1月23日の俳句の査定ランキングは、関東出身の芸能人さんたちが冬の新宿駅をお題に句を詠みます。
才能アリが3人!のハイレベル査定です。
全員が実体験を詠んだという今回、どんな俳句が披露されたのでしょうか!
ファンの皆さんのお気に入りの俳句に「いいね!」がカウントされ、()内に数字が表示されるようにしています。
こういう↓ボタンです。このボタンは練習用!
的場浩司さん
職質をするもされるも着膨れて
しょくしつを するもされるも きぶくれて
お待たせしました。ではでは、芸能人の皆さんの俳句を鑑賞していきましょう。
今週のゲスト
まずは今週のゲストのご紹介です。
肩書き お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。
埼玉出身・的場浩司さん
埼玉県上尾市出身の的場さん。以前才能アリをもらってから街を歩いていてもすらすらと俳句を書いてしまうそうです。
東京出身・平井理央さん
西東京市出身の平井さん。お母さんがプレバトの大ファンで、平井さんは才能アリしか許してもらえないというプレッシャーが!
東京出身・早見あかりさん
埼京線で新宿をとおってオーディションに通っていたという早見さん。オーディションに通っていた実体験を詠みます。
千葉出身・小倉優子さん
出身は「こりん星では?」という浜田さんに千葉県で間違いないと小倉さん。
東京出身・村田琳さん
蓮舫さんの息子さん。1位に座るビジョンしか見えないと自信満々で登場です。
今週の名人・特待生
次は今週の名人・特待生のご紹介です。
段・級 お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。
名人3段 中田喜子さん
東京築地出身の中田さん。新宿駅にはよく通っていたといいます。冬麗戦の屈辱を晴らせるか?
名人10段 村上健志(フルーツポンチ)さん
ため口連発でとても楽しそうな村上さん。タイトル戦では実力の差を見せつけてくれました!
今週のお題
今週の夏井先生からのお題は「冬の新宿駅」
雪の新宿駅南口の写真が兼題写真です。この駅をお題に、どんな俳句が生まれたでしょうか。
今週のゲストさんたちの俳句を鑑賞
MCの浜田さんが、放送で発表した順番にご紹介します!
小倉優子さんの俳句を鑑賞!
第3位 小倉優子さん
「モノレール」に「ルール」と返す冬すばる
ものれーるに るーるとかえす ふゆすばる
添削後:
「モノレール」「ルール」冬すばるのしりとり
「モノレール」「ルール」冬スバルのしりとり
子どもと山手線でしりとりをしていて、「モノレール」という子どもに、大人げなく「ルール」と返してしまったという句。
夏井先生は、「あ、しりとりだ」と思うのに時間がかかる、ストレートにしりとりと書いたほうがいいと添削。
らりるれろの音が増えて、さらに可愛い句になりました。
早見あかりさんの俳句を鑑賞!
第2位 早見あかりさん
オーディション帰りの車窓 波の花
おーでぃしょんかえりのしゃそう なみのはな
添削なし
埼京線で新宿を経由して、オーディションに通い続けていたという早見さん。
今日もまたオーディションを落ちたのだろうなという気持ちと、波が砕け散るときの波の花が重なった、といいます。
要らない言葉が一切なく、1位にしてもいいくらいの句だったと夏井先生。添削なしの才能アリです。
平井理央さんの俳句を鑑賞!
第4位 平井理央さん
寒烏 眠気行き交うアルタ前
かんがらす ねむけいきかう あるたまえ
添削後:
アルタ前 寒の烏も眠そうな
アルタ前 眠そうな人 行きかう冬
局アナ時代に、夜の番組のあと午前から「笑っていいとも!」のアルタへと通う時の眠気を詠んだの句。
実体験をもとに意欲的につくっていて強く褒めたいと夏井先生。
中七が自分自身の眠気なのか歩いている人たちの眠気なのかがわかりにくい、と添削されましたが、あなたはすぐうまくなる!いわれて平井さんは大喜びでした。
村田琳さんの俳句を鑑賞!
第5位 村田琳さん
待ちに待つ暖かくなる春先を
まちにまつ あたたかくなる はるさきを
添削後:
待ちに待つ春 (あと10音は自分で!)
例) 待ちに待つ春 オーディション受ける春
冬が寒くて嫌いなので早く春が来ないかなという句だと村井さん。日本人の思いを代弁しているそうです。
夏井先生は、この句は「待春」の二文字の季語でも「待ちに待つ春」の7音でもいいたいことが全部言えてしまう。残りの10音を勝手に書くと添削でなく改作になってしまうと、指摘。
早見さんの「オーディション」の句を参考に例を挙げるなら、添削例のようになるとのことでした。
的場浩司さんの俳句を鑑賞!
第1位 的場浩司さん
職質をするもされるも着膨れて
しょくしつを するもされるも きぶくれて
添削なし
映画の撮影・稽古の時、ほぼ7割くらいの確率で職質を受けていたという的場さんの実体験を詠んだ句。
「面白いし、シニカルで詩になっている」と村上さんも絶賛。
言葉の経済効率がとてもいい、と夏井先生。「職質」で警官ともうひとりの人物が出てくる。「着膨れ」という季語がいい。
言い切らずに着膨れてのあとの余白があることで、引っ張っていかれるのか、人違いなのか、脅されて開放されるのか、読み手側に任される。
実体験ほど強いものはない!と夏井先生絶賛でした。
今週の名人・特待生さんの俳句に「いいね!」
次は、今週の名人・特待生の俳句を堪能していきましょう。
中田喜子さんの俳句を鑑賞!
名人3段 中田喜子さん
誘導鈴 風花ひかる改札へ
ゆうどうれい かざはなひかる かいさつへ
添削なし
季語は「風花」ホームに誘導鈴(チャイム)が新宿の南口に誘導されているようだ、という句。
査定は1ランク昇格! 中田さんおめでとうございます!
動作がリアルに再生されているという先生の評価でした。
「へ」という助詞で白い杖をつきながら歩いていく人が見えてきたという夏井先生でした。
最近の中田喜子さんの俳句一覧
2019年4月以降の、中田喜子さんの俳句をこちらにまとめています。
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フルポン 村上健志さんの俳句を鑑賞!
名人10段 村上健志さん
風花や 額縁買って帰る午後
かざはなや がくぶちかって かえるごご
添削後:
風花を帰る 額縁買った午後
新宿にはご縁のある村上さん。世界堂という大きな文具店を連想し、「額縁」を買って帰る句に。
「額縁」という言葉は絵や賞状などハッピーな気持ち、「寒いけれど、冬って悪くない!」という気持ちになると村上さん。
ところが!
☆1つ後退!
季語と時間の長さがあっていないという評価。「星5つは無理だ!」と弱気になってしまう村上さん。
買う、帰る、午後 で時間が長いのに対して、「風花」はほんの少しの時間。
語順を変えていれば1つ前進だったと夏井先生。
「良くするの(添削)やめてくれよ」と吠える村上さんでした。
村上さん!応援してます。
最近のフルーツポンチ村上健志さんの俳句一覧
2019年4月以降とファンのおすすめの、村上健志さんの俳句をこちらにまとめています。
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今週のまとめ
今週は実体験を詠んだ句が多かったですね。職質された経験はないですが、的場さんの句はイメージしやすかったです。
個人的には村上さんの句、ほんわかしていてとても好きでした。だから残念。
今日も応援に参加してくださったみなさん、最後まで読んでいただいた皆さんも
ありがとうございました。
どうぞまた、一緒に鑑賞しましょう。
ではでは。また。
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