金秋戦で摘要された新ルールにのっとり、冬麗戦予選は名人10段梅沢さんと村上さんも加えた特待生・名人9人での開催です。
初の予選から勝ち上がった優勝者になると豪語する梅沢さん。
村上さんも10段を名乗るには勝ち上がることが必須と断言。
名人二人は予選を突破し貫禄を見せるのでしょうか。
今年最後のプレバト! プレバト納めをしながら一緒に俳句を鑑賞しましょう。
このサイトでは、誰でもお気に入りの俳句に「いいね!」をできるようにしました。各句にこのようないいね!ボタンがついています。
ファンの皆さんの「いいね!」がカウントされてボタンの()の中に表示されていきます。
SNSのアカウントがなくてもクリックできます。
冬麗戦予選のお題
冬麗戦予選の夏井先生からのお題は「年末年始の駅弁売り場」
おいしそうな駅弁がたくさん並んだお弁当屋さんの写真がお題です。
冬麗戦予選の出場者
前回予選1位追加の松岡充さん、名人初段の立川志らくさんと、着物姿が初々しい千賀健永さん。
さらに金秋戦でシード権をはく奪されてしまった、梅沢富美男さん、村上健志さんのおふたりの名人10段。
タイトル戦に強い皆藤愛子さん、今度こそ決勝進出したい岩永徹也さん、台湾のファンにも俳句を応援されているというキスマイ北山宏光さん、特待生になりたての森口瑤子さん。
以上、9名が4つの決勝進出枠を競います。
放送での発表順に順位と俳句の発表です
このサイトでも浜田さんの発表順に、順位と俳句を鑑賞していきますね。お気に入りの句にはぜひ「いいね!」を!
2019冬麗戦予選 第4位は?
初旅や 頬にぷくりと ボンタンアメ
はつたびや ほほにぷくりと ぼんたんあめ
添削なし
その年、最初の旅「初旅」が季語。
子どもの頃、ボンタンアメが大好きだったという北山さんが詠んだ句。
「ぷくりと」「ボンタンアメ」と可愛い印象の言葉が使われていて、キスマイ横尾さんから「腹立つ」とのコメント。
旅の楽しいイメージが伝わってくる句です。
2019冬麗戦予選 第5位は?
駅弁の箸割る音や去年今年
えきべんのはしわるおとや こぞことし
添削後:
駅弁の箸割る去年今年の車窓
高浜虚子の使った「去年今年」という季語は、一瞬と時間の流れの両面を内包する季語だとのこと。
岩永さんが一瞬に焦点を当てて詠んだ句を、夏井先生は時間の流れを車窓の流れに感じられる句に添削しました。
今度こそ決勝進出をと思っていたでしょう、岩永さんはとっても悔しそうでした。
2019冬麗戦予選 第6位は?
シウマイは売り切れ駅も年の暮れ
しうまいは うりきれ えきもとしのくれ
添削後:
シウマイは売り切れ駅は年の暮
お父様が好きな崎陽軒のシウマイ弁当を仕事帰りに買って帰ったときの句。「も」が惜しかったと夏井先生。
とんとんと特待生まで昇格してその才能が期待されている森口さん。惜しくも初回出場での決勝進出はなりませんでした。
2019冬麗戦予選 第2位は?
抜型を重ねて 仕事納めかな
ぬきがたを かさねて しごとおさめかな
添削なし
お弁当屋さんやお菓子屋さんで抜型を使って仕事をしている人たちの仕事納めを想像したという句。
抜型の情報量の多さ、「かな」という詠嘆の使い方も安堵の気持ちがあって良い。詠み手がわかればさすがだなという夏井先生。
村上さんの細やかな感覚が感じられる句だなぁと思いました。
2019冬麗戦予選 第8位は?
弁当あり水屋に三つ冬の朝
べんとうあり みずやにみっつ ふゆのあさ
添削後:
冬の朝 水屋に弁当の三つ
水屋とは台所のこと。朝早く起きて子どもや夫のお弁当を作ってくれたお母さんが思い浮かぶ句です。
とても自信作だという松岡さんに、ブツブツと切れてしまっているのが残念で広い光景から映像を作る方がよいと夏井先生のアドバイスでした。
2019冬麗戦予選 第3位は?
初旅やほのかに匂ふポリ茶瓶
はつたびや ほのかににほう ぽりちゃびん
添削なし
「ちゃんと確保しにきたんだな、おっちゃん」と夏井先生。確かな俳句の作り方で基本中の基本の型を使った句。安定感があり失敗しにくい。
絶対予選は突破したかったとちらっと本音を見せてくれた梅沢さんでした。
2019冬麗戦予選 第7位は?
正月の麻雀強し弁当屋
しょうがつの まーじゃんつよし べんとうや
添削後:
正月の麻雀 弁当屋の勝ち逃げ
年末年始、忙しいお弁当屋さんはアドレナリンが出ているのかテンションが高く、麻雀も強いのだという句を詠んだ志らくさん。
弁当屋が麻雀に参加している4人の1人だとわかるように、夏井先生の添削がありました。
2019冬麗戦予選 第9位は?
酔い買った駅弁忘れ冬の空
よいかった えきべんわすれ ふゆのそら
添削後:
酔って買った駅弁 冬空の何処
名古屋からきてくれるお父さんがウナギを買ってきてくれるが、新幹線でお酒を飲んだらどこかに忘れてきてしまったという実話の句だそうです。
夏井先生から、動詞の使い過ぎを回避して、お弁当を忘れたことを表現できる添削をされた千賀さん。次回は、「何処(いずこ)」を使うそうです。
2019冬麗戦予選 第1位は?
1位 皆藤愛子さん
右肩に 枯野の冷気 7号車
みぎかたに かれののれいき ななごうしゃ
添削なし
この句は本当にいい句。うっとりしたと夏井先生。
上五中七でほんの小さな謎が投げ込まれ、下五の「7号車」で列車に乗っていること、どの席にすわっているか、外の光景すべてが見えてきます。
車窓の広がりが見えてくる、お上手ですと夏井先生絶賛のこの句で、皆藤さんが予選第1位を獲得しました。
2019冬麗戦予選のまとめ
決勝進出を決めたのは、こちらの4名でした!
1位 皆藤愛子さん
2位 フルポン 村上健志さん
3位 梅沢富美男さん
4位 キスマイ 北山宏光さん
冬麗戦の決勝戦は、年明けとなります。
とても楽しみですね。
来年からはこのサイトもリニューアル予定です。どうぞお楽しみに!
U-NEXTは日本最大級の動画配信サービス
31日間無料トライアルでは140,000作品以上(2019/10現在)が見放題
最新作も楽しめるポイントが600円分プレゼント
※登録日を含む31日間以内に解約すれば月額利用料は発生しません。