2019年1月スペシャル番組での初登場で「東大王」代表として志らくさんと対戦し、見事なプレバト俳句デビューを飾った鈴木光さん。
感性+徹底した俳句の学習から作り出される光さんの句でしたが、最近では夏井先生の指摘をうけて攻めた句も作るようになり絶賛されています。
タイトル戦での活躍も目覚ましく、才色兼備でファンを魅了しています。
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鈴木光さんの俳句一覧
2020年9月の俳句
東大王メンバーとして出演
お題「文房具」
封筒の 刃痕や ボンの月の暈
ふうとうの はあとや ぼんのつきのかさ
お掃除をしていた時に、ドイツに短期留学に行っていた時の封筒が出てきて、封筒にハサミで切った刃痕があったと、ドイツの陰険な天気の中で山登りをした時にみた月を思い出して詠んだ句。
封筒の手元、刃の痕が出てくるので映像が確保されている。ボンが出てきたとき一瞬何かと思うがドイツのボンかと思った瞬間に、月の暈がでてくる。
にじんだような印象が封筒の中にまで及んでくるような印象がある。
「や」は、封筒の中身には作者の心を強くゆするようなものが入っていたのではと想像させる、と夏井先生、絶賛でした。
2020年4月の俳句
お題「不動産屋さん」
ゴッホのごとく引越し 春雲追ふ
ごっほのごとくひっこし しゅんうんおう
添削後:
ゴッホのごとく引越す 春雲(はるぐも)を追うて
ゴッホのごとく引越す 春の雲追うて
美大の知り合いが題材を探すためか頻繁に色々な場所に引っ越す、それは生涯に30回以上引っ越したゴッホのよう。雲を追うような生活だなと詠んだという光さん。
これは攻めてる!こういうチャレンジをしてくれるのが光さんだったと知りビックリしている。
若い人は下手に置きに行く句を詠んではいけない、強く強く褒める!と夏井先生。
指摘された点は、「春雲」の響きと「ゴッホのごとく」が少しそぐわない。「春雲」は水色の空のやわらかい雲イメージなので、少し損しているというところでした。
添削されたものの、夏井先生は光さんを「こういうことをやってくれてこそ!」と高く評価していました。
2020年2月の俳句
お題「カップ麺」
新歓の部室 カップ麺の匂いかすか
しんかんのぶしつ かっぷめんのにおいかすか
添削後:
新歓の部室 カップ麺の匂い
文化部の部室はカップ麺の匂いがするなという思い出から詠んだ。無季の句にして「新歓」という新たな季節を感じさせる語で、
次の時代の歳時記に季語として載る可能性のある句。
かすかなのか、強いのかは読者に想像させるほうが得、と夏井先生。
想像の余白を残して句を作りたいと光さん。
2019年10月の俳句
お題「冷蔵庫」
本を閉じ秋の灯しづか製氷音
ほんをとじ あきのひしづか せいひょうおん
添削後:
秋灯に本閉づ製氷音かすか
秋の夜は長いので読書灯の下で余韻に浸っていると製氷音がして我に返るという句と鈴木さん。
師匠を自任する村上さんは「秋の灯」が静けさを持っているので「しづか」の三音でもっとできたのでは、とコメント。
夏井先生は、秋の灯の下で製氷音に目をつける感覚が良い、製氷音という言葉を選んだのは努力を感じると誉めていらっしゃいました。
添削のように「製氷音かすか」とするともっと静かになるという夏井先生のコメントでした。
2019年6月の俳句
お題「梅雨晴れ間の水たまり」
蹲の あめんぼ揺らす 零雨かな
つくばいの あめんぼゆらす れいうかな
添削後:
蹲に雨粒 あめんぼを揺らす
蹲(つくばい)というたった1文字で、茶室のような「和」の庭先の映像が見えてきて、苔が生えてしっとりと濡れているイメージが浮かびます。
そこに静かな雨が降りかかり、小さなさざ波であめんぼが揺れている光景を詠んでいます。
夏井先生はこの句を「優等生的」だと表現しましたが、下五を変えて商店をずっとあめんぼに絞っていくよう添削。
この添削に光さんも、やりたかった表現になってすっきりしたそうです。
静かな雨の光景が詠まれた句、とても素敵でした。
2019年4月の俳句
お題「春の鮮魚店」
昼網や明石メバルのピチカート
ひるあみや あかしめばるの ぴちかーと
添削なし
鮮魚店にいったことがないという光さんが詠んだ句。
明石の魚の棚は、明石港で上がった新鮮な魚が並ぶ鮮魚店ばかりが集まった通り。上がったばかりの生きたタコが逃げたしていたりするとても活気のあるところです。
メバルの新鮮さや動きまでを、ピチカートという一言で映像化してしまう光さん。
「昼網」という言葉も「明石」という地名がヒントになり明石港で上がった魚の昼市だと調べるために読者を助けていると夏井先生。
春光戦の予選を1位通過するという見事な成績を修めました。
お題「コーヒー」
馬の仔の立ちて十勝の缶コーヒー
うまのこのたちて とかちのかんこーひー
添削後:
馬の仔の立ちて未明の缶コーヒー
馬の出産に立ち会い無事に産まれ立ち上がった仔馬を見て、ほっとして缶コーヒーを飲んでいるという酪農家か獣医さんの立場で想像して詠んだ句。
夏井先生は牧場の雰囲気を出すために入れられた「十勝」がもったいないと指摘。その3音で「未明の」や「獣医の」などと添削して見せました。
先生の添削でより視点や時間が見えてくる句になりました。
2019年3月の俳句
お題「春の旅行計画」
道化師の ギャロップのごと 牧開
どうけしの ぎゃろっぷのごと まきびらき
添削なし
春の季語「牧開」。春に牧場に旅行した経験を思い出して詠んだ句。
いっせいに牧場に駆け出していく動物たちを表現したかったという光さん。
「道化師のギャロップ」はクラシックながら、運動会でおなじみの陽気で軽快な音楽。確かに動物の蹄の音が聴こえてきます。
夏井先生は音楽と映像を合わせて表現する発想に感心していました。
お題「春の号外」
センター街 滲む号外 春の雨
せんたーがい にじむごうがい はるのあめ
添削後:
センター街 号外滲む 春の雨
渋谷のセンター街に落ちている号外が雨に濡れてにじんでいる様子を詠んだ句に、名人、特待生たちも絶賛。
三段切れになってしまっていたことだけが残念と夏井先生。中七を入れ替える添削となりました。
2019年2月の俳句
お題「東京から見る富士山」
教室の わたしを富士へ 白き梅
きょうしつの わたしをふじへ しろきうめ
添削後:
教室の わたしを富士へ 朝の梅
教室で授業を受けているときに、梅の香りがしてふと外をみると窓から富士山が見えるのに気づいたという句。
わたし「を」富士「へ」と助詞を使うことで動詞がなくても詠み手に伝わると、夏井先生絶賛。
才能アリ1位の評価ながらさらに上を目指すためにと添削をされたところから、光さんへの期待が高さがうかがわれました。
光さんはこの句で、初登場から2回目の出場で見事特待生に昇格。
村上さん以来の異例のスピード昇格だそうです。
光さん、おめでとうございます。
2019年1月の俳句
お題「初詣のお賽銭」
賽銭の音や 初鳩 青空へ
さいせんのおとや はつばと あおぞらへ
添削なし
高校の修学旅行以来の俳句だという光さんが、新春3時間スペシャルの番組対抗戦で「東大王」の代表として立川志らくさんと対戦した時の句。
夏井先生は、助詞の使い方や、賽銭の音から鳩の羽ばたきへの音の表現の工夫、空へと視線を誘導するところなど見事と絶賛しました。
この句は2019年1月の月間MVHを受賞、私個人としても好きな俳句のベスト3に入る句です。
鈴木光さんの俳句のまとめ
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鈴木さんは鮮烈なデビューからまだ日が浅いため、プレバトで披露された全俳句を掲載しました。
夏の間は学業優先で「東大王」もお休み中。プレバトも6月の放送以来、出演されていません。
次のご出演を心待ちにしています。
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