2月末から始まった春のタイトル戦「春光戦」予選。今週はBブロック!
今回から予選は2ブロックに分けて、それぞれ上位3名が勝ちあがれる合計6枠をめぐる予選会となります。
シード権のない名人が5名、特待生が15名の合計20名と候補者が大勢になっています。
ブロック制になることでで出演人数が増えて、予選に参加できるチャンスが平等になるので大賛成です。
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春のタイトル戦予選のお題
春光戦予選の夏井先生からのお題は「絆創膏」
たった1枚の絆創膏です。
シンプルな絆創膏の写真から発想し、特待生、名人がどのように実感をこめるかがポイント。
どんな句が詠まれるでしょうか!
春光戦予選Bブロックの出場者
予選Bブロックで3枠を競う出場者は、この7名です。
まず名人から
4段 中田喜子さん
初段 千原ジュニアさん
初段 千賀健永さん(Kis-My-Ft2)
特待生から
1級 三遊亭円楽さん
1級 松岡充さん
5級 馬場典子さん
5級 北山宏光さん(Kis-My-Ft2)
梅沢さんはジュニアさん押し!
それに対し東国原さんは、ジュニアさんはナナハンを卒業し家族の俳句になったからどうかなぁと!
北山さんが安定しているという横尾さんの分析。北山さんご本人も右肩上がりだと自信をのぞかせます。
やはり、予選通過率8割以上のジュニアさん。そして千賀さん、北山さんのキスマイのお二人が注目の的です。
千賀さんはタイトル戦の最近の不調から抜け出せるか!頑張ってほしいですね。
放送での発表順に順位と俳句の発表です
決勝でも浜田さんの発表順に、順位と俳句を鑑賞していきます!
お気に入りの句にはぜひ「いいね!」を!
春光戦予選B 第4位は?
おしくも4位!あと一歩でした。
春の星 ギターケースに絆創膏
はるのほし ぎたーけーすにばんそうこう
添削なし
春の夜に路上ライブをしている男の子の前にギターケースがあって、それには絆創膏がたくさん貼られている。
アマチュアミュージシャンの夢を春の星につなげて詠んでみましたという松岡さん。
「これはいい句!」と夏井先生。
「春の星」で青春を感じさせる。あとはギターケースも絆創膏も「物」だけだが、絆創膏で若者の挫折や立ち上がる力を象徴していると解説。
今回4位以上はどれでも決勝にいける句だったという夏井先生でした。
松岡さんの句は添削なし!それでも決勝に行けない、とてもハイレベルな予選です。
春光戦予選B 第2位は?
テーピングの足 春泥を撥ね上ぐ
てーぴんぐのあし しゅんでいをはねあぐ
添削なし
参考:テーピングの足 春泥を跳ね上げる
マラソンランナーがテーピングをしながら練習をしている光景。春の泥を靴ではね上げる力強さを詠みました、と中田さん。
「すごく工夫している」と夏井先生。「春泥」が季語。足元に焦点を絞った思い切りがいい!
足のテーピングで故障上がりや不安が見える。全部足すと17音になる。
「上ぐ」で字数を整えたが、文語にしたことで現場の勢いが微量そがれたかもしれない、字余りは気にせず、「撥ね上げる」と口語にして蹴り上げる勢いがでる、と参考として口語の場合の句が紹介されました。
春光戦予選B 第7位は?
逃げる春の鱚 残る指の傷
にげるはるのきす のこるゆびのきず
添削後:
ひるがえる春の鱚 のこる針の傷
去年釣りをしたときに素人なので魚は逃げるし、指は傷だらけになるし、という体験を詠んだ句。
夏井先生は「発想を評価している」と。
絆創膏の写真から、釣りの場面と傷を思い浮かべる発想は良い。が、難しすぎることに挑戦しすぎ!だと以下のように解説されました。
「鱚」は夏の季語。季重なりで「春の鱚」としているが「夏の鱚」との違いがわからない。
また「釣り」だとわかるように、春の光と魚の動きがわかるように「ひるがえる」をいれて添削されました。
「着々と学んでいる!」とほめてくれる夏井先生の言葉に、涙が出そうな馬場さんでした。
春光戦予選B 第6位は?
明くる朝 接木に孫の絆創膏
あくるあさ つぎきにまごの ばんそうこう
添削後:
接木には アンパンマンの絆創膏
人生も子へ孫へと接木のようなもの。ふと見ると接木に孫がはった可愛い絆創膏が貼ってある。という光景を詠んだと円楽さん。
「接木」が春の季語。
夏井先生は「発想としては良かった」子どもが絆創膏をあちこちに貼るという句はたくさんあるが、接木に貼るというところがいい。
絆創膏と接木のアップだけで句になると、絆創膏の映像だけで子どもが貼ったとわからせる描写を加え添削されました。
ここで先に1位が発表されます!浜田さんのMCの腕が光ります!
春光戦予選B 第1位は?
顔面骨折 カニューレの接ぐ春の朝
がんめんこっせつ かにゅーれのつぐ はるのあさ
添削なし
20年くらい前にバイク事故で死にかけた。気管を切開してカニューレで呼吸している。生かされて目が覚めると春だった。というジュニアさんの実体験を詠んだ句。
夏井先生は、字余りにも迫力があり状況が痛々しくわかる。カニューレで「接ぐ」とたんたんと言い切ったところがいい。「春の朝」は再生への希望になる。
「こんな痛い目にあうといい句ができるんだ!」と夏井先生は絶賛。
ナナハン俳句押しの東国原さんも「バイク関連に戻すといい、魂がこもっている。」と称賛。
さて、最後に残った3位の1枠を、キスマイ直接対決で北山さんか千賀さんのどちらかが予選通過となります!
北山さんは「うまいですね、めくり方!」と浜田さんに感心してしまいましたが、日本中がそうだったと思います。浜田さん、やっぱりすごい!
春光戦予選B 第5位は?
入学式 絆創膏に母のがんばれ
にゅうがくしき ばんそうこうに ははのがんばれ
添削後:
絆創膏に「がんばれ」の文字 入学式
右肩上がりで、自覚はないが俳句を掴んでいる可能性があるな、と自信をのぞかせていた北山さん。
残念ながら今回は5位で決勝進出はなりませんでした。
入学式とか泣いてしまう子がいる、その子の絆創膏にはお母さんのメッセージが書いてある。という句。
夏井先生は「エピソードがいい」と高評価。
絆創膏は子どもが貼るものだが、書いた人を「母」と限定することが俳句では少し残念。誰が書いたか読み手が想像を膨らませるほうがいいのだそうです。
そして、決勝進出を掴んだのは!千賀さんでした。
春光戦予選B 第3位は?
タイトル戦は3回連続
稽古場の 靴ずれ血豆 春の雨
けいこばの くつずれちまめ はるのあめ
添削なし
15年くらい前キスマイ結成時、初めてローラースケートを履いた時、2週間後に本番で必死にやった時の句。リズムを大切にしたそうです。
「素晴らしい五七五!好きよ💛」と梅沢さん。
靴ずれが痛いと思いながら脱ぐと血豆ができている、窓の外の春の雨がひんやりとしていて癒すようだ。
「実体験は強い、詠み手に伝わると思った」と夏井先生、絶賛でした。
千賀さん、決勝進出、おめでとうございます!
春光戦予選Bブロックのまとめ
春光戦決勝進出の残り3枠を射止めたのは名人3人!
ジュニアさん、中田さん、千賀さんでした!
決勝進出
1位 千原ジュニアさん
2位 中田喜子さん
3位 千賀健永さん
予選敗退
4位 松岡充さん
5位 北山宏光さん
6位 三遊亭円楽さん
7位 馬場典子さん
今回の決勝進出は、名人が独占という順当な結果になりました。決勝戦が楽しみですね。
もうすぐ発売のキスマイのアルバムには、「王国の蝶」という夏井先生が作詞した曲がはいっているそう。
横尾さんと千賀くんが歌っています。聴いてみたいです!
プレバトのオープニング曲になったらいいですね!
最後までご覧いただきありがとうございました。