簿記を独学で学ぶ初心者にとって、テキストに書いていないことは何もわかりませんよね。
完全な初心者が独学を始めてなんとか簿記3級と2級を一回で合格しましたが、後から知って、もっと早くに知っていれば良かったなぁと思った、コツ、ノウハウ、小技。
省略表記や計算用紙の使い方、電卓の使い方など。
全部まとめてご紹介!独学で頑張るあなたを応援します。
ここまでの記事をまた読んでいない方は【簿記3級】独学一発合格のための勉強とやること全部まとめましたから。
①電卓は左手で打つ
パブロフ簿記のよせだあつこ先生の動画を観て、苦手な問題の解き方を克服しました。
その時に、初めて知った電卓の打ち方。
よせだ先生の動画を見るまで知らなかったのですが、電卓は左手で打ち、右手で書くととても効率がいいんです。(左利きの人は逆になるのかな?)
左手で電卓を打つのは最初こそ難しいですが、1日2日練習するだけで慣れてきます。
後々スピードが大事になってきますので、初めから電卓を左手で打つ、練習をしておきましょう。
【左手で電卓を打つ!】
良いこと:筆記用具を持ち替える手間いらずで効率が良い
悪いこと:慣れるまでは少しだけたどだとしい
②A4の下書き用紙1枚(2枚)を使いこなす
ふだんパソコンやスマホで文字を入力して、しばらく手書きをしていない、という方もいるでしょう。
統一試験では、計算も解答もすべて手書きです。
本番の統一試験では、問題用紙、解答用紙の他に、計算、メモ用として下書き用紙のA4用紙1枚が配られます。
ネット試験ではA4用紙は2枚です。
A4用紙1枚を使って5問の問題を解くには、効率よい書き方をしないとスペースが足りなくなります。
特に、「仕訳」という処理では勘定科目を「借方」「貸方」という2つに分けて整理していく必要がありますが、その際に大量に手書きします!
A4用紙を横にして3等分するとか、縦で2等分するとか、自分にあった書き方を見つけながら勉強を進めましょう。
③勘定科目の短縮形を決める・慣れる
「勘定科目」という「現金」「当座預金」「受取手形」「売掛金」などたくさんの用語がでてきて、それらをたくさん書いて処理しなくてはなりません。
解答用紙にはきちんと漢字で書きますが、「仕訳」作業では全部正しく書いていたら時間が足りなくなります。
そこで、勘定科目は略称で「売掛金」は「S」、「現金」は「ゲ」など、省略して書くといい、ということを勉強開始から1か月くらいたってから知りました。もっと早く知っていれば!
独学の人の必要な情報をまとめてくれている、電卓の項で紹介した「簿記検定ナビ」の管理人さんのサイトの勘定科目のおすすめの省略法に、リンクを貼っておきます。
どうぞ参考にしてください。
④3桁ごとにカンマを打って桁をそろえる
日常生活で5桁、6桁以上の金額を書く機会はあまりないと思うのですが(私だけ?)、簿記をやっていると桁数の多い、0がたくさんついた金額が出てきます。
解答用紙でも必ず桁をそろえて書く、そして3桁ごとにカンマを打つのが基本です。
計算を間違えないためにも、カンマをうって、桁をそろえて書く習慣をつけましょう!
こんな感じです。↓
売掛金 360,000 | 売上 360,000
⑤下書きでは000を - と書くと時短になる
桁数の多い数字を書くとき、0を何個も書くは、意外と時間がかかります。
そこで、下書きでは時短のために、カンマの間の0が3個ある場合は、― と書くと良いです。
さきほどの例を、勘定科目も000も短縮形で書くとこんな感じですね。↓
う× 360,― | S 360,―
簿記のコツ、ノウハウのまとめ
ちょっとしたノウハウですが、これらを知っていると効率よく勉強できるし、試験時間を有効に使えます。
簿記のコツ、ノウハウについて、まとめるとこのようになります。
①電卓は左手で打つ
②A4の下書き用紙1枚(2枚)を使いこなす
③勘定科目の短縮形を決める・慣れる
④3桁ごとにカンマを打って桁をそろえる
⑤下書きでは000を - と書くと時短になる
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