11月26日のプレバト俳句は、日本シリーズがtまさかの4日で決まったために、急遽放送おやすみ取り消し!
ファンには嬉しい放送日となりました。
初登場の清水ミチコさんをはじめ、リベンジのかかった小手伸也さんも登場。
才能ナシ経験者4人が参加する今回、箱根の紅葉で句が詠まれます。
今日もファンのみなさんのお気に入りの俳句に「いいね!」がカウントされ、()内に数字が表示されるようにしています。
こういう↓ボタンです。このボタンは練習用!
今日のイチオシはこちらの句です。
小手伸也さん
黒たまご ほのめく硫黄 冬の風
くろたまご ほのめくいおう ふゆのかぜ
ではでは、芸能人の皆さんの俳句を鑑賞していきましょう。
今週のゲスト
まずは今週のゲストのご紹介です。
肩書き お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。
清水ミチコさん
ものまねや音楽のイメージが強い清水ミチコさん。弟さんが句集を自費出版しているそう。ミチコさんはどうでしょうか。
俳優 小手伸也さん
前回の体験がトラウマになってしまったという小手さん。今回はトラウマを克服できるでしょうか。
銀シャリ 橋本直さん
初登場では才能アリ1位。次が才能ナシ。そこから今回の出演に2年かかったという橋本さん。今回は?
髙橋ひかるさん
2度目の登場の髙橋さん。前回のリベンジを果たせるでしょうか?
Kis-My-Ft2 二階堂高嗣さん
俳句を頑張って挑戦を続けている二階堂さん。今回は満足いく結果が出せたでしょうか?
今週の名人・特待生
次は今週の名人・特待生のご紹介です。
段・級 お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。
名人3段 立川志らくさん
破調の句が多いとネットで話題に合っている志らくさん。破調で永世名人を目指すと豪語しました。
永世名人 梅沢富美男さん
シュレッダー率73%ながら、今回は150%の自信作だという梅沢さん。続けて掲載となるでしょうか。
今週のお題
今週の夏井先生からのお題は「箱根の紅葉」
毎年この時期は燃えるような紅葉がお題になりますが、今回は箱根の紅葉が兼題写真です。
どんな句が生まれるのか楽しみです。
今週のゲストさんたちの俳句を鑑賞
MCの浜田さんが、放送で発表した順番にご紹介します!
離れた手 秋の夕焼け 影映す
第2位 髙橋ひかるさん
離れた手 秋の夕焼け 影映す
はなれたて あきのゆうやけ かげうつす
添削後:
離れたる手と手 秋夕焼の影
秋は物悲しい気がするので、恋人との別れを詠んでみたというひかるさん。
査定の結果は、凡人ながら高得点の67点。
夏井先生は、この紅葉の写真から、別れた人がいるかもしれないと発想したのは、褒めないといけないと解説。
ただ、影といったら映すはいらない、と、「映す」の分の3音を使ってもう一つの手を表現する句に添削されました。
このようにしていたら1位になっていたそうです。
莢蒾の実 行きつけスナック愚痴る
第4位 Kis-My-Ft2 二階堂高嗣さん
莢蒾の実 行きつけスナック愚痴る
がまずみのみ いきつけのすなっく ぐちる
添削後:
莢蒾の実や スナックにこぼす愚痴
残念ながら4位となっってしまった二階堂さん。
お若いながら、箱根に行きつけのスナックがあるのだそう。
そこのママに愚痴ったときの、気持ちが甘酸っぱく、それを莢蒾(ガマズミ)の実にかけて詠んだという二階堂さん。
「スナックに愚痴っているようにしか詠めない」と梅沢さん。
夏井先生は、莢蒾の実という季語を見つけてきて使いたいと思うところは褒めたい!と賞賛。
ただ、スナックを愚痴っているように読めてしまう、あなたは大事なところを取りこぼす、と夏井先生に残念がられた二階堂さんでした。
箱根路や 車窓に忘れきし 紅葉
第3位 清水ミチコさん
箱根路や 車窓に忘れきし 紅葉
はこねじや しゃそうにわすれきし もみじ
添削後:
箱根路の紅葉 置き忘れし車窓
山を歩いていて綺麗な紅葉を広い、家で料理にあしらおうと思って持ってきたが、電車の中に忘れてきてしまったという句。
清水ミチコさんは、初登場ながら高得点の65点。
夏井先生は、写真に真っ向勝負を挑んでいる。そこを褒めたい。ちょっと触ると才能アリになる句、と評価。
句の解説では、「や」で詠嘆すると、箱根路という広い光景を読者は思い浮かべてしまう。
読者は、窓の外に広がる光景に発想が広がっているの、電車の中に紅葉を置いてきた、というふうに発想が行くのに時間がかかってしまうと、夏井先生。
「や」を変えて、ミチコさんがいいたいことがストレートに伝わる句に添削されました。
谿紅葉 窓寄り気づき 色個性
第5位 銀シャリ 橋本直さん
谿紅葉 窓寄り気づき 色個性
たにもみじ まどよりきづき しきこせい
添削後:
車窓過ぐ 濃きも薄きも谿紅葉
橋本さんは今回は残念ながら前回より低い得点。
「色個性」という表現で梅沢さんに叱られてしまいました。
夏井先生も、中七、下五が説明の言葉になっている、「詩」がまったくない!と辛口に断言。
橋本さんは、前回から今回の出演が2年空いたので、「次回の出演は4年後か?」と、落ち込んでしまいました。
黒たまご ほのめく硫黄 冬の風
第1位 小手伸也さん
黒たまご ほのめく硫黄 冬の風
くろたまご ほのめくいおう ふゆのかぜ
添削後:(さらに変えるとしたら)
冬の風 硫黄ほのめく黒たまご
箱根の大涌谷。黒たまごのほんのり香る硫黄の香り、「箱根にいるなぁ」という気持ちをそのまま詠んだという小手さん。
夏井先生の査定の結果は、見事、70点才能アリ。
「黒たまご」という素材がいいと夏井先生。ほのめく硫黄も大変良いと評価。
語順を変えて添削のようにするとさらに数点上がるということです。
この句の作者を知って驚いたという夏井先生。
小手さん、今回は大絶賛されました。リベンジできてよかったですね!
1年前の↓↓↓の週が、小手さんがトラウマになってしまった登場回です。
今週の名人・特待生さんの俳句に「いいね!」
次は、今週の名人・特待生の俳句を鑑賞しましょう。
強羅のもみぢ 宙に浮くマリア像
名人3段 立川志らくさん
強羅のもみぢ 宙に浮くマリア像
ごうらのもみじ ちゅうにうくまりあぞう
添削後:
マリア像うかべ 強羅の山紅葉
谷紅葉
箱根の強羅温泉にかつて教会があった。マリア像が遠目に観ると宙に浮いているみたいに見え、紅葉が崇高なものに見えた、という志らくさんの句。
夏井先生の査定のポイントは「宙に浮く」。
結果は残念ながら、「現状維持」でした。
工夫したところが裏目に出て損をしてしまったと夏井先生。
この語順だとマリア像が印象に残ってしまう点がそのひとつ。
「もみぢ」をあえてひらがなに書いたため、季語のもみぢが沈んでしまう点がもうひとつ。
破調で永世名人を狙うと豪語していた志らくさんでしたが、「やっぱり次回は五七五で詠む」とちょっと弱気になってしまいました。
最近の立川志らくさんの俳句一覧
2019年4月からの立川志らくさんの俳句をまとめて、それぞれの句にいいね!できるようにしました。
志らくさんファンの方は、ぜひこちらもご覧ください。
梅沢永世名人の「富美男のお手本披露」
50句の名句を集めて句集を編む、永世名人梅沢さんの挑戦です。
今回は、150%自信作だ!と自信満々の梅沢さんですが。。。
真珠婚 妻の手の染み 冬紅葉
真珠婚 妻の手の染み 冬紅葉
しんじゅこん つまのてのしみ ふゆもみじ
添削後:
手の染みも愛し 紅葉の真珠婚
結婚して30年。はじめて二人で旅行に出かけたという梅沢さん。
真っ赤な紅葉をあれば色のくすんだ紅葉もあり。可愛かった母ちゃんの手に染みがある。俺が苦労させたからだな、と思って詠んだ句。
夏井先生は、「真珠婚の句を作ろうという殊勝な夫の気持ちは褒めておく。」と渋めの批評。
本当に妻のことを愛しているなら小さなところに配慮すると思う。この句では手の染みが割る目立ちする。と解説します。
また、冬紅葉はこのあと枯れるだけという印象を呼ぶそう。
「妻の」と、書くところにあざとい感じがする。妻と書いていい顔しようとしていると大変辛口な夏井先生。
添削のようにすると、紅葉の赤と真珠の白が紅白で印象に残るのだそうです。
梅沢さん、今回の句は「ボツ」になってしまいました。
自信作だったのでとても残念です。
最近の梅沢富美男さんの俳句一覧
2019年4月からの梅沢さんの俳句をまとめて、それぞれの句にいいね!できるようにしました。
今週のまとめ
今週は小手伸也さんが大活躍でした。
消しゴムハンコでも初挑戦で特待生。
俳句も見事にリベンジして才能アリ1位でした!
小手さん、おめでとうございます。
梅沢さんの俳句、先生の添削で本当に素敵な真珠婚の句になりましたね。
梅沢さんの句。掲載句がどんどん増えますように。
応援に参加してくださったみなさん、最後まで読んでいただいた皆さんも
ありがとうございました。
どうぞまた、一緒に鑑賞しましょう。
ではでは。また。
最新の段位表はこちらの記事に掲載しています。
【プレバト俳句の段位表】名人・特待生の最新段位の情報はこちら!