50年60年前はカレーを食べるときには、お水のコップにスプーンがすっくと立っていた。ああいうことだったんだなぁと思いだして書いたと梅沢さん。

ライスカレーである時代の手触りが出てくる。

語順が問題と夏井先生。ライスカレーに匙をいれてすっくと掬っていると思ってしまう。

時代を知らない人たちにはわからない。と語順を変えて添削されました。

読み終へて 痣の醒めゆくごと朝焼

20200813
お題「本棚」

読み終へて 痣の醒めゆくごと朝焼
よみおえて あざのさめゆくごと あさやけ

添削なし

いいね!(29)

本を読み終えてふとみると夜が明けている。痣のように(空の色が)赤、紫、黄色へと変わっていく朝焼けだという句。

この句は「掲載決定!」21句目です

やっと新境地を切り開いたと思うと夏井先生にきっぱり。

「読み終へて」で時間経過がわかる。なんで痣?と思い朝焼けの比喩だとわかった瞬間のはっとする驚き!

読み終わった後の心情の痣とが響くようでもある。

夏井先生に「初めて純粋に梅沢さんに期待を抱いた」といわしめる今日の名句でした。

「これがタイトル戦だったら?」

と聞く梅沢さんに

「ダントツ優勝でした!」と夏井先生。

梅沢さん、おめでとうございました。

行合の空の御朱印めぐりかな

20200806 炎帝戦決勝第4位
お題「ポイントカード」

行合の空の御朱印めぐりかな
ゆきあいのそらの ごしゅいんめぐりかな

添削なし

いいね!(8)

季語がない句。御朱印ってポイントカードのようなものだなと。「行合の空」は夏の空と秋の空が交わっているのだと梅沢さん。

夏井先生は「行合の空」をどう評価するかがポイントとなると解説。

歳時記には季語としては載っていないが、そのチャレンジ精神には敬意を表したい、と夏井先生。

2020年7月の俳句

20200709
お題「サンダル」

水玉の模様 クロックスの日焼け
みずたまのもよう くろっくすのひやけ

添削なし

いいね!(10)

クロックスは履いたことがないが、娘さんが水玉模様に足が日焼けしたと話していたのを聞いて詠んだ句、だそうです。

俳句集への20句めの「掲載決定!」となる夏井先生が認める傑作が誕生しました。

「水玉の模様」という言葉からは生地を思い浮かべる人がほとんど。

そのあとでクロックスの穴の日焼けだわかり、涼やかな色の水玉から、日焼けした肌の水玉に色が変わるというところが語順の勝利だ!と夏井先生、大絶賛でした。

20200702
お題「ペットボトルのお茶」

藻の花や ペットボトルにさやさやと
ものはなや ぺっとぼとるにさやさやと

添削後:
ペットボトル冷えて藻の花 さやさやと

いいね!(2)

米原の街道筋に綺麗な水が流れている。藻の花がきれいで、スイカやペットボトルが水の中に冷やされているという句。

「藻の花」が季語。川や泉を思い浮かべる。ペットボトルが出てきたときに川の水で冷やしていると思ってくれるのか、と夏井先生。

ペットボトルが冷やされているようにわかる句に添削されました。

2020年6月の俳句

20200611
お題「100円ショップ」

シンクの西日 カップ焼きそばの「ボコン」
しんくのにしび かっぷやきそばの ぼこん

添削後:
湯捨つれば 西日のシンク 鳴る「ボコン」

いいね!(5)

梅沢さんが、100円ショップに行ってカップ麺が置いてあるのを見て、苦労した時代を思い出した。17歳の頃、カップ焼きそばを作っていた時、お湯を捨てるとシンクが「ボコン」と鳴ったという、体験談の句。

「お湯を捨てる」ということがわかるように「湯捨つれば」を入れ、季語の「西日」の比重が沈んでしまうので、際立つように添削されました。

20200604
お題「紙袋」

桐の花 いつかは来ない 紙袋
きりのはな いつかはこない かみぶくろ

いいね!(17)

今回は初心に戻って詠んだと梅沢さん。

「意外な展開の味わい」と評価されました。

「桐の花」と「いつかは来ない」で高尚なことをいうのか、と思いきや「紙袋」という俗なものがでてくる。
作者が狙ってきている句だと評価!

紙袋は「いつか使う」と思ってみんな置いているが、中七で「いつか」とかぎかっこをつけると意味がわかりやすくなるが、謎の分量は減る。

この句は夏井先生も絶賛。永世名人になって初の俳句本への
「掲載決定」!
夏井先生が認める傑作が誕生しました。

2020年5月の俳句

20200528
お題「100円玉」

おひねりや 子役の見得に 夏芝居
おひねりや こやくのみえに なつしばい

添削後:
おひねりの 飴よ硬貨よ 夏芝居
いいね!(7)

「夏芝居」が季語。こども歌舞伎をよくやる。見得をきると客席の人たちがおひねりをもってくる。
夏井先生の査定は厳しく「ボツ!」
もったいないのは、中七。おひねりが飛ぶタイミングはわかっているのだから「見得に」と書くのは野暮。
子役と書かないで想像させるのが永世名人だと添削されました。

20200521
お題「デリバリー」

半夏生 宅配ピザの Mサイズ 
はんげしょう たくはいぴざの えむさいず

添削後:
〇〇〇〇〇 ピザMサイズ 持て余す
(〇〇は季語をご自由に、とのこと)

いいね!(2)

「半夏生」という季語を自慢げに、モニター出演メンバーに説明した梅沢さん。

ですが、季語の説明が雑だと夏井先生にダメだしされてしまいました。

夏井先生は、中七下五に芸がない。ピザがMなのに余っちゃうというところが重要なのだと添削しました。(季語はご自由にという添削です)

20200514
お題「めがね」

道中を終えて眼鏡の禿かな
どうちゅうを おえてめがねの かむろかな

添削後:
道中終え 禿の役の子の眼鏡

いいね!(3)

梅沢さんの永世名人昇格をお祝いする記念スペシャルで詠まれた句。

「道中」は花魁道中のことで春の季語。禿(かむろ)とは花魁の見習いの幼い子供。

花魁道中をやってきて、それが終わった禿役の子どもがお疲れ様と言って眼鏡をかけたのが可愛いという句。

女形をやっている梅沢さんらしい句です。

残念ながら「ボツ!」の査定で、初のプレバトシュレッダーが登場しました。

20200507
お題「春のお花屋さん」

春の花屋さん

花束の 出来る工程 春深し
はなたばの できるこうてい はるふかし

添削なし

いいね!(45)

花束をつくるのが上手な花屋さん。花束ができる工程を見ているときに、春なんだなぁと思った気持ちを詠んだという句。

梅沢さんは、落ちてもいいから本来の梅沢富美男の俳句を詠もうと心を入れ替えましたと、おっしゃいます。

梅沢さんはこの句で、ついに永世名人に!

夏井先生の評価は、
季語を信じている。永世名人は「季語を信じる力」を持った人に差し上げたい称号!
だと、絶賛でした。

非常に難しいことに挑戦してくださったという夏井先生。
どんな花束なのかが書いてない、「工程」はある程度の時間を意味している。

上五、中七には具体的なことは何も書かない。そうなれば、下五は具体的な映像を持った季語を置いて安全策を取るのが普通。
ところが「春深し」は春の時候の季語。

こうすることで、読み手の脳の中には、水や花ばさみの切っ先やセロファンや、花束ができあがっていく光景が思いうかべられ、読み手にそれを手渡せる句だと評価されました。

梅沢さん、おめでとうございます。

2020年4月の俳句

20200416
お題「ランチの看板」

A定食
まかないの 独活あえ清し 春の暮
まかないの うどあえすがし はるのくれ

添削後:
まかないの独活あえ 春の暮 清し

いいね!(13)

10年前に和食のお店をやっていた。まかないのご飯を食べるときに、ウドがおいしかったのを思い出したという梅沢さんの句。

「独活あえ」と「春の暮」はあえての、季重なりだそう。

「まかない」という言葉の1単語で人物・店・料理が伝わる経済効率がいい。また、「独活あえ」と「春の暮」はお互いを殺さない季語を選んでいる。と、夏井先生。

名人は求められるレベルが高いですね。

20200409 春光戦決勝10位
お題「不動産屋さん」

風呂なしの 四畳一間の 三葉芹
ふろなしの よじょうひとまの みつばせり

添削後:
三葉芹挿して 風呂なし 四畳半

いいね!(35)

私の人生を詠んだ!と梅沢さん。
15歳で東京にでてきて17歳で初めて自分の部屋を持った。自炊していて三つ葉はコップにいれておく増える。
いつかは自分もこのようにたくさんの大輪の花を咲かせたい、(そのとおりになったけど!)と詠んだ句でした。

夏井先生は、「三葉芹がコップにさすところが書かれていない。清く貧しい生活、美しい心を書かないと!」と指摘しました。

2020年2月の俳句

20200220
お題「天気予報」

花粉来て 獺の祭りのごと ちり紙
かふんきて おそのまつりのごと ちりし

添削例:
花粉万来 獺の祭りのごと ちり紙

いいね!(113)

この句には玄人の工夫が2つもある、と夏井先生。
「獺の祭り」の季語の意味は、獺(かわうそ)がとった魚を並べる習性が、まるでお供えしてご先祖を祭っているようだということから生まれた季語。

「花粉来て」は近い将来季語になってくるのではないかという言葉。

古いマニアックな季語を比喩に使い、次の時代季語になるかもしれない言葉を新旧活かし、さらに雅な季語を使った後で「ちり紙」で俗に落とす技も素晴らしいと、夏井先生、大絶賛でした。

20200213 名人特待生査定SP
お題「観覧車」

長閑なり かの日の屋上遊園地
のどかなり かのひの おくじょうゆうえんち

添削なし

いいね!(16)

昔はデパートの屋上に遊園地があった。自分の子どもを連れて行ったときに、観覧車に乗せたなぁという思い出を詠んだ句。

「長閑」が春の季語。映像がない季語と「かの日」も映像がない語。しかし「屋上遊園地」だけでかの日の年代や光景がすべてわかる句でした。

20200206
お題「美容室」

白髪の薄色に染め春たちぬ
はくはつの うすいろにそめ はるたちぬ

添削後:
白髪をうすむらさきに春立ちぬ

いいね!(6)

永世名人目前の梅沢さん。

「染め」はいらなかったと夏井先生。中七をひらがなにしてとてもゆったりと時間が流れる句になりました。

2020年1月の俳句

20200130
お題「銀座での買い物」

春近し 鳩居堂二階 句帳買ふ
はるちかし きゅうきょどうにかい くちょうかう

添削なし

いいね!(27)

中七をあえての中八にしたタブーにチャンレンジしたという梅沢さん。

春を待つ冬の季語で、新しい句帳を買う喜びを表現した梅沢さんのこの句。

夏井先生の評価は、「星1つ前進!」 ついに☆4つです!

梅沢さんおめでとうございます!

永世名人目前です。

20200103
お題「1月の浅草の着物」

爪皮の 紅のさくさく 霜柱
つまかわの べにのさくさく しもばしら

添削なし

いいね!(30)

「さくさく」で「さくさく」というオノマトペで音、動作、感触の3つの情報を伝えていると夏井先生が絶賛!

五七五は調べが安定していて落ち着いていて一番いい、と夏井先生。

梅沢さんはこの句で、☆1つ前進で、星3つに!

きりたんぽ鍋
20200103 冬麗戦決勝4位
お題「お鍋」

湯豆腐にすの立ちはじむ四方の春
ゆどうふのすのたちはじむ よものはる

添削後:
湯豆腐にすの立ち 四方の春の酒

いいね!(59)

季語を2ついれるタブーにチャレンジをしたという梅沢さん。そのチャレンジは夏井先生にも大きく評価されました。

「すの立ちはじむ」を終止形でなく、添削のようにしていたら一位だったという句でした。

2019年12月の俳句

駅弁
20191226 冬麗戦予選3位
お題「年末年始の駅弁売り場」

初旅やほのかに匂ふポリ茶瓶
はつたびや ほのかににほう ぽりちゃびん

添削なし

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ポリ茶瓶を知っている世代は、少ないのではないでしょうか。アラフィフの私が子どもの頃に見たことがあるくらいです。

この句は基本の型を使った安定感がある句。夏井先生は、「ちゃんと確保しにきたんだな、おっちゃん」と一言。

決勝戦に確実に駒を進めるために梅沢さんが安定感のある句で手堅く固めてきたことを見抜きました。

2019年11月の俳句

満員電車
20191121
お題「満員電車」
乗り換えの マフラーの波 寡黙なり
のりかえの まふらーのなみ かもくなり

添削なし

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夏井先生に3つの工夫があると絶賛された句。久々の一つ前進査定となり、首位独走状態をキープしています。

「寡黙なり」という断定することで逆に乗り換え駅の音の満ちた喧騒が伝わってくるとの評価でした。

2019年10月の俳句

20191024
お題「秋の物産展」
茎漬けに添へて売り子の土地訛り
くきづけに そえてうりこの とちなまり

添削後:
茎漬けの美味し売り子の土地訛り
茎漬けの塩っぱし売り子の土地訛り

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茎漬けを打っている売り子さんの訛りに懐かしさを感じている句。

夏井先生は、茎漬けから具体的に描くのは良い、懐かしく思っているのだろうなぁというのがわかるので、「添へて」と書く必要はないという評価でした。

歩行者信号
20191010 金秋戦決勝8位
お題「歩行者信号」

徒歩(かち)で行く 免許返納 秋の風
かちでいく めんきょへんのう あきのかぜ

添削後:
秋風を歩きて免許返納す

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芸能人として大人気の梅沢さんの実のお兄さんがもし自分が事故でもおこしたら梅沢さんに傷がつくと免許を変更してくれた時のことを詠んだ句とのことです。

2019年8月の俳句

夕陽の空港
20190822
お題「夏の終わり・夕方の空港」

秋夕焼機内に遺影の席ひとつ
あきゆやけ きないにいえいの せきひとつ

いいね!(50)

あえての中八で、第三者がみたはっとする機内の光景を描いている句です。

2019年7月の俳句

池の錦鯉
20190725 炎帝戦2位
お題「夏の波紋」

鯉やはらか喜雨に水輪の十重二十重
こいやわらか きうにみずわの とえはたえ

いいね!(124)

鯉が身をくねらせってゆったりと泳ぐ様子を、「やはらか」と表現する梅沢さん。

「喜雨」という季語や「十重二十重」と格調高い言葉をさらっと使われる梅沢さんに感嘆します。

2019年5月の俳句

20190523
お題「5月の昼休み」

薄暑なり日常を行く喪服の吾
はくしょなり にちじょうをいく もふくのあ

添削後:
喪服の吾行く日常といふ薄暑

いいね!(13)

明るい5月の昼休みの風景から、そこから明らかに浮いた存在となっている喪服の自分に発想をとばす梅沢さんに、夏井先生も感心していました。

20190516 一つ前進
お題「学校の蛇口」

緑青のカラン石けんネット揺れて夏
ろくしょうのからん せっけんねっと ゆれてなつ

いいね!(47)

緑青の錆がういた蛇口のアップ映像から石けんネット、最後は夏という体言止め。夏井先生が手放しで大絶賛の句でした。

2019年4月の俳句

20190425
お題「ゴールデンウィーク」

手放せぬティッシュの甘く養花天
てばなせぬ てぃっしゅのあまく ようかてん

添削後:
保湿ティッシュ甘くあまやか養花天

いいね!(12)

保湿ティッシュは舐めると甘いというところから養花天という季語に発想を飛ばした一句。

20190418
お題「自動ドア」

退院の雲なき空やつばくらめ
たいいんの くもなきそらや つばくらめ

いいね!(13)

高校生との他流試合で詠んだ一句。退院した日の感慨が、自動ドアの向こうの空の青さや燕ののびのびと飛ぶ様子から浮かんできそうです。

20190411
お題「春のクリーニング店」

店先の香箱座り暮れの春
みせさきの こうばこすわり くれのはる

いいね!(15)

ほのぼのとした春の夕の、店先の猫の香箱座りが目に浮かぶ一句です。下関に行ったときに見た光景から詠んだ句だそうです。

coffee
20190404 春光戦4位
お題「コーヒー」

鷹鳩と化すカフェオレの白き髭
たかはととかす かふぇおれのしろきひげ

いいね!(24)

「鷹鳩と化す」こんな季語があるのですね。「どう猛な鷹がおとなしく優しくなるほどの春」という意味の季語だそうです。

一見怖そうな人もカフェオレの泡の白いひげが付いたら、ユーモラスに見えてきますね。

2019年4月以前の俳句から

名人の句を集めた記事に掲載した句をこちらに掲載します。

20190228
お題「ひな祭り(紙雛)」

紙雛のにぎやか 島の駐在所
かみびなのにぎやか しまのちゅうざいしょ

いいね!(24)

2019年2月月間MVH受賞句です。
のどかな島の駐在所で、駐在さんを訪れる島の子どもやお年寄りたちが紙雛を持ってきてくれる、机の上ににぎやかに紙雛が並んでいる光景が詠まれています。

島の人たちに愛されている駐在さんが映像として浮かぶこの句は夏井先生から称賛をされました。

20190221
お題「春のベランダ」
プレバト歴代優秀句30作 

水やりはシジミ蝶起こさぬように
みずやりは しじみちょう おこさぬように

いいね!(34)

プレバト俳句歴代ベスト50句に選ばれた作品です。

蝶を驚かさないように、そおっと水をやるという梅沢さんの優しさが出ている句です。

20190124
お題「冬の自動販売機」

牢名主のごと 自販機のおでん缶
ろうなぬしのごと じはんきのおでんかん

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広島の新幹線ホームで自販機に「おでん」を売っていたのを見て印象に残ったそう。おでん缶が自販機にデーンと中央に並んでいる姿が、まるで牢名主のようだったという句です。

夏井先生は直喩の「落差」を絶賛しました。

20180809 炎帝戦優勝
お題「ラジカセ」

プレバト歴代秀逸句15作

旱星ラジオは余震しらせおり
ひでりぼし らじおはよしん しらせおり

いいね!(17)

梅沢さんが初のタイトル戦優勝を飾った句が、プレバト歴代秀逸句にも入りました。
旱星という言葉が印象に残る俳句ですね。

梅沢富美男さんの俳句のまとめ

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このサイトを梅沢さんが観てくださると嬉しいな!と思います。

2019年4月までの句を掲載しましたが、この句も載せてというご希望があれば、どうぞコメントでお寄せください。

できる限り掲載していきたいと思います。

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