プレバト俳句

【プレバト俳句一覧】中田喜子さんの俳句にいいね!しよう

大の字に寝転ぶ

プレバト!!の『俳句才能査定ランキング』で、唯一の女性名人 中田喜子さん。

女優の中田さんが素で臨む俳句では、毎回必死で一喜一憂する可愛らしい中田さんがみられます。

中田さんの2019年からのプレバト俳句を、鑑賞して応援しましょう!

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中田喜子さんの最近の俳句一覧

肉饅どさどさ 黄さんの手 真っ赤

20230209
お題「冷蔵庫のメモ」

春立つや 桃色のメモ 退院日
はるたつや ももいろのめも たいいんび

添削後:
桃色のメモよ 春立つ退院日

いいね!(2)

娘さんが出産を終えて、退院してくる日が桃色のメモに書いてあるという句だと中田さん。

春立つやと詠嘆した効果の是非が査定のポイントと夏井先生。

春立つという季語は良い、桃色のメモと具体的に書くことで映像のカットができる。

もったいないのはリズムがきれるようになっているところ。

カットが桃色のメモから切り替わって、春立つ退院日に向かう句に添削されました。

肉饅どさどさ 黄さんの手 真っ赤

20220127
お題「肉まん」

肉饅どさどさ 黄さんの手 真っ赤
にくまん どさどさ こうさんのて まっか

添削なし

いいね!(2)

本場の肉まん、饅頭を作っている様子を見ていた時に、次々と蒸し上がってくる肉まんを売り子さんたちがどんどん詰めていくその手が、やけどをしているのではないかと思うほど真っ赤だった、という句だそうです。

夏井先生は、肉まんを季語として載せている歳時記は少ないが、この句は読んだ時に現場証明、臨場感が非常になるので季語かどうかなど気にしなくても良い。

「黄さん」という固有名詞を入れたことで、中国の方、中華街ではないかと見える。

また、視覚的な効果で、「黄」と「赤」という文字があって脳が勝手に中華街の印象の色を思い浮かべるという効果がある。

夏井先生の大絶賛で、中田さんは名人6段に1ランク昇格しました。

おめでとうございます!

秋雷や 絶縁破壊 長き闇

20210930
金秋戦決勝8位
お題「バッテリー切れ間近」

秋雷や 絶縁破壊 長き闇
しゅうらいや ぜつえんはかい ながきやみ

添削後:
秋雷や 絶縁破壊の 闇長し

いいね!(3)

雷でバッテリーが壊れてしまって長い闇になったという、まじめに兼題写真を受け取って詠んだという句だと中田さん。

「絶縁破壊」という言葉があるのかと調べたという夏井先生。そういう言葉があるのだそうです。

三段切れっぽくなってしまっているということで添削されました。

しぶき上げ復活の秋 ひとりじめ

20210909
金秋戦Aブロック1位
お題「スポーツの秋」

しぶき上げ復活の秋 ひとりじめ
しぶきあげ ふっかつのあき ひとりじめ

添削なし

いいね!(4)

水泳の選手が体を痛めてしまって大会に出ていなかったのが、秋に復活して表彰台を飾っているという句、だそうです。

夏井先生は「しぶき」で水の映像がでてきて、「上げ」で映像も出てくる。「復活」という抽象的な言葉は俳句では使いにくいが、困難を乗り越えたのがわかる、と解説。

この句の場合、上五中七の表現の後の着地が難しくなるが「ひとりじめ」という全体のバランスの良い語をよく思いついた、17音で表現するのが難しいことを力技で一本決まったという句だと夏井先生、大絶賛でした。

中田さんはこの句で、見事に予選を突破し、金秋戦の決勝にコマを進めました。

まなざしや 句読点なき恋花火

20210812
お題「打ち揚げ花火」

まなざしや 句読点なき恋花火
まなざしや くとうてんなきこいはなび

添削後:
まなざしや 句読点なき恋、花火

いいね!(5)

福岡県筑後市でプロポーズして成功するとハートの花火を打ち上げる、ということから、プロポーズする人の強い思いを上五中七で表現した、と中田さん。

この句は果敢に挑んでいる句の一つ。季語ではない句で詠嘆し、季語を別のところにいれている点が評価されました。

ただ、恋花火そのものに句読点がない、というバンバン上がる花火だと読んでしまう。

恋の方が句読点のないまっすぐな思い、だということが表現できるように、奥の手禁じ手を使って、恋のあとに「、」をつけて添削されました。

こうしていたら2ランクアップだったそうです。

「ちょき」だす子 春の光を突き破る

20210325
春光戦決勝 第5位
お題「じゃんけん」

「ちょき」だす子 春の光を突き破る
ちょきだすこ はるのひかりをつきやぶる

添削後:
「ちょき」で勝つ子は春光を突き破る

いいね!(15)

やっと「ちょき」で勝った。大喜びでゴールに向かって走っていくという句だそうです。

夏井先生は、元気で明るいし、オリジナリティもある。ただ、「ちょき」出すだけではなく「勝つ」をいれると良い、と解説。

春光の音読みにも勢いがでて、気持ちがいい句に添削されました。

艶めきて 海胆握る指 和ぎのごと

20210218 春光戦予選
Bブロック第2位 
お題「ウニの軍艦巻き」

ウニの軍艦巻き
艶めきて 海胆握る指 和ぎのごと
つやめきて うににぎるゆび なぎのごと

添削後:
和ぎのごと海胆つややかに握る指

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シャリの上に海胆を乗せた瞬間、海胆をにぎる指が途端に和ぎのような柔らかさになったという句。

海胆と真っ向勝負というところが意欲があって良い、握る指を凪のようだとはなかなか思いつかない、褒めておきましょうと夏井先生。

あえて直すなら「艶めきて」と「握る」の動詞が2つがもったいない。

指の動きが凪のようだという点をクローズアップする句に添削されました。

ゴムとび競ふ声 冬天に満ちる

20210114 冬麗戦第5位
お題「輪ゴム」

ゴムとび競ふ声 冬天に満ちる
ごむとびきそうこえ とうてんにみちる

添削後:
冬天に満つ ゴムとびを競ふ声

いいね!(27)

ゴム飛びを競い合う子どもたちがワイワイ盛り上がる、子供の頃の体験を詠んだ句。

「語順がもったいない」と夏井先生。「冬天」から始め、「声」で終わるともう一度「声」が冬天に響いていくようになる、と添削されました。

婚破れ 振子響くや 夜半の秋

20201112 金秋戦決勝第9位
お題「7時過ぎの時計」

婚破れ 振子響くや 夜半の秋
こんやぶれ ふりこひびくや よわのあき

添削後:
振子音響く 婚破れし秋夜

いいね!(33)

結婚が破れて、いつもは気にならない振り子の音が部屋に響いているという句だと嘆く、中田さん。

内容としては嘆くほどではないと夏井先生。

ただ時間が長すぎると解説。 結婚が破れるまでの時間、振子が響く時間、夜半の秋の時間。それを直して、添削されました。

泡ポンプの英知 秋天を仰ぐ

20201105 
金秋戦予選Dブロック1位
お題「ポンプのノズル」

秋空

泡ポンプの英知 秋天を仰ぐ
あわぽんぷのえいち しゅうてんをあおぐ

添削なし

いいね!(41)

前半と後半の取り合わせで勝負する破調の一句。

泡ポンプを開発している人が、後一歩でできるのに何が足りないのだろうと、天を仰いでいるという句だと中田さん。

「深い俳句なんだなぁ」と梅沢さん。

夏井先生は、「英知」のような抽象名詞を浮き上がらないように埋め込むのは難しいと解説。

秋の晴れ渡った空を「仰ぐ」という表現が大げさだが、「英知」が大げさで抽象的な言葉なので、ちゃんと両者を響かせている。

よく整えたという一句。「褒めましょう」と夏井先生大絶賛でした。

虫の闇 ジョーカーの影 動きをり

20201015
お題「トランプ」

虫の闇 ジョーカーの影 動きをり
むしのやみ じょーかーのかげ うごきおり

添削なし

いいね!(46)

トランプが終わって部屋の灯りを消すと、虫の音が鮮明に聞こえてくる。 そうすると何か動いた気がして、ひょっとしてジョーカー?という句を作ってみたと演技力で説明する中田さん。

「季語を活かす配慮」が大絶賛。とても丁寧に構成されていると夏井先生。

今トランプしているのかと思ったら、「の影」と展開。ジョーカーは比喩的な象徴かもしれない、心の不安やおののきの象徴かもしれないと思う。

下五の着地が難しいが、「動きをり」と言い切ることで読み手の心の中に比喩的な象徴が入ってくる。

また、もう一度虫の闇にめを凝らすような働きが入っていて、季語を再び押し出すことができる、名人はこれができる!と大絶賛でした。

この句で中田さんは名人5段に昇格しました。

早桃の香 支援の客の食事券

20200806 炎帝戦決勝8位
お題「ポイントカード」

早桃の香 支援の客の食事券
さもものか しえんのきゃくのしょくじけん

添削後:
デザートは早桃 支援の食事券

いいね!(31)

自粛期間中に飲食店のオーナーが考えた食事券を先に買って支援する方法。自粛明けに食事に来たら、桃のデザートだったという句。

「客の」はいらないと梅沢さんの指摘。

夏井先生からは、美味しくいただいた食事の最後が、桃のデザートだったとわかる句に添削されました。

初優勝か!とドキドキしました。中田さん、いつも応援しています。

2020年4月の俳句

20200409 春光戦決勝第3位
お題「不動産屋さん」

大の字に寝転ぶ

若芝に大の字 身ひとつの移住
わかしばに だいのじ みひとつのいじゅう

添削なし

いいね!(266)

過疎の村の家具家電付きで移住希望者に用意された一軒家に応募した若者が、「のどかな村に来た!」という句。

夏井先生は、「身ひとつの移住」で状況を描き切るところがうまい。

また、「大の字」は生身の体のこと。「身」は状況を表している。ささやかに意味が響きあう。たくらんでやっているのでしょう。

若芝の「若」の一字で若者が希望を抱いて「よし!」と移住する気持ちが出てくる。
季語を主役に立てて気持ちも表せている、「褒めましょう!」と、夏井先生の大絶賛でした。

2020年3月の俳句

20200312
お題「絆創膏」春光戦予選B 2位

テーピングの足 春泥を撥ね上ぐ
てーぴんぐのあし しゅんでいをはねあぐ

参考:テーピングの足 春泥を跳ね上げる

いいね!(208)

マラソンランナーがテーピングをしながら練習をしている光景。春の泥を靴ではね上げる力強さを詠みました、と中田さん。

「すごく工夫している」と夏井先生。

「春泥」が季語。足元に焦点を絞った思い切りがいい!と絶賛され、見事春光戦の決勝進出を決めました。

2020年1月の俳句

20200123
お題「冬の新宿駅」

誘導鈴 風花ひかる改札へ
ゆうどうれい かざはなひかる かいさつへ

添削なし

いいね!(190)

季語は「風花」ホームに誘導鈴(チャイム)が新宿の南口に誘導されているようだ、という句。

動作がリアルに再生されているという先生の評価でした。

「へ」という助詞で白い杖をつきながら歩いていく人が見えてきたという夏井先生でした。

中田さんはこの句で1ランク昇格! 中田さんおめでとうございます!

きりたんぽ鍋
20200103 冬麗戦決勝9位
お題「お鍋」

祝い歌山川響くみかん鍋
いわいうた さんせんひびく みかんなべ

添削後:
みかん鍋 故郷の山河 祝ひ歌

いいね!(76)

焼いたみかんが入ったみかん鍋を詠んだ句。

みかん鍋からはじめて、読む人を引き付けた方が良いとの添削になりました。あえての三段切れでの添削です。

2019年11月の俳句

20191128
お題「秋のスイーツバイキング」

流れでる ショコラの奥の 冴ゆる巴里
ながれでる しょこらのおくの さゆるぱり

添削なし

いいね!(200)

目の前のショコラフォンデュの映像に、冬の冴ゆる巴里の映像を重ねていくという、読み手の誘導はとても高度な技術を使った句。

この句で中田さんは名人3段に昇格!

映像の厚みがカッコイイ!という先生の評価に、中田さんはいつもの可愛らしい感情表現で喜びを爆発させていました。

2019年10月の俳句

歩行者信号
20191010 金秋戦決勝4位
お題「歩行者信号」

横断の人波 秋光を放つ
おうだんのひとなみ しゅうこうをはなつ

添削なし

いいね!(196)

天皇陛下の即位の礼をイメージして詠んだ句とのこと。

人波が秋光を放つと詩のエッセンスを振りかけている、力がないとつくれない句で、褒めて良いと夏井先生のコメントでした。

2019年8月の俳句

20190801
お題「猛暑日」

竹藪のかわく葉音や極暑来る
たけやぶの かわくはおとや こくしょくる

添削後:
極暑来る竹藪乾ききる葉音

いいね!(144)

京都まで吟行に出かけ、からからにかわいた竹藪の葉の葉音から、極暑を詠んだ句。

夏井先生に音のリアリティーがもったいないと指摘されました。

先生の添削で出てきた「乾ききる」という複合動詞をみた中田さんも、そこまでは出ない!とおっしゃいました。

2019年5月の俳句

新幹線とき
20190502
お題「大型連休の電車」

「とき」発車旅憂わしき花追風
ときはっしゃ たびうれわしき はなおいて

いいね!(282)

この句の季語「花追風」は中田さんの造語季語です。

「追風(おいて)」という季語に「花」をつけて季語とした中田さんの度胸に夏井先生がびっくりしていました。

新潟への列車への旅だとわかる「とき」発車。憂わしきも花追風もとても美しい句だなぁと感じました。

2019年4月の俳句

20190418
お題「春のクリーニング店」

囀りを合図のごとく始発来る
さえずりを あいずのごとく しはつくる

いいね!(132)

春の鶯のさえずりが聴こえてきたら始発列車が来たという句。

まるでさえずりが合図になったかのようという直喩の句です。

この句で中田さんは高校生との対決で引き分けました。

coffee
20190404 春光戦8位
お題「コーヒー」

焙煎香 ふんぷん 春陰を飛ばす
ばいせんか ふんぷん しゅんいんをとばす

添削後:
焙煎の香のたち春陰を飛ばす

いいね!(130)

コーヒーの香りで春の曇り空が飛んでいくという、発想を飛ばした句。

コーヒーの焙煎の強い香りがたっている様子を「ふんぷん」と強調した中田さん。

「春陰を飛ばす」というせっかくの表現がふんぷんによって薄れてしまうと先生の評価でした。

2019年4月以前の俳句

中田さんは2019年4月以降のプレバトのご出演回数が少なめでした。

中田さんの句をもっと見たいので、管理人の趣味で昨年度の俳句も1つ掲載させていただきます。

20190207
お題「梅と公衆電話」
梅東風や 受話器の底に 母国あり
うめごちや じゅわきのそこに ぼこくあり

添削なし

いいね!(196)

中田さんが名人初段に昇格を決めた句です。

中国からの留学生が、公衆電話で母国に電話をかけている様子を詠んだ句。

東にある母国中国からの風が日本の梅を咲かせているという誇らしい気持ちが詠めると先生の評価。

女性初の名人誕生に、出演者の皆さんも祝福していました。

ここからは名人の名句を掲載した記事でご紹介した句です。

20181227 冬麗戦予選1位
お題「年末の満員電車」

連覇のさきぶれ 沸き立つ初電車
れんぱのさきぶれ わきたつ はつでんしゃ

いいね!(251)

2018年12月月間MVH受賞句。

正月の電車で秩父宮ラグビー場に向かう、連覇の期待に湧く面々を詠んだ句です。

勢いと破調が良くあっていると夏井先生に絶賛され、満面の笑みの中田さんでした。

20180510
お題「新緑の鎌倉」

段葛

段葛 きやらぶき弁当 かかへゆく
だんかずら きゃらぶきべんとう かかえゆく

いいね!(180)

段葛(だんかずら)とは鎌倉の鶴岡八幡宮に向かって伸びる参道で、周りの道路から一段高く上がって続いています。
手作りのお弁当をもってお参りにいく様子がとても楽しそうです。「きゃらぶき」は一番美味しい季節、初夏の季語。

鎌倉に「きゃらぶき」を合わせたところと、鎌倉の初夏の野山を感じさせる点が夏井先生の高評価を得た句です。

中田喜子さんの俳句のまとめ

お気に入りの句の「いいね!」をクリックしてくださいね。

このサイトを中田さんが観てくださると嬉しいな!と思います。

2019年からの句を中心に掲載しましたが、この句も載せてというご希望があれば、どうぞコメントでお寄せください。

できる限り掲載していきたいと思います。

よろしくお願いします。

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