ココロとカラダの状態を改善し、エネルギーを高め、筋肉の運動量を増やし、魂の奥深くから平和を感じることができるといわれているビーチヨガ。
海辺を散歩中にヨガのポーズをしてみた時、そのあまりの気持ちよさに驚き!
ビーチヨガの効果や心と身体に良いといわれる理由を、国内外の研究成果や、ビーチヨガをしている人たちの体験・発信している情報からいろいろ調べてみました。
ビーチヨガがココロとカラダにもたらす良い効果を7つにまとめてご紹介します。
ビーチヨガとは?
そもそもビーチヨガとはどんなヨガを指しているのでしょうか?
海辺や浜辺でヨガをすることだとは予想がつきますが、ヨガペディアというヨガの専門サイトで調べてみました。
yogapedia.comの用語の説明によると、ビーチヨガ(Beach Yoga)とは次のように定義されています。
ビーチヨガとは、リラックスできるビーチでヨガを行うことであり、海の波の癒しの効果と、穏やかでありながらエネルギーに満ちたアーサナ(ヨガのポーズ)とを組み合わせています。
多くの研究がヨガはストレスを減らすということを示していますし、より最近の研究では、水辺でたっぷりの時間を過ごすことはストレスを軽減させるということが確認されています。
ヨガと溶け合うのは寄せる波の音だけではありません。
潮の香り、砂の感触、続く水面や空のすべてが心を穏やかにするすべになり、脳に影響を与えます。
—-訳:管理人葉っぱ
定義では、海や湖、川などのビーチ(水辺)で行うヨガがビーチヨガと呼ばれていますが、一般には日本ではビーチヨガといえば、海辺で行われるヨガをイメージしますよね。
日の出や日没のタイミングで行われるビーチヨガは特にマインドフルな状態を促進して平和の感覚をもたらされるようです。
タイミングによって効果は異なり、日の出のヨガは元気を出し、日没のヨガはリラックスと充実感を得て快眠につながるとされています。
それでは実際にビーチヨガがココロやカラダにいい理由を紹介します。
ビーチヨガがカラダやココロにいい7つの理由
ビーチヨガがココロやカラダに良い理由は、ビーチヨガの効果が示してくれています。
多くの研究によって、ヨガがストレスを鎮め、気分を高め、健康を改善できることを示していますが、近年、同じ効果を海も持っているということが明らかになっているそうです。
1.リラクゼーション効果
ひとつめのビーチヨガの効果はリラックスに役立つことです。
海の音、つま先の間の砂の温かさ、心地よい海風、鳥のさえずりなどの中で過ごすと、とてもリラックスできます。
さらにゆったりとしたヨガのポーズを組み合わせると、リラックスがより深まるのに役立つといわれています。
水辺で、特に海の近くでヨガを行うと、脳がリラックスしてマインドフルな状態が促進され、ストレスレベルは下がるといわれています。
私は以前、温かい砂の上に足を投げ出して座り、膝やすねにあたたかな砂をサラサラと落としてみたことがあります。
時間が止まってしまったような至福の時でした。あの感覚でヨガをしたらそれは気持ちの良い体験になるだろうなぁと思います。
2.自然との調和による効果
ビーチヨガでは、屋外に出てカラダを大自然の中におくことで、自然と調和することができます。日常の速いペースの生活から離れ、自然の中に身を任せます。
砂浜の砂や、太陽の光、肌に感じるさわやなか海風などの中に身を置く。
そうすることで、自分が自然の一部でありすべてのものと繋がっていることが思い出され、気分は高まり前向きな気分になれます。
3.海の新鮮な空気による効果
ヨガで重要な呼吸は体に酸素をおくりポーズをとるのを助けますが、緊張をほぐして心を落ち着かせる効果もあります。
海の新鮮な空気には、マイナスイオンがたくさん含まれています。マイナスイオンの効果のひとつは、カラダに酸素を吸収しやすくなることです。
また、マイナスイオンは幸せホルモンであるセロトニンを自然に高めるのに役立つため、ヨガの呼吸法と海辺の新鮮な空気が組み合わされるビーチヨガでは、リラックスし幸せに感じることができます。
4.砂の上での運動による効果
砂の上でのヨガでは、筋肉を鍛えるだけでなく、姿勢を保つためにバランスを整えたり、いつもより力も必要になったりします。
そのため通常のヨガの練習以上に筋肉が強化されます。さらに、砂の凹凸や動きが、より集中力を高めるのです。
また、硬い床でなく柔らかい砂がクッションになるおかげで、いつもより難しいポーズに挑戦することも可能になります。
5.波の音のリズムによる効果
繰り返す海の波の音のリズムは、ヨガで大切な呼吸のリズムを再現しています。
ヨガでは、呼吸により穏やかな心を作り筋肉に酸素を届けています。
ビーチヨガでは、より自然と瞑想的な気分になり、深い呼吸ができるようになるので、リラックスを助けます。
6.太陽の光によるビタミンDの効果
たとえ曇っていても屋外にいると太陽からの恵みによって体の中で作られるビタミンD。
ビタミンDには、良く知られている骨や筋肉を健康に保つ効果以外に、免疫力を高めアレルギー症状の改善にも役立ちます。
さらに、近年ではセロトニンを調節してリラックスやストレス解消に効果があることがわかりました。
ビーチヨガを屋外で行うことでビタミンDが作られ、ココロにもカラダにも良い効果をもたらします。
7.異なる環境でヨガを行う効果
いつもと異なるビーチという新しい環境でヨガを行うことによって、今まで気づかなかった自分のヨガについて学びが深まります。
カラダやココロの動きについて気づいたり、ふだん好きなポーズや苦手なポーズがいつもと違うように感じられるかもしれません。
いつも通りの環境から抜け出して、海という環境に身を置くことで、ヨガに対して深める機会になり得ます。
ビーチヨガがカラダとココロに良い理由のまとめ
海辺や水辺の砂浜で行うヨガが、心や身体に良い理由には以下のようなことがありました。
1.リラクゼーション効果
2.自然との調和による効果
3.海の新鮮な空気による効果
4.砂の上での運動による効果
5.波の音の理済みによる効果
6.太陽の光によるビタミンDの効果
7.異なる環境でヨガを行う効果
これらの効果ではカラダには筋肉、骨、呼吸と良い効果がみられましたし、ココロにはセロトニンの増加により幸福感が得られるという効果が多くみられました。
実際にビーチヨガをやっている方からは、
「心も体もリフレッシュできる」
「すべてのものにありがとうと気持ちになる」
「みんな笑顔になって帰れる」
「大きな充実感が得られる」
という声も上がっています。
私も散歩に海を眺めながらさわやかな風を感じながら休憩しているとき、いつも行っている朝ヨガのポーズを行ってみたら、得も言われぬ気持ちよさを感じました。
それが、この記事を書くきっかけになっています。
ビーチヨガはリゾート地などでの観光の一環で行われることが多いですが、ふだんの生活にヨガを取り入れてみるのも、とても良いリフレッシュになります。
「まずはヨガから始めてみよう」という方は、未経験からでも自宅で気軽に受けられるオンラインフィットネスSOELU(ソエル)のヨガレッスン30日間100円トライアルを試してみてくださいね。
さらに深める:ビーチヨガの効果の根拠は?
日本のサイトではビーチヨガについて詳しいサイトがまだそれほどありません。
外国のサイトのほうが詳しいヨガに関する情報が豊富なのでいくつかのサイトを訪問しました。
その結果、ヨガの健康上の効果や、最近の研究成果では海辺で過ごす効果が示されているという記述がたくさんみつかりました。
実際に研究成果が公開されている一次資料にもあたって、それらの記述の根拠を確認しました。
例えば、サイトで紹介されていた『Environmental Science and Technology Journal』にアクセスして学会のサイトで検索してみたところ、以下の論文が見つかりました。
屋外で運動を行うことが健康に良い効果をもたらすという根拠があるのだということが確認できました。
また、学術用途での検索を対象としたサイトで、論文、学術誌、出版物にアクセスして全文検索できるGoogle Scholar(グーグルスカラー)にもアクセスして次のようなキーワードで検索をしてみました。
「yoga effects」
「yoge benefits」
その結果、ヨガの健康への効果や、海辺水辺で過ごすことがストレスを軽減させるという論文がみつかりました。
「beach yoga」のキーワードでは該当の研究成果がでてこないので、ヨガの効果、海の効果の両方を「ビーチヨガ」の実践者たちは経験的に組み合わせているのだということがわかりました。
ココロとカラダを整え健康につながるヨガ体験については、こちらの記事もどうぞご覧ください。