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【名言】ハリー・ポッターのダンブルドア校長の心に響く言葉とは?その2

ハリー・ポッター全巻

ハリー・ポッターの各作品を読んで、読むごとに心に響いたダンブルドア教授の言葉の数々

【名言】ハリー・ポッターのダンブルドア校長の心に響く言葉とは?その1
では

第1巻
「ハリー・ポッターと賢者の石」
第2巻
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
第3巻
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
第4巻
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

から、ダンブルドアの心に響く言葉を紹介しました。

この記事では続きの第5巻から第7巻を紐解きます。

第4巻以降は上下巻の刊行で、3巻分とはいえ合わせて6冊!

このボリュームからダンブルドアの珠玉の言葉を拾い出すのに私が使ったのは、電子書籍

全文の中から特定の箇所を拾い出したり、マーカーをつけておいて後でその一覧をまとめて表示させたり。

紙の本派だった私も使い分けする時代だなぁと感心しきりです。

探したいワード、たとえば「ダンブルドア」を検索すれば、全文の中から該当の言葉を含む箇所の検索結果一覧が表示されます。

一覧をクリックすると本文の該当箇所のページが、ハイライト付きで表示されます。

葉っぱ
葉っぱ
ダンブルドアの名言にマーカーをして、一覧表示すれば、あなただけの名言集が作れますね。

AmazonのKindle Unlimitedでは、ハリー・ポッターの全7巻Kindle版がすべて0円で読めます。

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それではさっそく、第5巻から7巻の、ダンブルドア教授の心に響く言葉をご紹介します。

ネタバレが一部ありますので、まだハリー・ポッターを読んでない方は読んでから!

5.『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』より

挨拶するには時がある。いまはその時にあらずじゃ。

「おめでとう!   古顔 の 諸君 よ―― お 帰り!   挨拶 する には 時 が ある。 いま は その 時 に あら ず じゃ。 掻っ込め!」

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 – Harry Potter and the Order of the Phoenix (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.6257-6260). Pottermore Publishing. Kindle 版.

ダンブルドアはなんとわきまえている方なんでしょう!

ご馳走を前にしたお腹がすいた若者たちが長々とした挨拶を聴いていたくなんかないというのは、時代も場所も人間・魔法使いの垣根も超えた道理ですね。

同じくらい強い友情と信頼の絆を示す

ダンブルドア は こう おっしゃっ た わ。『 不和 と 敵対 感情 を 蔓延 さ せる 能力 に 長け て おる。 それ と 戦う には、 同じ くらい 強い 友情 と 信頼 の 絆 を 示す しか ない――』」

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 – Harry Potter and the Order of the Phoenix (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.6681-6684). Pottermore Publishing. Kindle 版.

第4巻のダンブルドアの言葉が、再び、ハーマイオニーによって繰り返され登場します。

それくらい著者の思い入れのある言葉なのでしょう。

不和と敵対感情には、強い友情と信頼の絆で戦うしかないというダンブルドア。

このあと7巻までつづいていくヴォルデモートとの闘いとはどんなものになるのかがわかります。

5巻ではダンブルドアの行動を他の登場人物がハリーに伝えるシーンが多く、ダンブルドアとハリーの直接話すシーンがほとんどありません。

ハリーにとって葛藤の時代です。

6.『ハリー・ポッターと謎のプリンス』より

あの気まぐれで蟲惑的な女性を追求するのじゃ。冒険という名の

 「 それでは ハリー、 夜 の 世界 に 踏み出し、 あの 気まぐれ で 蟲 惑 的 な 女性 を 追求 する の じゃ。 冒険 という 名 の

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと謎のプリンス – Harry Potter and the Half-Blood Prince (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.1554-1556). Pottermore Publishing. Kindle 版.

ダーズリー家にハリーを迎えにいったダンブルドアが、夜の闇にハリーを伴い出発するときの、多少芝居がかった言葉です。

ダーズリー家の3人に対するダンブルドアの言動は、長年の読者の気持ちを代弁してくれて、留飲の下がる思いでした。すっきりした気持ちでハリーも読者も冒険に出発します。

スリル満点の話じゃから、それにふさわしく語りたいでのう

 「 スリル 満点 の 話 じゃ から、 それ に ふさわしく 語り たい で のう」   ダンブルドア は ハリー に 笑いかけ た。

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと謎のプリンス – Harry Potter and the Half-Blood Prince (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.1668-1669). Pottermore Publishing. Kindle 版.

右手の怪我についてハリーに尋ねられたダンブルドアは、面白がるようないいかたでスリル満点だからともったいぶり回答をお預けにします。

ハリーを気遣うとともに、ユーモアで切り返すダンブルドアの余裕が感じられます。

わしとてほかの者と同じように過ちを犯すことがある

「… すでに きみ に 証し た とおり、 わし とて ほか の 者と 同じ よう に 過ち を 犯す こと が ある。 事実、 わし は 大多数 の 者 より―― 不遜 な 言い方 じゃ が―― かなり 賢い ので、 過ち も また、 より 大きな もの になり がち じゃ」

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと謎のプリンス – Harry Potter and the Half-Blood Prince (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.5207-5210). Pottermore Publishing. Kindle 版.

偉大な魔法使いでありながら、常に謙虚で、自分が間違うこともあるのだと正直に年少者に伝えるダンブルドア。この姿勢は、すべての年長者は見習いたいものですね。

両者ともに、相手の言い分より自分の言うべきことのほうが、ずっと重要だという思い込みじゃ

 「 ああ、 ハリー、 こういう こと は よく ある もの じゃ。 仲 の よい 友人 の 間 でさえ!   両者 ともに、 相手 の 言い分 より 自分 の 言う べき こと の ほう が、 ずっと 重要 だ という 思い込み じゃ!」

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと謎のプリンス – Harry Potter and the Half-Blood Prince (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.9458-9460). Pottermore Publishing. Kindle 版.

ハリーが、スネイプ教授とマルフォイの会話で盗み聞いた内容をダンブルドアに打ち明けた時、その内容については大したことではないと言われて憤慨。

ダンブルドアはハリーにこのような言葉をかけました。

往々にしてみな、自分の言うべきことのほうが重要だとおもってしまいますね。特に葛藤の時代にあり大人に切り替わる世代のハリーには。

暴君は、多くの虐げられた者の中から、ある日必ず誰かが立ち上がり、反撃することを認識しておるのじゃ

暴君 たる 者 が、 自ら 虐げ て いる 民 を どんなに 恐れ て いる か、 わかる かね?   暴君 は、 多く の 虐げ られ た 者 の 中 から、 ある 日 必ず 誰 かが 立ち上がり、 反撃 する こと を 認識 し て おる の じゃ。

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと謎のプリンス – Harry Potter and the Half-Blood Prince (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.13497-13500). Pottermore Publishing. Kindle 版.

予言を気にしすぎるハリーに対し、ヴォルデモート自身が敵を作り出したのだというダンブルドアが、このような例えで説明します。

暴君は自分が蒔いた種を刈り取らなければならないことを知っているのですね。

死に直面する戦いの場に引きずり込まれるか、頭を高く上げてその場に歩み入るかの違い

  ハリー は やっと、 ダンブルドア が 自分 に 言わ ん と し て い た こと が わかっ た。 死に 直面 する 戦い の 場 に 引きずり込ま れる か、 頭 を 高く 上げ て その 場 に 歩み 入る かの 違い なの だ、 と ハリー は 思っ た。 その 二つ の 道 の 間 には、 選択 の 余地 は ほとんど ない という 人 も、 たぶん いる だろ う。 しかし、 ダンブルドア は 知っ て いる―― 僕 も 知っ て いる。 そう 思う と、誇らし さが 一気に 込み上げ て き た。 そして、 僕 の 両親 も 知っ て い た―― その 二つ の 間 は、 天 と 地 ほどに 違う の だ という こと を。


Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと謎のプリンス – Harry Potter and the Half-Blood Prince (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.13560-13566). Pottermore Publishing. Kindle 版.

これはダンブルドアの言葉そのままではありません。ダンブルドアの説明によってハリーが理解したことです。

引きずり込まれるのは、自らその場に歩み入るのかは同じ死に直面するのにも天と地ほどに違うのです。

我々が、死や暗闇に対して恐れを抱くのは、それらを知らぬからじゃ

我々 が、 死 や 暗闇 に対して 恐れ を 抱く のは、 それら を 知ら ぬ から じゃ。 それ 以外 の 何もの でも ない」

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと謎のプリンス – Harry Potter and the Half-Blood Prince (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.14983-14984). Pottermore Publishing. Kindle 版.

ハリーと一緒に分霊箱の始末に向かった湖で、水に沈んだ屍におびえるハリーにダンブルドアがかけた言葉です。

「知らないからこそ恐れを抱く」、知ることがいかに大切かと気づかされます。

白いフクロウ

7.『ハリー・ポッターと死の秘宝』より

きみが再びここに戻るときには、ヴォルデモートほどにここを恐れる理由はない

しかし ハリー、 わし には これ だけは わかっ て おる。 きみ が 再び ここ に 戻る とき には、 ヴォルデモート ほどに ここ を 恐れる 理由 は ない

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと死の秘宝 – Harry Potter and the Deathly Hallows (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.18475-18476). Pottermore Publishing. Kindle 版.

死後の世界のようなところでダンブルドアに会ったハリーにかけられた言葉です。元の世界に戻って、ヴォルデモートとの決着をつけてほしいのかと尋ねるハリーに対し、ダンブルドアが答えました。

死者を哀れむではない、ハリー。生きている者を哀れむのじゃ

 

「 死者 を 哀れむ では ない、 ハリー。 生き て いる 者 を 哀れむ の じゃ。 とくに 愛 なく し て 生き て いる 者 たち を。 きみ が 帰る こと で、 傷つけ られる 人間 や、 引き裂か れる 家族 の 数 を 少なく する こと が できる かも しれ ぬ。 それ が きみ にとって、 価値 ある 目標 と 思える の なら、 我々 は ひとまず 別れ を 告げる こと と しよ う」

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと死の秘宝 – Harry Potter and the Deathly Hallows (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.18478-18481). Pottermore Publishing. Kindle 版.

ここが死後の世界なのなら、なぜ死を恐れることがあるのでしょうか。

ハリーが哀れむべきなのは亡くなった人のことではなく、生きている人たちのことなのです。

きみの頭の中で起こっていることじゃよ、ハリー。しかし、だからと言って、それが現実ではないと言えるじゃろうか

 「 もちろん、 きみ の 頭 の 中 で 起こっ て いる こと じゃ よ、 ハリー。 しかし、 だから と 言っ て、 それ が 現実 では ない と 言える じゃろ う か?」

Rowling, J.K.. ハリー・ポッターと死の秘宝 – Harry Potter and the Deathly Hallows (ハリー・ポッタ (Harry Potter)) (Kindle の位置No.18490-18492). Pottermore Publishing. Kindle 版.

この死後の世界のようなところが現実なのか、頭の中でのことなのかと尋ねるハリーに、ダンブルドアが答えます。

それに意味があるのか。現実とは自分の認識が作りだすもの。

ならば、このダンブルドアとの会話がすべてハリーの頭の中だけのものだとしてもハリーにとってはそれは現実なのです。

第5巻の第7巻までのまとめ

第5巻の第7巻までのダンブルドアの心に響く言葉をまとめました。

ハリー・ポッターの登場人物の中で最も偉大で最も聡明、人望の厚いアルバス・ダンブルドア。

その存在が、ハリー・ポッターの物語に厚みと深みを持たせています。

世代を超えて愛されるハリー・ポッターの物語をダンブルドアの言葉から紐解きました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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