ここまでの記事で、全くの初心者が簿記3級を受験することを決めて、事前準備をやってきました。
また簿記の勉強のコツも知ってノウハウも万全になりました。
ここまでの記事をまた読んでいない方はこちらから。
いよいよ勉強を始めましょう!
ここからは簿記まったくの初心者で、勉強時間もなかなか取れなかった私が、100日間で勉強した方法のご紹介です。
1か月短期集中でやる方は、試験日から逆算して、途中の繰り返し復習している部分を効率的にやってくださいね。
独学での勉強方法の流れ
簿記はまるで未知の世界だったため、まずは勉強する内容の概観をつかんでから、以下のように進めました。
私の受験時には試験時間が2時間でしたが2021年からは簿記3級は60分になっています。
試験時間を60分、いつも計りながら練習することをおすすめします。
①教科書をザッと流し読み
②~④は並行で!
②一章ごとにテキスト→章末練習問題を解く
③仕訳練習はアプリとネット!
④独学では難しい問題の解き方は動画で確認!
⑤最初に戻って間違えた章末問題を解く
⑥60分、時間を計って過去問題集にチャレンジ!
⑦60分、時間を計って予想問題集にチャレンジ!
⑧間違えた問題だけを繰り返し解く
⑨過去問+予想問題に再チャレンジ!
⑩直前はおさらい&苦手ポイント
①教科書をザッと流し読みする
簿記って何?のレベルですからこれからどんなことをやっていくのか、心配です。
これからどんなことをやるんだろうという目星をつけましょう。
まずは教科書をザッと最後まで流し読みしましょう。
そうすることでザックリと概観がつかめます。
内容は難しそう見えるけど、進むルートとこれから学習するボリューム感がわかるだけでもとても安心します。
②一章ごとにテキストを勉強→章末問題を解く!
教科書の章のページの左上に〇月〇日~〇月〇日と勉強した期間を書いておくと、歩みがつかめます。
各章の勉強は、以下の手順で進めました。
a.教科書を読む
↓
b.章末の練習問題を解く
間違えた問題には印を!
↓
c.解答をみて解き方を確認する
↓
d.できなかったところを
教科書で見返す
↓
e.再び章末の練習問題を解く
時間がない方は、dとeは端折ってもいいかもしれません。
練習問題、過去問題集、予想問題集で間違えた問題には印をつけておきます。
2度3度やるうちに印が増えて、だんだん自分の苦手ポイントが「見える化」されてきますよ。
おさらいするときに、集中的にそこだけ見返すことで、時短になります。
③仕訳練習はアプリとWebサイト!
仕訳を得意にするための、アプリとWebサイトの利用の仕方は、こちらの記事で説明しています。
④独学では難しい問題の解き方は動画で確認!
解き方の難しい苦手な問題は、動画サイトを使って覚えましょう。おすすめの動画サイトをこちらで紹介しています。
②(③④は必要に応じ並行でやりました)で、いったんテキストを一通り勉強し終わり、試験範囲を網羅できました。
私はここまでで約1か月かけました。
あと2か月!
⑤の章末問題の復習は時間がない人や、順調に勉強が進んでいると実感のある方は省略してもいいと思います。
⑤テキストの最初に戻って、間違えた印がついている章末問題だけを解く
テキストの章末問題、前回間違えたところをやり直しましょう。
覚えているか確認します。
忘れていたら、繰り返しでカバーします。
解けなかった場合は、テキストでおさらいしておきましょう。
復習はさらっとやります。時間はかけません。
⑥時間を計って過去問題集にチャレンジ!
さあ、いよいよ過去問題集にチャレンジします。
解答用紙をダウンロード
「スッキリとける」シリーズでは、解答用紙がネットでダウンロードできます。
解答用紙だけ印刷すれば、なんどでもチャレンジできます。
だから、問題集には直接答えや解き方を書きこまないでくださいね。
試験時間を計ってチャレンジ
過去問題集や予想問題集を解くときは、必ず測って60分の試験時間を体感しましょう。
時間を計りながら、時間配分や、焦り感を実体験します。
【用意するもの】
電卓
筆記用具
A4用紙1枚(ネット試験では2枚)
ストップウォッチ(スマホ)
問題集を解く
頑張って最後まで集中!
どうでしたか?
時間は足りましたか?
どの問題でどれくらい時間がかかるか把握するため、各問題にストップウォッチの時間を記録しておくといいですよ。
答え合わせ・解答を確認
合格ラインは70点です。
最初は届かなくても気にしないでください。
1回分30点代。2回分30点代。3回分40点代。
そこで、⑤の章末問題の復習に戻りました。
問題集の各回のページの左上に 「1回目 〇月〇日 ○○点」と書いておきましょう。
進歩がわかってやる気がでます。
⑦時間を計って予想問題集にチャレンジ!
時間を測って予想問題にもチャレンジしておきましょう。
できなかった問題はテキストでおさらいします。
簿記の専門学校などでも予想問題を解くそうです。
「スッキリとける」問題集に載っている3回分では足りない方は、「簿記検定ナビ」にも予想問題の模試「簿記ナビ模試」が無料配布されていますので、ダウンロードしてどうぞ。
試験本番2,3日前にやるのにおすすめです。
プリンタがなくてもセブンイレブンで簿記ナビ模試が印刷できるようになっていました。
これは受験生にはありがたいですね!
それからおなじく簿記検定ナビのサイトの「試験問題予想」もチェックしておきましょう!
簿記検定ナビ「試験問題予想」
⑧過去問題集+予想問題に再チャレンジ!
ここまでで、テキストでの勉強も、試験時間60分で解く練習もしっかりできました。
あとは、苦手ポイントをクリアするだけです。
どうしても間違えるポイントがある場合は、間違いポイントだけをまとめたノートを作るといいです。
ここからは、時間を計って繰り返し過去問題集や予想問題集をやりましょう。
60分の感覚がどんどん身に付きますよ。
そして、点数が上がっていくので自信がつくはずです。
合格ラインをいつも超えられるようになってくると、安心して試験に臨めますね。
⑨直前はおさらい&間違えやすい苦手ポイントの練習
あとは試験まで、落ち着いて自分の間違いやすいポイントをおさらいするだけです。
60分の勘を忘れないように、時々は時間を計ってやっておきましょう。
独学では自信がないなという方にはオンライン講座も!
簿記講習に通うのは大変だけど、完全独学にはちょっと自信が、、、という方には、簿記講座よりもずっと安価なオンライン講座もあります。
「スタディング」は受講者急増中の人気のオンライン講座。
30分の動画・音声の講義と、スキマ時間で繰り返し練習できる問題がそろっていて、無料講座が試せます。
☘ 勉強時間が自動で記録される
☘ マイページが充実
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私も登録して、この無料講座を受講してみました!
FacebookアカウントやGoogleアカウントでも無料受講ができました。
マイページが充実、動画も音声も問題集も継続しやすそうでしたよ。
まとめて2級までチャレンジしたい方にはお得なセットコースもありました。
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日商簿記試験の合格率は40%前後。
頑張って準備を進めていた皆さんは、合格が手に届くそうです。
受験するみなさんどうぞ頑張ってください。応援しています!
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