プレバト俳句

プレバト俳句2月27日春光戦予選Aは鈴木光さん無季の句で決勝へ!

カップ麺を食べる

早くも始まった春のタイトル戦「春光戦」

今回から予選は2ブロックで行われ、それぞれ上位3名が勝ち上がれる合計6枠をめぐる予選会となります。

プレバト俳句の名人特待生はとても大勢!

シード権のない名人だけで5名、特待生は15名の合計20名と予選参加者候補が大勢になっています。

ブロック制になることで出演人数が増え、予選に参加できるチャンスが平等に近づきそうですね!

プレバトファンのみなさまへ

各俳句の「いいね!」のクリック数が()内に表示されるようにしています。

こういうボタンです。このボタンは練習用!
いいね!(1345)

「いいね!」で作者さんの応援をお願いします。

春のタイトル戦予選のお題

春光戦予選の夏井先生からのお題は「カップ麺」

カップ麺を食べる
誰もが食べたことがあるカップ麺というお題に、実体験を詠むのか発想を飛ばすのか、どんな俳句が披露されたのでしょうか。

春光戦予選Aブロックの出場者

予選Aブロックで決勝進出の3枠を競う出場者はこの7名の方々です。

まず名人からはこちらの2名
10段 FUJIWARA 藤本敏史さん
初段 立川志らくさん

次に特待生からはこちらの5名
1級 ミッツ・マングローブさん
2級 岩永徹也さん
3級 皆藤愛子さん
3級 鈴木光さん
4級 森口瑤子さん

見どころは、今回こそミッツさんが決勝にコマを進めるのか。
また岩永さん、森口さんも初決勝進出は成るのか、といったところでしょうか。

放送での発表順に順位と俳句の発表です

決勝でも浜田さんの発表順に、順位と俳句をみていきましょう。

お気に入りの句にはぜひ「いいね!」をお願いします!

春光戦予選A 第2位は?

2位 岩永徹也さん

赤本で蓋す 春夜のカップ麺
あかほんでふたす しゅんやのかっぷめん

添削なし
いいね!(25)

厚い赤本でカップ麺に蓋をして、受験勉強の休憩でカップ麺を食べているという句。

句またがりで季語を含まないフレーズと、季語を含むフレーズを組み合わせたとてもよくできた句と夏井先生絶賛でした。

6回目で初の予選突破!岩永さん、おめでとうございます。

春光戦予選A 第6位は?

6位 皆藤愛子さん

春暁のカップ麺 水面の油膜
しゅんぎょうのかっぷめん みなものゆまく

添削後:
春暁や冷ゆるカップ麺の油膜

いいね!(4)

目の付け所は非常に良い。でも「水面」のせいでわかりにくくなってしまった。
カップ麺と油膜を切ってはいけない、もったいない、と夏井先生。

冬麗戦で予選1位の皆藤さん、今回は決勝進出ならず残念でした。

春光戦予選A 第5位は?

5位 森口瑤子さん

春光やケトルの銀の艶めけり
しゅんこうや けとるのぎんのつやめけり

添削後:
春光や 朝のケトルの銀の艶

いいね!(7)

カップ麺が大好きなので、やかんで沸かしてお湯を入れる。窓からの光がケトルに降り注ぎ美しかったという句。
基本の型にきっちり入れていて勉強のあとが見える。

もったいない点が2つ。「春光」という季語は、本来は春の光景を意味する季語。艶めけりに比重がかかりすぎて、「春光」という季語を後半が食ってしまう。

「艶」で止めたほうがいいと夏井先生。

春光戦予選A 第4位は?

4位 立川志らくさん

カップ麺の匂い 蜥蜴穴を出る
かっぷめんのにおい とかげあなをでる

添削後:
カップ麺三分 蜥蜴穴を出る

いいね!(11)

「蜥蜴穴を出る」が季語。半数の語を季語で使うという難しいことに挑戦してくれた、と夏井先生。

蜥蜴とカップ麺という物を持ってきて、付かず離れずの関係が悪くないが、俳句は因果関係を嫌うので、「匂い」で蜥蜴が出てきたかのような部分をなくすといい、と夏井先生。

4回目のボーダーラインの予選落ちとなってしまった志らくさんでした。

春光戦予選A 第3位は?

3位 鈴木光さん

新歓の部室 カップ麺の匂いかすか
しんかんのぶしつ かっぷめんのにおいかすか

添削後:
新歓の部室 カップ麺の匂い

いいね!(22)

文化部の部室はカップ麺の匂いがするなという思い出から詠んだ。無季の句にして「新歓」という新たな季節を感じさせる語で、
次の時代の歳時記に季語として載る可能性のある句。

かすかなのか、強いのかは読者に想像させるほうが得、と夏井先生。
想像の余白を残して句を作りたいと光さん。

春光戦予選A 第7位は?

7位 ミッツ・マングローブさん

熱湯3分 化粧拭き取る夜半の春
ねっとうさんぷん けしょうふきとる よわのはる

添削後:
カップ麺3分 春夜の化粧 拭い取る

いいね!(6)

飲んで帰ってきた夜、小腹がすいてカップ麺を作っている3分間で化粧を拭き取る、という句。

夏井先生は、兼題写真がないと湧いている熱湯で化粧を拭き取るという句に詠めてしまう、と指摘。

カップ麺と書いたほうが良いと添削されました。

春光戦予選A 第1位は?

1位 FUJIWARA藤本敏史さん

春寒のスタアの悲報 カップ麺
はるさむの すたあのひほう かっぷめん

添削なし
いいね!(20)

難しい型に挑戦している。季語を含んだワンフレーズと、独立した「カップ麺」
バランスが見事に取れている。「スタア」という書き方からカップ麺の生まれた時代のスタアではないかと読み手が読み取ってくれる。

お見事でしたと夏井先生。

今年の初めからカップ麺を食べることがおおいという藤本さん。

実力どおり1位で通過されました。とても嬉しそうで思わず涙ぐむ藤本さんでした。良かった!

春光戦予選Aブロックのまとめ

春光戦決勝進出の3枠をまず射止めたのは藤本敏史さん、岩永徹也さん、鈴木光さんでした!

藤本さんが予選1通過!作風をかえたという藤本さん。さすがです。

6回目の挑戦で初進出を決めた、岩永さん。おめでとうございます!

光さんの無季の句への挑戦。かっこよかったです。

決勝進出
1位 FUJIWARA藤本敏史さん

2位 岩永徹也さん

3位 鈴木光さん

予選敗退
4位 立川志らくさん

5位 森口瑤子さん

6位 皆藤愛子さん

7位 ミッツ・マングローブさん

予選Bブロックも決勝もとても楽しみですね!

今回も、最後までご覧いただきどうもありがとうございました。


↑ブログランキングに参加中です
 応援していただけたら嬉しいです!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です