篠田麻里子さんは、今や元アイドルというよりも、魅力的な大人の女性として活躍されています。
産休をへて復帰されました。
プレバトでは確かな場面描写の句に定評があり、特待生に昇格されています。
篠田麻里子さんの2018年からのプレバト俳句を、鑑賞して応援しましょう!
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篠田麻里子さんの最近の俳句一覧
ズワイガニ 無音の宴 50分
お題「観光バス」
ズワイガニ 無音の宴 50分
ずわいがに むおんのうたげ ごじゅっぷん
添削後:
ずわい蟹 食む音のみの50分
カニの食べ放題の旅行を思い出した。山ほどあったカニを無音で食べているのが面白くて、食べ放題という言葉をつかわずに50分と表現したと篠田さん。
夏井先生は、50分と具体的な時間を言ったのはよい。リアリティーがあると評価。
もったいないのはズワイガニというカタカナ表記。生き物の季語はカタカナを使わないと解説。
また、無音ではなく食べている音だけがあるという点を指摘して、添削されました。
中洲の満月 ホークスの白星
ふるさと戦 福岡県
お題「中洲の屋台」
中洲の満月 ホークスの白星
なかすのまんげつ ほーくすのしろぼし
添削後:
ホークスは白星中州には満月
福岡出身の篠田さんが、写真俳句で「中洲の屋台」の写真から詠んだ句。
中洲の美しい満月に、福岡ソフトバンクホークスの白星、という素敵な日、観光客に盛り上がる日を体感して頂きたい、と篠田さん。
夏井先生は写真俳句になったときに、写真と俳句の掛け算の効果となるよう、語順を変えて添削されました。
見事、福岡県の1位となったこの句は、地元のPRのためポスターにお名前入りで印刷され掲載されています。
山粧ふ 三年タグ付き登山靴
金秋戦予選Bブロック4位
お題「行楽の秋」
山粧ふ 三年タグ付き登山靴
やまよそおう さんねんたぐつきとざんぐつ
添削後:
三たび山粧ふ タグ付き登山靴
篠田さんはコロナ前に登山をしようと思って登山靴を買ったそうです。その靴が3年間靴箱のままに眠ったままで、まだまだ登山を楽しめない寂しさを詠んだ句。
夏井先生は語順が良いが、季重なりとなる季語の強弱のつけ方が弱いと指摘。
三年を山粧ふにつけて添削されました。
万緑や 多様性なる人の色
お題「キッチンカー」
万緑や 多様性なる人の色
ばんりょくや たようせいなる ひとのいろ
添削後:
万緑や百の国旗の色いくつ
キッチンカーは昔に比べて多様性が増えてきたと詠んだ句、と篠田さん。
夏井先生は17音におさめるには大き過ぎるテーマにしてしまったと解説。難しいことをやろうとした点は高評価。
しかし、1つの要素にしぼって具体的な映像にした方が良い、万国旗の映像として添削されました。
祖母のもの 日付指定の春ショール
お題「宅配便」
祖母のもの 日付指定の春ショール
そぼのもの ひづけしていのはるしょーる
添削後:
今日届く 祖母の形見の 春ショール
ご自分の3月の誕生日に、亡くなったおばあさまの春ショールが日付指定で届いたのを詠んだ句だそうです。
夏井先生は、まさに今日届いたというのがわかる、またおばあさまが亡くなっていて形見の春ショールなのだとわかる句に添削されました。
夏至夜風 余ったコーラで煮る角煮
お題「コーラ」
夏至夜風 余ったコーラで煮る角煮
げしよかぜ あまったこーらで にるかくに
添削なし
昼間に買ったコーラの残りでとろとろの角煮ができる。夜風に、煮る角煮の香りがしてきて、みんながハッピーになるという句、だそうです。
篠田さんはこの句で1ランク昇格で特待生2級に。
夏至夜風という傍題の季語を選んだのが是、とされました。
夏井先生は生活感の勝利だ、コーラの写真から角煮がでるとは思わなかった。相当勉強なさったのではないかと高評価。
夏至の頃はやっと夜になって涼しくなってくる「夜風」の効果と、飲み残したコーラと角煮の着地がしっかりしている。
言葉で匂いをかがせるというところがたいした主婦だ、と夏井先生大絶賛でした。
春の闇 洗う寿司桶 荼毘し祖母
お題「ウニの軍艦巻き」
Bブロック第5位
春の闇 洗う寿司桶 荼毘し祖母
はるのやみ あらうすしおけ だびしそぼ
添削後:
寿司桶洗う 祖母を荼毘せし夜の春
2年前に亡くなった祖母のお葬式の日、寿司桶を洗っているときになんともいえない気持ちがしたのを詠んだという篠田さんの句。
夏井先生から10人に1人くらいは亡くなったおばあさんが寿司桶を洗っていると間違って読むかもしれないので、そうならないように直しましょうと添削されました。
季語も「春の闇」でなくもう少し春が優しく残るようにされています。
篠田さんのやろうとしていることはとても良い。あとは技術を身につけましょう、と夏井先生のコメントでした。
レンズ見る裸足の少女 海は冬
お題「雪の東京駅」
レンズ見る裸足の少女 海は冬
れんずみる はだしのしょうじょ うみはふゆ
添削なし
兼題写真の「雪の東京駅」から、自分が上京した時のことを思い出したという篠田さん。
寒い海でグラビアを撮影した時を思い出して詠んだといいます。
「裸足」も「冬」も季語で季重なり。りの是非。
査定の結果は、「1ランク昇格!」
特待生3級へ昇格です。おめでとうございます。
着地が上手い!と夏井先生。「びっくりしました、あの兼題写真からこういうところにくるか。」
「レンズ見る裸足」までで夏の季語で明るい太陽だ、と思った瞬間に、「冬」と落とすところがすごい。
「裸足」という季語は「冬」が出たところで力を失っていく。「少女」も仕事のような被写体になっているのではないか、とわかる。
本当に見事だと、この句で感心した!と夏井先生大絶賛の句でした。
ジーンズの聖地「KOJIMA」よ 冬の虹
お題「ジーンズ」
ジーンズの聖地「KOJIMA」よ 冬の虹
じーんずのせいち こじまよ ふゆのにじ
添削後:
ジーンズの 聖地「KOJIMA」よ冬の虹
篠田さんは、今回のジーンズのお題で岡山県の児島地区が思い浮かんだ。ジーンズの聖地と呼ばれている児島にコロナに負けないで頑張ってほしいという思いを込めた一句だといいます。
この句で篠田さんは特待生4級に昇格しました。
夏井先生は、難しい2語を使って成功していると解説。
一つ目の語は「聖地」。印象が強い言葉なので17音に聖地をつかうとバランスが難しい。また、KOJIMAも固有名詞なので季語以上の力を発揮してしまうことがある。
それを一緒に入れて、お互いのバランスをとって、季語に視線を引っ張っていくことができている、感心していました。
また、「冬の虹」は 次の希望として見出している印象があるそうです。
詠嘆の「よ」を繰り返して添削のようにするとさらにいいと、夏井先生のアドバイス。「頑張っていきましょう!」と夏井先生。
篠田さん、おめでとうございます!
秋の夜 「黒鍵のエチュード」に挑む
金秋戦予選Bブロック3位
秋の夜 「黒鍵のエチュード」に挑む
あきのよる こっけんのえちゅーどにいどむ
添削後:
黒鍵のエチュード 秋の夜を挑む
ピアノをやっていたのだが「黒鍵のエチュード」が弾きたくて頑張って練習していた。この時期に練習を頑張っている子がいるのかなと思って詠んだという句。
「秋の夜」と「黒鍵のエチュード」の取り合わせがしっとりとした響き合いを生んでいてここは良い、ただ「黒鍵のエチュード」の9音の構成が難しかったのでは、と夏井先生。
「秋の夜(よ)」として4音にし、「を」とすると時間と空間をの意味になり、秋の夜長、一生懸命練習しているという意味になると添削されました。
秋暁に 肘掛けで割る 茹で卵
お題「たまご」
秋暁に 肘掛けで割る 茹で卵
しゅうぎょうに ひじかけでわる ゆでたまご
添削後:
秋暁のバス 肘掛けで割る卵
AKB48の時、朝、大人数でバスで出かける時、いつもおにぎり2個とゆで卵のお弁当がついていた。その殻をバスの肘掛けで割っていたのを思い出して詠んだという篠田さん。
この句は、バスの肘掛けだというところが面白いのだと、「バス」というキーワードを入れ、茹でをカットして添削されました。
アイスの当たり棒そっと仕舞う甥
炎帝戦予選Dブロック4位
お題「アイスクリーム売り場」
アイスの当たり棒 そっと仕舞う甥
あいすのあたりぼう そっとしまうおい
添削後:
甥っ子が仕舞うアイスの当たり棒
甥がアイスの当たり棒だったのだが、そっと隠したところに性格が出るなと思ったという篠田さん。
この内容なら5・7・5に入れていくことが十分できると夏井先生。「そっと」を活かしたいか「甥」を活かしたいか篠田さんの希望をきいて、小さな甥だとわかるように添削されました。
引き波を 自転車で追う 秋夕焼
お題「夕方の買い物帰り」
引き波を 自転車で追う 秋夕焼
ひきなみを じてんしゃでおう あきゆやけ
添削なし
島出身の篠田さんが、自転車での帰り道、引き波の白い線と夕日の赤のコントラストの印象を詠んだ句。
引き波の映像と、自転車で追うという動作、秋夕焼が奥行きのある映像として出てきて、お互いを邪魔しない、またムード・叙情もあると夏井先生の高い評価を得ました。
篠田さんは今回で5回目の才能アリを獲得。良いレベルで毎回そろえてきている上に、ご自身らしい世界をもっているという夏井先生の評価で、この句で「特待生」に昇格しました!
篠田さん、おめでとうございます!
蝋梅や 米寿の鼻腔 蕩かさん
お題「春のベランダ」
蝋梅や 米寿の鼻腔 蕩かさん
ろうばいや べいじゅのびこう とろかさん
添削後:
祖母米寿 鼻腔を蕩かせる 蝋梅
季語は「蝋梅」。米寿のおばあ様が、大好きな蝋梅の香りを嗅ぐ様子を詠んだ句。
作者が米寿のように読めてしまうために、おばあ様が米寿とわかるように夏井先生に添削されました。
着膨れの 母の手を引き ベネチアよ
お題「銀座のイルミネーション」
着膨れの 母の手を引き ベネチアよ
きぶくれの ははのてをひき べねちあよ
添削後:
着膨れの母連れ ベネチアを行かん
真冬のベネチアを着ぶくれしたお母さんと一緒に旅した実体験を詠んだ句。
まだお若いお母さんだとわかるように、先生に添削されました。
秋の宵 独身女と サンマ缶
お題「秋の味覚」
秋の宵 独身女と サンマ缶
あきのよい どくしんおんなと さんまかん
添削後:
独身や 秋の宵なる サンマ缶
夏井先生は、季語「秋の宵」がより効果的になるような語順で添削されました。
管理人個人としては「独身女とサンマ缶」というストレートな表現のオリジナルの句もとても素敵だと思います。
雪晴れた 五時間待ちの テイクオフ
お題「雪晴れの空港」
雪晴れた 五時間待ちの テイクオフ
ゆきはれた ごじかんまちの ていくおふ
添削後:
五時間を待ち 雪晴れのテイクオフ
大雪の間、飛行機が飛ばず待っていた乗客が、やっと飛び立つ飛行機にほっとした思いを詠んだ句。
夏井先生は、場面の切り取り方を評価、語順を変えて添削されました。
篠田麻里子さんの俳句のまとめ
篠田さんは、俳句のほか盛り付けでも特待生で活躍中です。
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