6月4日のプレバトは新特待生が誕生しました。そして梅沢さんの俳句集に掲載決定の1句がついに誕生!
人気の松丸さんやM-1優勝者のミルクボーイさんも登場です。
今日もファンのみなさんのお気に入りの俳句に「いいね!」がカウントされ、()内に数字が表示されるようにしています。
こういう↓ボタンです。このボタンは練習用!
今日のイチオシはこちらの句です。
永世名人 梅沢富美男さん
桐の花 いつかは来ない 紙袋
きりのはな いつかはこない かみぶくろ
永世名人の俳句集掲載句です!詳しくは記事の後半で!
お待たせしました。ではでは、芸能人の皆さんの俳句を鑑賞していきましょう。
今週のゲスト
まずは今週のゲストのご紹介です。
肩書き お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。
落語家 春風亭昇吉さん
2回目の挑戦の昇吉さん。前回は才能アリ1位を獲得、東大卒の実力を見せてくれました。今回は?
現役東大生 松丸亮吾さん
謎解きクリエイターとして大活躍中の松丸さん。前回65点の凡人だったのがトラウマに!リベンジなるか?
キスマイ 宮田俊哉さん
才能アリを3回獲得していて特待生も近い宮田さん。キスマイは俳句ができないと!と頑張っています。
タレント 髙田万由子さん
今まで6回中4回も才能アリを獲得している髙田さん。新特待生は髙田さんなのか!?
ミルクボーイ 内海崇さん
M-1ではコーンフレークも最中も大ブレークさせてしまうミルクボーイ。俳句では何を詠むのか気になります。
永世名人 梅沢富美男さん
小学生からお年寄りまで人気が高く、8年ぶりの新曲「ノスタルジア」を出した梅沢さん。
生け花でも俳句でも乗りに乗っています。
今週のお題
今週の夏井先生からのお題は「紙袋」
ストックされている紙袋。どこのおうちにもありますね。どんな買い物をした?どんなふうに使う?といろいろ発想が膨らみます。
今週のゲストさんたちの俳句を鑑賞
今週も、MCの浜田さんが放送で発表した順番にご紹介します!
ミルクボーイ 内海崇さんの俳句を鑑賞!
第3位 内海崇さん
夏の旅 荷棚にぎわう 紙袋
なつのたび にだなにぎわう かみぶくろ
添削後:
夏の旅 荷棚 ぎっしり紙袋
夏の旅 荷棚 揃いの紙袋
夏に旅行をして、帰りの電車の荷棚がお土産の紙袋でにぎわっているという句。
M-1で優勝し、4月には婚約した内海さん。幸せなイメージが伝わってきますが、査定の結果は、
才能アリ70点で見事、第3位を獲得!
「夏の旅」という季語の安易な使い方は推奨はしないが、夏の旅行のウキウキ感が一句の中に出ている。「にぎわう」と書くベタなところも許してあげられる、素朴な実感がある、と夏井先生。
内海さんは「勉強すると良くなると思う」と夏井先生に褒められていました。
現役東大生 松丸亮吾さんの俳句を鑑賞!
第2位 松丸亮吾さん
炎天下 取手ちぎれて母の影
えんてんか とってちぎれて ははのかげ
添削後:
取っ手ちぎれる 炎天に母の影
炎天下に紙袋で重めの荷物を持っているとき、汗で紙袋の取っ手が切れてしまって、その影が生前の母の姿のようだった、という句。
査定の結果は、「71点才能アリ」で第2位となった松丸さん。
「あなたは絶対センスがあります」と夏井先生に太鼓判を押されていました。
句の解説では、技術的には完成品とはいいにくく、母ものの句はベタになりがちだが、中七の「ちぎれる」という動詞に作者の工夫があると夏井先生。
語順が損しているということで、添削されました。七、五、五という音数の句になおされましたが、ここで感心する松丸さんに、永世名人から「俳句を舐めちゃだめですよ」とひと言。
前回凡人65点でお兄さんのDAIGOさんから「65点」とあだ名をつけられてしまっていたので、今回は良かったですね!
キスマイ 宮田俊哉さんの俳句を鑑賞!
荷物持ち 汗ばむ僕と浮かれし母
にもつもち あせばむぼくと うかれしはは
添削後:
買い物や 浮かるる母と汗の僕
女性もののブランド、デパートの紙袋の写真をみたときに、お母さんと子供の頃、買い物に行ったのを思い出したという宮田さん。
一生懸命荷物を運んだ思い出を書いてみたそうです。
夏井先生の査定は、「55点凡人」でした。
全体は微笑ましい光景を書こうとしているが、3つ引っかかる点があったそうです。
語順が説明的なのがひとつ、下五が過去の意味になるのがひとつ、汗が主役なのでもう少しクローズアップをしてほしかったと3点を指摘。
汗の僕が最後にアップになって、「汗」の季語が見えて生きてくる句に添削されました。
タレント 髙田万由子さんの俳句を鑑賞!
第4位 髙田万由子さん
夏野菜 摘みし 紙袋の重さ
なつやさい つみし かみぶくろのおもさ
添削後:
夏野菜 もぎて 紙袋の重さ
夏野菜いっぱい 紙袋ずっしり
家庭菜園でトマト・ナス・キュウリを収穫し、紙袋いっぱいの野菜で重くなった実体験を詠んだ髙田さん。
「摘みしは軽いものを取るイメージ」だと梅沢さんの指摘。これに対し「さすが!おっちゃん」と夏井先生。
査定の結果は「60点凡人」でした。
夏井先生は、素直な実感を書いているのはとても好感が持てる、夏野菜と紙袋の感触は素直さが伝わるとコメント。
ただし、動詞の選択がもったいない、指先で摘み取るという意味の動詞「摘む」ではなく「もぐ」のほうが「重さ」とつながっていくと添削しました。
落語家 春風亭昇吉さんの俳句を鑑賞!
第1位 春風亭昇吉さん
万緑に 提げて遺品の紙袋
ばんりょくに さげて いひんのかみぶくろ
添削なし
昇吉さんは、この句を、「映像としてはおっさんが紙袋をもっているだけ。アルバムなどの遺品が入っている。生命観のある「万緑」という季語に託した」と自分で解説。
夏井先生の査定の結果は、75点という超高得点! 特待生誕生です!
「こいつは特待生になる資格がある、これは良い句だなぁ」と梅沢さん。
夏井先生は、「本当に上手い。俳句の骨法がわかっている人の句」と大絶賛です。
また、「万緑」という季語で生命力のイメージがあり、「提げて」で人物の存在が出てくる。
「遺品」と「万緑」の対比。「生き」「死に」の対比がこの2つの言葉ででてくる。遺品を紙袋に入れているという小さな謎からドラマが動き出す、と解説します。
また、上五で「万緑に」「万緑や」にするか悩んだのでは?と夏井先生。「に」にすることで空間の中に存在する、生命エネルギー溢れる万緑の中にポツンといることになる。命のイメージをぐっと押し出すことになると、べた褒めでした。
永世名人の梅沢さんも危ないほど、大人物が登場したようです。
春風亭昇吉さん、おめでとうございます!
梅沢永世名人のお手本俳句を「いいね!」
続いて、永世名人の梅沢さんのお手本を鑑賞していきましょう。
梅沢富美男さんの俳句を鑑賞!
桐の花 いつかは来ない 紙袋
きりのはな いつかはこない かみぶくろ
今回は初心に戻って詠んだと梅沢さん。
この句の査定結果は、「掲載決定」!夏井先生が認める傑作が誕生しました!
「意外な展開の味わい」と評価されました。
「桐の花」と「いつかは来ない」で高尚なことをいうのか、と思いきや「紙袋」という俗なものがでてくる。
作者が狙ってきている句だと評価!
紙袋は「いつか使う」と思ってみんな置いているが、中七で「いつか」とかぎかっこをつけると意味がわかりやすくなるが、謎の分量は減る。
夏井先生は、梅沢さんの句を高く評価し、ついに19句目の掲載句が生まれました。
あと31句!梅沢さん、頑張ってください。
梅沢富美男さんの最近の俳句一覧
2019年4月からの梅沢富美男さんの俳句とファンのおすすめ俳句をまとめて、それぞれの句にいいね!できるようにしました。
梅沢さんファンの方は、ぜひこちらもどうぞ!
今週のまとめ
特待生昇格は髙田さんかとおもっていましたが、まさかの2回目登場で春風亭昇吉さんが特待生に昇格しました。
自らを、志らくさん(落語家)、鈴木光さん(東大生)、岩永さん(IQ148)の属性をあわせもつと豪語する昇吉さん。
これからの活躍が楽しみです!
いっぽう、永世名人の梅沢さんの俳句集掲載句が生まれましたね!
俳句シュレッダーが見られないのはちょっと残念ですが、素敵な句ができて良かったです。
応援に参加してくださったみなさん、最後まで読んでいただいた皆さんも
ありがとうございました。
どうぞまた、一緒に鑑賞しましょう。
ではでは。また。
名人・特待生の段位は新特待生が誕生してこのようになりました!
最新の段位表はこちらの記事に掲載しています。
【プレバト俳句の段位表】名人・特待生の最新段位の情報はこちら!