海に面した絶好のロケーションが人気の横須賀美術館。
現代的な真っ白い建物が、青い海と緑の山に映える美しい美術館です。
この横須賀美術館で楽しめるのはアートだけではありません。
綺麗な景色をみながら美味しいお料理をいただける「レストラン アクアマーレ」があります。でもそれだけではありません。
美術館の奥にひっそりと、隠れ家のような『素敵な図書室』があるって知っていましたか?
図書室では
企画展を観たあとに資料をながめて余韻にひたるもよし。
きれいな画集をめくりながらのんびりするもよし。
美術の調べものや勉強をするもよし。
いろんな過ごし方ができます。
そんな素敵な横須賀美術館の図書室をご紹介します。
横須賀美術館の図書室はどこにあるの?
横須賀美術館のエントランスホール壁面に描かれた案内地図の写真をつかって、図書室までのご案内をしますね。
美術館についたら、美術館の海側正面のレストランアクアマーレと、ショップの間にあるエントランスを入ります。
ショップを抜けて左に曲がると、美術館のエントランスホールです。
美術館のエントランスから中に入ると、左手にらせん階段が見えてきます。
らせん階段を登るか、その向かいのエレベーターで2階に上がります。
1階を見下ろせる廊下から白い通路をずっと進むと、突き当たりに、大きな窓に面した図書室が見えてきます。
図書室は美術館を観覧しなくても無料で利用することができます。
横須賀美術館の図書室では何ができるの?
図書室の入り口右側に司書さんのいるカウンター、突き当たりに手荷物用のロッカーがあります。
手荷物はロッカーに預けて図書室へ入りましょう。
閲覧室は明るい静かななごみ空間
入り口から左手には一面の大きなガラス窓。明るい光が溢れます。
窓辺には白い閲覧テーブルが並び、ゆっくりと座って本を読むことができます。
一般の図書館と違い美術の専門図書館なので、読むだけでなく見る本が多いのも特徴です。
企画展と常設展の合間に、図書室に立ち寄ってみてはいかがでしょう。
素敵なデザインの本や画集、企画展関連資料を眺めるだけでも、なごめる時間になりそうです。
美術関連の本や美術雑誌が読める
書架には美術書はもちろん、デザイン、建築、絵本、など、大人も子どもも楽しめる美術館からではの本が並びます。
また、美術関連の雑誌の最新号やバックナンバーがそろっているのも美術館の図書館ならでは。
中でも目を引くのは、立派な美術全集。
横須賀市に寄贈された匠秀夫さんの蔵書を中心にコレクションが構成されているそうです。
美術ファンには垂涎ものかもしれません。
近代日本美術史研究や現代美術評論で有名な大学教員、神奈川県立近代美術館館長、茨城県近代美術館館長などを歴任された方。
生没年:1924-1994
閲覧室の奥には、美術館で開催された過去の展覧会カタログ(図録)が並んだコーナーもあります。
開架(自由に手に取れる本棚)の本をみるのはもちろん、所蔵されている閉架書庫にある本もみせていただくことができます。
小さい図書室に見えますが、3万冊以上もの蔵書がある充実したコレクションを誇る図書室です。
美術関連の調べものができる
閲覧室を奥に進むと検索端末が何台も並んだ部屋があります。
図書室の蔵書の検索はもちろん、美術館の収蔵品も検索できて高精鋭画像で観られる!というところが、美術館の図書室らしいところです。
残念ながらオンライン蔵書検索OPACは外部に公開されていないのでネットからの検索はできず、横須賀美術館を訪れないと蔵書検索はできません。
レファレンスサービスが受けられる
司書さんがいるのでレファレンスサービス(調べもののお手伝い)もしていただけます。
探している本や、知りたい情報があったら、相談にのってくれるので声をかけてみましょう。
こんなおすすめポイントも
大人向けだけでなく、子どもの絵本や美術入門の本などもあるので、夏休みの子どもの工作や自由研究、課題のヒントを見つけるためにも使えるかもしれません。
図書室なので静かにする必要がありますが、一度お子さんと訪れてみてはいかがでしょう。
横須賀美術館の図書室のまとめ
横須賀美術館の図書室はとても素敵なところですが、少し奥まったところにあるせいか、比較的人の少ない静かなスポットです。
海を見ながらアクアマーレでのお食事やお茶の時間も素敵ですが、図書室で美術雑誌をみながら芸術の秋を満喫してみるのも素敵ですよ。
ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。
横須賀美術館ファンの葉っぱより、図書室のご紹介でした。
この記事を書くための取材にお邪魔した時、図書室内の写真は撮れないので司書さんにご相談したところ、過去に発行された美術館ニュースをご提供していただきました。
ご協力に感謝しています。
ありがとうございました。