就活・転職・再就職前に実際に役立つ資格を、と考えているなら迷わずこの資格「MOS資格」がおすすめ。
MOS(モス)とはMicrosoft Office Specialist(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の略でワードやエクセルのスキルを証明できる資格。
以下のような様々なジャンルでの経験を積み重ねてきた筆者が、どのフェーズでも役立ったと感じて自分の子どもにも就職前に一番に薦めている資格です。
・大企業SE総合職
・専業主婦
・地域活動
・PTA活動
・行政系非正規職員
・中小IT企業正職員
どんな仕事にも活動にも役立つ、MOS資格で身につけたOfficeのスキル。
このサイトでは、MOS試験に興味があるけれど迷っている方、どんな風に勉強したらいいかわからない方、本当に仕事に役立つの?と不安な方に、
・MOSはどんな資格なの?
・MOSはどんな人におすすめなの?
・MOSはどんな仕事で役にたつの?
・MOSはどうやって勉強するの?
ということを具体的に実例を含めて解説します。
MOSはどんな資格なの?
MOS(モス)とは、日々の会社の業務効率を格段にUPできる、仕事に直結した資格。
そして履歴書に書ける、Microsoft社の以下のソフトウェアのスキルを客観的に証明できる資格です。
Word(ワード):
文書・報告書作成をするためのソフト
Excel(エクセル):
表(数値)計算、グラフ、表作成をするためのソフト
PowerPoint(パワーポイント):
通称パワポ
図や動きを入れたプレゼンテーション資料が作成できるソフト
Access(アクセス):
直感的にデータ操作することができるデータベース管理ソフト
Outlook(アウトルック):
マイクロソフト製の電子メール・情報管理ソフト
MOS資格の種類
それぞれのソフトのバージョンごとに試験があり、Word2016 ,Excel2016などひとつずつ別々の資格が取れます。
※2013は割愛してあります。2021/4現在365&2019が最新バージョンです。
Office製品がバージョンアップされると資格の種類も増えますが、Word2013を持っている人がWord2016もまた試験をうける必要はありません。バージョンは異なってもスキルがあるとみなされます。
また、ワード、エクセルはスペシャリスト(一般)の上にエキスパート(上級)という試験もあります。
試験範囲は被らないため、まずはスペシャリストの受験をおすすめします。
Microsoft Officeのエクセルやワードなどが使えるスキルの証明になる
実際に仕事をする上でとても役立つ
MOSはどんな人におすすめなの?
就活前の学生さん
これから就職する学生さんは、社会に出たらまずPCを使って仕事をしますね。
最近はスマホがあればほとんどのことはできてしまうので、学生時代にPCを使わない学生さんも多いですが、会社に入れば資料つくりは避けては通れません。
まず、ワードとエクセルは会社では必ず使うと思ったほうがいいでしょう。さらにプレゼンではパワーポイントが必須です。
ワードが使えればパワーポイントの基本的な操作方法はなんとかなりますので、まずワードとエクセルの資格を取るのがおすすめです。
これらの3つのソフトは、大学でのレポート作成やゼミの発表資料作りにも役立ちます。
忙しい職場では、WordやExcelの操作方法まで教えている余裕はないことが多いので、学生のうちに使えるようになっておきたいものです。
再就職前の主婦さん主夫さん
しばらくブランクがあってまたお勤めを考えている主婦さん、主夫さんにもおすすめの資格がMOS資格です。
事務職やお店の売り上げ管理、日報作成など、パートや非常勤のお仕事でもMOSの資格の勉強をしておくことで便利な局面がたくさんあります。
どのような仕事についても、ワードとエクセルができればまず安心です。
仕事の効率をUPさせたい会社員さん
PC操作に煩わされず、本来の目的のために力や時間を使うことができます。
効率よくやりたいことをササっと見栄えの良い資料が作れるようになるので自分も楽、周りの評価も上がります。
MOSはどんな仕事に役にたつの?
事務職では必須になるのが、ワードやエクセル。
営業職ならパワーポイントも必要でしょう。
会社によっては売り上げ管理や顧客管理をアクセスでやっている場合もあります。
意外に思われるかもしれませんが、IT系ではエクセルやパワーポイントも使います。要件定義書やデータ設計書、仕様書などがエクセルで作られ、説明資料にはパワーポイントやワードも使われます。
つまり、どんな分野の仕事をするにも、MOS資格は役に立つといえます。
MOSはいつどこで試験があるの?
MOS試験は全国一斉試験と随時試験があります。
年に1から数回だけしか受験できない試験に比較すると、受験チャンスが多く、自分の予定に合わせて受験できるありがたい資格です。
全国一斉試験は毎月1から2回、日曜日に開催で受験場所は指定されます。
随時試験は、パソコンスクールや専門学校で行われ、試験会場を指定して受けることができます。
試験会場ごとに日程が決まっているので、
こちらの公式サイトから調べて受験日・受験会場を決めましょう。
MOSはどうやって勉強するの?
MOSの勉強を始める前に
パソコンを全く使ったことがない方には、いきなりMOS資格ではなく、まずパソコンの基礎を学ぶことをお勧めします。
また、独学の前提条件としてWindowsパソコンをお持ちであることが必要です。
そして受験するバージョンのOfficeソフトがインストールされている必要があります。
パソコンの基礎は学んでおく
パソコンが使えてキーボードからの入力がスムーズにできるレベル
PCとOfficeの準備
Windowsパソコンが必要(ノートでもデスクトップでもOK)
受験するOfficeのバージョンがインストールされていること
あとはFOM出版のテキストと付録のCD-ROMをインストールすれば、学習から、模擬試験まで網羅的に学べるので、十分独学でも合格できます。
MOSのどの資格から取るか
まずは、Wordからとることをおすすめします。
続いてExcel。
余裕がある方は、PowerPointもどうぞ。
(私自身はパワポの試験は受けていませんが、業務では使っています。)
この3つをとったうえで、AccessかOutlookのスペシャリストをとると、下の表のように、Microsoft Office Specialist Masterという資格も取れます。
MOSの勉強で使用するテキスト
使用するテキストは、富士通エフ・オー・エム FOM出版の以下のテキスト、それぞれ1冊でOKです。
勉強の仕方はもちろん、試験についての情報や申し込み方、試験当日の流れまで書いてあるテキストなので、まずはテキストの入手をお勧めします。
テキストの内容紹介には以下のように記載があります。
MOS試験の内容を1冊でカバーでき、実戦力を養うことのできるテキストです。
出題範囲の機能の操作方法や押さえておきたいポイントを丁寧に解説しています。
さらに、新しいMOS 2016の試験形式「マルチプロジェクト」に対応した模擬試験を収録。
模擬試験を繰り返し解くことによって、着実に実力を身に付け、MOS試験合格を目指すことができます。
実際に筆者はワード、エクセル、アクセスの資格を持っていますが、それぞれFOM出版のテキスト1冊の勉強だけで合格しました。
MOS資格バージョン2016のテキストは?
ワードはこちらのテキストです。
エクセルはこちらのテキストです。
パワーポイントはこちらのテキストです。
アクセスはこちらのテキストです。
MOS資格バージョン365&2019のテキストは?
ワードはこちらのテキストです。
エクセルはこちらのテキストです。
パワーポイントはこちらのテキストです。
MOSの勉強の仕方
独学でも本番同様の模擬試験を繰り返していくうちに、だんだん自信が持てます。
①テキストの勉強を始める前に、付録の問題集CD-ROMをパソコンでセットアップし、必要なファイルや模擬試験プログラムをインストールしましょう。
②スキルという大項目、タスクという小項目でテキストが構成されています。タスク1つごとに説明を見ながら実際にファイルを操作して実習していきます。
③本番同様に動く模擬試験プログラムを時間を測って解く練習を繰り返します。間違えたところはテキストの該当のスキルに戻って復習します。
MOSの試験は?
会場で、実際にPCを使って行われます。試験会場のPCはデスクトップパソコンです。
模擬試験と同様の流れなので、安心して受験に臨むことができます。
MOSの資格の証明は?
試験の結果は受験直後にその場でわかります。
資格証明書は後日郵送されてきますが、紙の証明書以外にも下のような正式な証明書であるデジタル認定証が、ネット上でいつでも発行できるので安心です。
こちらは、もう10年以上前にとったものですが、受験時に設定したログインIDとパスワードで表示できました。
MOS資格のまとめ
MOS資格は、資格としてだけではなく、スキルとして身に着けておくと仕事にも日常の作業にも大変役立つ資格。
履歴書に書けるだけでなく、実際に仕事に役立つ資格が欲しい方にはお薦めです。
Microsoft Officeのエクセルやワードなどが使えるスキルの証明になる
実際に仕事をする上でとても役立つ
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