9月19日の「プレバト!!」は「特待生昇格査定スペシャル&俳句甲子園優勝校との他流試合」
プレバト俳句ファンにとっては、嬉しい盛りだくさんの放送の日です!
今日は、特待生昇格査定で新たな特待生が2人も誕生しました。
放送を振り返って、もう一度ファンのみんなでご自分の好きな俳句を鑑賞して「いいね!」しませんか。
ファンの応援が、芸能人の皆さんのが俳句を作るパワーとなりますように。
特待生昇格スペシャルゲスト
今週のゲストのご紹介です。
肩書き お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。
俳優 田山涼成さん
特待生昇格SPに呼ばれたこと自体が光栄!という田山さん。とても勉強をして中学生以来の成長期、このごろ自信がついてきたとのこと。
フリーアナウンサー 馬場典子さん
今回こそは昇格なるか。過去才能アリ3回をとっていて毎回期待がかかる馬場さんです。
お笑いタレント 光浦靖子さん
俳句がちょっとずつわかってきているので、ゆっくり番組で私を育てて!という光浦さん。
お笑い芸人 パンサー 向井慧さん
人付き合いが悪くなるほど俳句に打ち込み、過去才能アリを4回をとっていて特待生昇格に一番近そうな向井さん。
女優 森口瑤子さん
挑戦2回目での特待生昇格なら、鈴木光さん以来のスピード出世!兼題写真の中に、季語がたくさんあるので難しかったという森口さん。
今週の名人・特待生
今週の名人・特待生のご紹介です。
段位 お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。
名人10段 FUJIWARA 藤本敏史さん
永世名人への道で一つ目の星を獲得し、一歩前進を目指す藤本さん。
名人4段 Kis-My-Ft2 横尾渉さん
前回の4段昇格に勢いを得て、続けて昇格できるか期待がかかる横尾さんは、他番組で千賀さんや他のメンバーばかり名前が出ているとちょっと悔しそう!プレバトで活躍したいところです。
今週のお題
今週の夏井先生からのお題は「秋の果物屋さん」
兼題写真は下の写真に似た、秋の果物がならんだ果物屋さんの写真です。
秋の季語になる果物がたくさんならんだ果物屋さんの店先の写真から、どんな俳句が生まれたでしょうか。
ファンの「いいね!」の投票のしかた
出演者の皆さんの俳句と、夏井先生の添削俳句を一緒に掲載しています。
オリジナル俳句への気持ちでも、夏井先生の添削後の俳句への気持ちでも!
お気に入り!
この句が好き!
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今週のゲストさんたちの俳句を「いいね!」
ではさっそく、今週のゲストさんの俳句を鑑賞していきましょう。
田山涼成さんの俳句を鑑賞!
第5位 田山涼成さん
みせさきを 色なきかぜが 色つけて
みせさきを いろなきかぜが いろつけて
添削後:
色なき風が色つけ青果店明るし
ひらがなで句を書き、「色」だけを漢字で書く工夫がいい、という夏井先生。
何の店かわかれば映像がはっきり綺麗に出てくる、それがわからないのが残念ということでした。
馬場典子さんの俳句を鑑賞!
マンションに 替わりし八百屋 秋夕焼
まんしょんに かわりしやおや あきゆやけ
添削後なし
マンションが眼前の光景、八百屋は過去の光景。同じ句に現在と過去をよみ、昔も今も変わらない秋夕焼を詠む。
「これだけ自分で勉強できる人は特待生になっても大丈夫」との先生の評価です!
馬場典子さん、ついに特待生昇格です!
おめでとうございます!
光浦靖子さんの俳句を鑑賞!
無花果や 苛めたきほど 手に懐き
いちじくや いじめたきほど てになつき
添削なし
「この人は作家!あなたは本当に才能がある!」と夏井先生絶賛!
季語の感触を、リアリティーとオリジナリティーを持った表現で書けるのは素晴らしい!
17音全部をつかい、季語のみを描写する一物仕立てができている。丸み重さが無防備な小さな生き物のようなもの。
久々に期待の特待生!と、夏井先生がべた誉めの言葉を連発!
光浦靖子さん、特待生昇格です。
おめでとうございます。
パンサー 向井慧さんの俳句を鑑賞!
第4位 向井慧さん
御供えの 父剥く 梨の歪さよ
おそなえの ちちむくなしの いびつさよ
添削後:
母に供ふ 父剥く 梨の歪さよ
夏井先生から、中七下五はとても良くできている。
母に供えるとわかるようにするため母は「外せない言葉」だとの説明。
向井さんは「父」があるのであえて「母」を外したそう。
添削後のようにするだけで、今日は特待生だったとのこと。
向井さんの句、大好きなのでとても残念です!
応援しています。
森口瑤子さんの俳句を鑑賞!
唐黍は 縦一列を むしり食む
とうきびは たていちれつを むしりはむ
添削後:
唐黍まず縦一列をむしり食む
それがどうした?という内容の句ではあるが、それが文学作品になるのが俳句の面白いところ、と夏井先生。
食む(はむ)という昔の言い方を使うところが滑稽で面白みがある、との評価でした。3位ながら才能アリの70点です。
特待生昇格については、前回は仏壇のひまわり、今回は唐黍と詠んだ森口さんに、広い景色や大きなものが詠めるか確かめてから特待生としたいという夏井先生。
森口さん、次回に期待がかかります!
特待生昇格SPは5位の田山さんが65点という、超ハイレベルな俳句がそろっていました。
さすが、特待生候補の皆さんでした。
今週の名人・特待生さんの俳句に「いいね!」
次は、今週の名人と特待生さんたちの俳句を堪能していきましょう。
とはいえ今回はおふたりとも名人の登場です。
キスマイ 横尾渉さんの俳句を鑑賞!
名人4段 横尾渉さん
七色の 果実が並ぶ 秋の声
なないろの かじつがならぶ あきのこえ
添削後:
店先の 果実七色 秋うらら
評価のポイントは「秋の声」だという夏井先生。季語の理解が浅いとのことで、現状維持の評価でした。
この句の良いところは「七色の果実」という言い方。果物の名前を並べると季重なりになるので、七色の果実と表現する工夫があります。
ただ季語「秋の声」は秋のもの寂しい感じが本質。秋の豊かな感じを表すよう、「秋うらら」などが良いとのことでした。
キスマイ横尾さん、大勢のファンが俳句も応援してます。
最近のキスマイ横尾渉さんの俳句一覧
2019年4月以降の、キスマイ横尾渉さんの俳句をまとめて、それぞれの句にいいね!できるようにしました。
横尾さんファンの方は、ぜひこちらも!
FUJIWARA 藤本敏史さんの俳句を鑑賞!
名人10段 FUJIWARA 藤本敏史さん
アップルパイの 焼きたての札 花鶏来る
あっぷるぱいの やきたてのふだ あとりくる
添削なし
「一つ前進!」の評価に「ワンランクアップルパイ!」と喜ぶ藤本さん。
季語の花鶏とは秋になるとシベリアのほうからやってくる渡り鳥。
「の札」と書くだけでパン屋さんだとわからせる、それができるのが名人だと夏井先生も高評価。
鳥よりも花鶏のほうが秋らしくなる。アップルパイのりんごも秋の季語。アップルのあ、花鶏のあ、と音も合わせています。
先生も添削なし、と絶賛された、とても素敵な句です。
最近のFUJIWARA 藤本敏史さんの俳句一覧
2019年以降の、FUJIWARA 藤本さんの俳句をまとめて、それぞれの句にいいね!できるようにしました。
フジモンさんファンの方は、ぜひこちらも!
俳句甲子園優勝校弘前高校との他流試合は3番勝負
8月に愛媛・松山で行われた俳句甲子園は、全国の予選を勝ち抜いた32校の戦いです。
その俳句甲子園で、今年優勝したのは青森県の弘前高校。
夏井先生曰く、弘前高校は俳句甲子園の歴史を塗り替えたチームだとの評価。
過去2回の優勝校との対戦では、プレバトが2連勝していますが、今回も高校生に勝てたのでしょうか?
対決のお題は「道後温泉」
日本書紀にも記載され、正岡子規が愛した日本最古の温泉です。
プレバトチーム1人目の対戦者はこちら!
名人フルポン村上さんがいきなり登場です。
フルポン 村上健志さんの俳句を応援!
湯上りの 夜の道後よ 秋めきぬ
ゆあがりの あきのどうごよ あきめきぬ
俳句甲子園の戦いでは、句に対する質問合戦も見もの。
村上さんは、高校生から「秋めきぬ」だけで涼しさがでるのでは?という指摘にたじたじ。
対する俳句甲子園優勝チームの高校生の句はこちら。
湯冷めして 脳の吸はれて ゆくやうな
質問合戦では、志らくさんが「やうな」より断定の「ゆく」がふさわしい、東国原さんがなぜ冬の季語「湯冷めして」を選んだか、と指摘。
結果は、
対戦結果:プレバト4 対 高校生7
高校生チームが勝利!
評価のポイントは、高校生の句の「脳の吸はれていくやうな」という表現だったと夏井先生の講評でした。
2番手のプレバトチームの句はこちら!
東国原英夫さんの俳句を応援!
名人10段 東国原英夫さん
子規に似た 蝗がおった 食うたった
しきににた いなごがおった くうたった
本当はいなごでなくて「バッタ」にしたかったと東国原さん。
それに対し高校生は「季語がゆれている」と指摘します。
対する選抜チームの高校生の句はこちら。
からくりの 人形踊り 秋の暮
質問では、からくりというだけでよいのでは「踊り」はいらないと志らくさん。
踊らない時と踊るときがあるため、踊りは必要だと高校生の反論。
対戦結果:プレバト8 対 高校生3
プレバトチームが勝利!
蝗の句として愛情が感じられると審査員の先生。
東国原さんの句は、リズムも発想も面白く、飄々としていて俳句として愛されやすい句だったという夏井先生の講評でした。
最終戦は、志らくさんの出番です。
立川志らくさんの俳句を応援!
消灯直前に来た客と月夜の温泉の中
しょうとうまえにきたきゃくと つきよのゆのなか
高浜虚子の25文字の字余りの句をまねて、あえて大胆な字余りで詠んだ句。挑戦的です。
対する選抜チームの高校生の句はこちら。
番台の 隠れ飲みたる ラムネかな
東国原さんらは、ラムネを番台で隠れ飲むのはビー玉の音もすれば、体勢的にも難しいと、鋭く指摘します。
対戦結果:プレバト1対高校生10
高校生チームが勝利!
審査員の先生は、むしろ虚子の25文字を超えてほしかったとコメントされていました。
夏井先生の講評は、チームワークの差、戦い方が敗因だったとのこと。
質問慣れしていないプレバトチームは、相手チームの利点になる質問ばかりバラバラにしてしまったそうです。
総成績は、
1対2で 高校生チームの勝利
でした。
さすが俳句甲子園の優勝校。素晴らしかったです。
今週のまとめ
新たな特待生が2人も誕生した今回。
先週の篠田さんに続き、馬場さん、光浦さんも加わって特待生がますます大勢になりました。
やはり1週間に2人の名人・特待生では寂しいです。3人くらいずつ出演していただければなぁ。
後半の俳句甲子園優勝校の弘前高校。つわものぞろいでしたね。
かたや、われらがプレバトチームも個性的な俳句みられて心に残りました。
東国原さんは、昨年に続き正岡子規が登場する俳句で印象に残りました。
今週も、最後までご覧くださりありがとうございました。
応援にもぜひ、参加してくださいねー。
ではでは。また。
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