プレバト俳句

【プレバト俳句一覧】森口瑤子さんの俳句に「いいね!」しよう

茹でたトウモロコシ

森口瑤子さんは、2020年優秀句10句に選ばれ、2021年1月の冬麗戦に参戦。

名人9人に対して唯一の特待生として参加し、見事、優勝を果たしました。森口さん、おめでとうございます。

森口瑤子さんの初登場からのプレバト俳句を、鑑賞して応援しましょう!

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森口瑤子さんの俳句一覧

ジェラシーを 折ってたたんで白日傘

20210617
お題「折りたたみ傘」

ジェラシーを 折ってたたんで白日傘
じぇらしーを おってたたんで しろひがさ

添削なし

いいね!(7)

ジェラシーって一番やっかいな感情。自分の中の黒いものを、純粋さを表す白日傘の貴婦人のように入れたという森口さんの句。

この句で森口さんは1ランク昇格で、特待生1級に昇格です。

対比が巧いと夏井先生。重い感情を一句に読み込んで季語を主役にするのは褒めたい。

折ったりたたんだりできないものを折ってたたんでいるのも俳句の巧いやり方。

「白」は印象が非常に鮮明になるが、ジェラシーのどす黒い心理的な対比を狙っている。

夏井先生は森口さんをこの人の伸びている力は目覚ましいものがある、と大絶賛でした。

花疲れ リュックの底の 底に鍵

20210415
お題「リュック」

花疲れ リュックの底の 底に鍵
はなづかれ りゅっくのそこの そこにかぎ

添削なし

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疲れ切って家に帰ってきて早く家に入ってゆっくりしたいのに、鍵が出てこないという実体験を詠んだ句。

夏井先生の査定の結果、森口さんは「1ランク昇格」で見事、特待生2級に昇進しました。
夏井先生からは、丁寧に自分の実体験を作れた、手の感覚が伝わるとの感想。

「花疲れ」は心身、体、心が花見や人込みに疲れた気配がでる美しい季語。

「〇の〇の〇に」という助詞の使い方で、覗き込んで探る様子、さらに最後に鍵という物が出てくることで心身の疲れという季語をものによって表現しているところが、特待生の技術だと大絶賛でした。

遠足のリュックの底に チョコの染み

20210225
春光戦Cブロック第3位
お題「きのこの山」と「たけのこの里」

遠足のリュックの底に チョコの染み
えんそくのりゅっくのそこに ちょこのしみ

添削後:
遠足のリュックの底の染みはチョコ

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小学校の頃、遠足でチョコレートを持って行ってそのままにしていたら次に遠足に行くときリュックの底にチョコの染みがあって、そのまま卒業までリュックを使ったという体験を詠んだ、と森口さん。

「に」と「の」とで迷ったという森口さんでした。

この句は素直に自分の体験を書いている。そして染みがチョコだとわかったときに甘い匂いがしてくるところもいいと夏井先生。

森口さんが気にしていた「に」と語順が問題、と添削されました。

こうすると、この染みはなんだ?この前の遠足のチョコだ!となってまた「遠足」という季語が活かされる、と夏井先生。

「リュックの底にチョコの染み」あるある、と思ってしまいました。

加湿器の給水せよに起こさるる

20210204
お題「加湿器」

加湿器の給水せよに起こさるる
かしつきの きゅうすいせよに おこさるる

添削後:
加湿器の「給水せよ」と吾を起こす
加湿器の給水ランプに起こさるる

いいね!(4)

加湿器は水が入ってるときは役に立つが、水がなくなるとランプの点滅で起こされてイライラしている、という句。

この句の査定の結果は「現状維持」

夏井先生からは、中七の言葉の選び方が中途半端、という評価。

シンプルな書き方はとても良い。状況もわかる、ささやかに引っかかるのは中七。

擬人化なら、「「給水せよ」と吾を起こす」までやったほうが良い。そうでなければ、給水ランプとするほうが良い、と添削されました。

とはいえ、森口さんは「あなたはシンプルさが持ち味。このままいきましょう!」と夏井先生から褒められました。

風花へ しゅぱんしゅぱんとゴム鉄ぽう

20210114 冬麗戦第1位 優勝
お題「輪ゴム」

風花へ しゅぱんしゅぱんとゴム鉄ぽう
かざはなへ しゅぱんしゅぱんと ごむてっぽう

添削なし

いいね!(12)

最初はうちの中でゴム鉄砲で遊んでいたが、「外に出なさい」と言われて、風花にしゅぱんしゅぱんと打っていたのを詠んだ句、と森口さん。

シンプルで映像が浮かんで、読んでいて気持ちいい句だと夏井先生。

風花は冬晴の晴れた青空に雪の切片が飛んでくるもの。

「風花へ」の「へ」で何だろうと思うと、「しゅぱんしゅぱん」とオノマトペが出てくる。

風花の感触と、ゴム鉄ぽうの感触と上手につなげている。

「素晴らしいです」と夏井先生大絶賛でした。

森口さんは唯一の特待生として出場され、見事に下剋上優勝を果たされました。

森口さん、大快挙!おめでとうございます。

秋てふや 夢の途中に時計鳴る

20201112 金秋戦決勝8位
お題「7時過ぎの時計」

秋てふや 夢の途中に時計鳴る
あきちょうや ゆめのとちゅうに とけいなる

添削後:
秋てふや 夢の途中を 鳴る時計

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ふだんの生活で実体のないものを追いかける夢を見るが、途中でアラームで目が覚めるのを詠んだという森口さん。

夏井先生は、もったいないのは着地のところが「落ち」になってしまうところだと解説。

鳴る時計にすると軸足が時計にいく。

「を」は経過していく時間をぼんやりと表現するように添削されました。

ちゑさんの被爆ピアノや 秋はきぬ

20201029
金秋戦予選Aブロック1位
お題「ピアノ」

ちゑさんの被爆ピアノや 秋はきぬ
ちえさんの ひばくぴあのや あきはきぬ

添削なし

いいね!(14)

今年「お母さんの被爆ピアノ」という映画に出演させていただいて、「被爆ピアノ」というものがあるのを知った。

主のいなくなったピアノにも秋がきて冬がきて75年間、繰り返してきたんだなぁという句だそうです。

心に染み入るような句ですね、と夏井先生。

「ゑ」が時代の手触りを見せてくれる。「被爆ピアノ」という言葉だけで語るものがものすごくたくさんある。

かつて「ちゑさん」が愛用していたピアノが原爆でということが全部入る。「や」は強調を受け止めるだけのものになっている。

必要以上のことは言わないで「秋はきぬ」という季語に全部託すという季語。

きっちりと見事に素晴らしい作品だったと思います、と夏井先生。

謎解きの 頁に蜘蛛は果ててゐる

20200813
お題「本棚」

謎解きの 頁に蜘蛛は果ててゐる
なぞときのぺーじに くもは はてている

添削なし

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よく本棚の整理をするが、古いミステリーに細い蜘蛛が押し花のように挟まっていた。そのまま閉じてしまったという句。

夏井先生は、とても良かったと思う。「謎解きの頁」で読んでいるのが推理小説だとわかる。言葉の経済効率が良い。と高く評価。

「に」は場所、ページに蜘蛛。「は」で読者は興味を持ち始める。「果ててゐる」という淡々とした描写が良かった。「あなたはセンスがある!」と大絶賛でした。

この句は、2020年優秀句10句に選ばれました!

おめでとうございます。

毒々しと思ふ日あり 氷菓子

20200730 
炎帝戦予選Cブロック4位
お題「アイスクリーム売り場」

毒々しと思ふ日あり 氷菓子
どくどくしと おもうひあり こおりがし

添削後:
毒々しと思ふ 氷菓子も人も
毒々しと思ふ 氷菓も人も吾も

いいね!(6)

甘くて冷たくて美味しいアイスだけど、甘すぎたり色がどぎついものがある。それと同じに優しくみんなから好かれている人にも毒を感じるときがあるなぁという句だそうです。

五・七・五にリズムを整えて「人も」毒々しと思ったのならそれを書いた方がいいと夏井先生の添削でした。

春光やケトルの銀の艶めけり

20200227 
春光戦戦予選Aブロック5位
お題「カップラーメン」

春光やケトルの銀の艶めけり
しゅんこうや けとるのぎんのつやめけり

添削後:
春光や 朝のケトルの銀の艶

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カップ麺が大好きなので、やかんで沸かしてお湯を入れる。窓からの光がケトルに降り注ぎ美しかったという句。
基本の型にきっちり入れていて勉強のあとが見える。

もったいない点が2つ。「春光」という季語は、本来は春の光景を意味する季語。艶めけりに比重がかかりすぎて、「春光」という季語を後半が食ってしまう。

「艶」で止めたほうがいいと夏井先生。

道草は 砂町銀座 おでん食ふ

20200130
お題「銀座での買い物」

道草は 砂町銀座 おでん食ふ
みちくさは すなまちぎんざ おでんくう

添削なし

いいね!(15)

森口さんの高校生の頃の道草を詠んだ句です。

道草という言葉は馬が道端の草を食べるところから。食べているのが草ではなく「おでん」であるいうところがウィットに富んでいるという夏井先生。

森口さん初めての特待生査定で「1ランク昇格!」早くも特待生4級に昇格されました。

森口さんおめでとうございます。

夏井先生は、背伸びをしない形で俳句を書くスタンスは絶対変えないほうが良い!と森口さんの俳句を詠むスタイルを高く評価していましたよ。

シウマイは売り切れ駅も年の暮れ

ボンタンアメと崎陽軒
20191226
お題「年末年始の駅弁売り場」

シウマイは売り切れ駅も年の暮れ
しうまいは うりきれ えきもとしのくれ

添削後:
シウマイは売り切れ駅は年の暮

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お父様が好きな崎陽軒のシウマイ弁当を仕事帰りに買って帰ったときの句。

「も」が惜しかったと夏井先生に添削されました。

ブティックの鏡うそつき 落ち葉蹴る

20191205 
お題「試着室」

ブティックの鏡うそつき 落ち葉蹴る
ぶてぃっくの かがみうそつき おちばける

添削なし

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夏井先生は、ブティックの鏡を嘘つき!とののしるところを評価。

ただ似合わないとがっかりするのではなくて、鏡を「うそつき」とののしってしまう強烈さと、さらに「蹴る」という行動のバランスが良いところが評価されました。

せっかく似合うと思った服が、実はあまり似合っていなかったとわかったときのがっかり感。共感します。

森口さんはこの句で、夏井先生から「この人は特待生になっても大丈夫!」と大絶賛され、晴れて特待生に!

唐黍は 縦一列を むしり食む

果物屋
20190919
お題「秋の果物屋さん」

唐黍は 縦一列を むしり食む
とうきびは たていちれつを むしりはむ

添削後:
唐黍まず縦一列をむしり食む

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秋の果物屋さんの店先の様子から、トウモロコシに発想を飛ばして詠んだ句。

夏井先生は、唐黍の食べ方を詠んだこの句に、それがどうした?という内容が文学作品になるのが俳句の面白いところだと解説しました。

トウモロコシの食べ方には個性が出るので楽しい句だと思います。

夏井先生は、食む(はむ)という昔の表現に滑稽みがあると解説してくれました。

仏壇の 向日葵までも くたばりぬ

20190801
お題「35℃の電光掲示板」

仏壇の 向日葵までも くたばりぬ
ぶつだんの ひまわりまでも くたばりぬ

添削後:
仏壇の 向日葵も くたばつてゐる

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お母さまが春に亡くされた森口さんが、仏壇に向日葵を飾ったら、猛暑であっという間に枯れてしまったという句。

「くたばりぬ」という表現がお母さまと向日葵にかかっているといい、森口さんのような雰囲気のかたから「くたばる」という言葉が出るところに驚きました。

夏井先生は、森口さんの言葉選びのセンスを評価。初登場からこの人はすごそうというインパクトを残した俳句でした。

森口瑤子さんの俳句のまとめ

森口さんのご主人は有名な脚本家の坂元裕二さん。

そのため浜田さんには、(俳句を)自分で作ったのかといじられてしまう森口さんですが、すでに特待生。
これからもっともっとご出演されると思います。

とても楽しみにしています。

管理人は強い言葉がちりばめられて滑稽味がある森口さんの句がとても好きです

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ご活躍を応援しています。



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