今週の俳句の査定ラインキングは、新年にふさわしい、着物の似合う芸能人さんたちが集合しました。
名人10段の梅沢さんはもちろん、特待生のミッツさんも艶やかな着物姿を披露。和服の良さを実感できる回です。
さて、今週もプレバトファンのためのサイト、始まります。
ファンの皆さんのお気に入りの俳句に「いいね!」がカウントされ、()内に数字が表示されるようにしています。
こういう↓ボタンです。このボタンは「いいね!」の練習用
梅沢富美男さん
爪皮の 紅のさくさく 霜柱
つまかわの べにのさくさく しもばしら
お待たせしました。ではでは、芸能人の皆さんの俳句を鑑賞していきましょう。
今週のゲスト
まずは今週のゲストのご紹介です。
肩書き お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。
歌手 市川由紀乃さん
2回出演で2回とも最下位だったという市川さん。今度こそ!
アナウンサー 近藤サトさん
V字回復を狙うという近藤さん。着物姿もキリリとお似合いです。
女優 高畑淳子さん
お仕事で9割がた着物を着ているという高畑さんは、舞台衣装で登場です。
女優 波乃久里子さん
梅沢さんの仲良しの波乃さん。梅沢さんから太鼓判をもらっています。
女優 星野真里さん
初回の才能アリのあと、今度こそ復活をねらう星野さんです。
今週の名人・特待生
次は今週の名人・特待生のご紹介です。
段・級 お名前
ひとことポイント
の順にご紹介します。
特待生2級 ミッツ・マングローブさん
艶な着物姿でミッツさん、大人の句を詠んでくれるのでしょうか。
名人10段 梅沢富美男さん
前回星ひとつ後退してしまった梅沢さんは、また首位に返り咲けるでしょうか。
今週のお題
今週の夏井先生からのお題は「1月の浅草の着物」
お参りかそぞろ歩きか、着物姿が似合う浅草の写真から発想を飛ばしてどんな句が披露されるでしょう。
今週のゲストさんたちの俳句を鑑賞
MCの浜田さんが、放送で発表した順番にご紹介します!
市川由紀乃さんの俳句を鑑賞!
第3位 市川由紀乃さん
着衣始め 母娘で歩む おさんば道
きそはじめ おやこであゆむ おさんばみち
添削後:
着衣始めお産婆稲荷を母と吾と
第3位の発表で嬉しくて泣いてしまった市川さん。
この句は、お母様が女の子を授かりたくて願掛けをしたおさんば道を、新しい着物をきて母娘で歩くという句です。
ステキな句ですね。
難しい季語に挑戦していると夏井先生から褒められた市川さん。勉強したんや!と夏井先生がびっくり。
市川さん、良かったですね!
高畑淳子さんの俳句を鑑賞!
第4位 高畑淳子さん
母に見え 冬羽織着た 鏡の我
ははにみえ ふゆばおりきた きょうのわれ
添削後:
母と見まがう鏡に冬場織の吾よ
母と見まがう鏡に冬場織の吾が
もうすぐお母さんになる方が詠んだ場合と、お年を召したお母さんに見間違うという2つの意味にとれるので添削されました。
夏井先生は、五七五の調べに乗せると座りが良く俳句は安定するが、言いたいことが伝わるようにすることが大事、「詠みたい内容がリズムを決める」というポイントを教えてくださいました。
星野真里さんの俳句を鑑賞!
第2位 星野真里さん
はたはたと はたかれており 春小袖
はたはたと はたかれており はるこそで
添削後:
はたはたとはたかれ 春小袖の皺は
新しく新調した春小袖をえもんかけに掛けて、皺をとるためにはたはたとはたいているという句。
皺の映像が残るように添削されました。このようになっていたら1位だったということです。
最後の「は」と字余りにして余韻が生まれ、読み手に想像を膨らませる句になりました。
波乃久里子さんの俳句を鑑賞!
第5位 波乃久里子さん
寒空や レンタル晴着 ツンツルテン
さむぞらや れんたるはれぎ つんつるてん
添削後:
浅草寒空 レンタル晴着の つんつるてん
外国の方がレンタルした晴着は丈が足りずにツンツルテンでかわいいなという、波乃さんの句。
つんつるてんとひらがなで書くと文字が転がるようで柔らかくなる、と夏井先生。
さらに映像をいれて場所をいれるとさらに良くなる、こうなるとさらに1つのリズムが生まれて才能アリになれる句だったそうです。
近藤サトさんの俳句を鑑賞!
第1位 近藤サトさん
落椿 爪皮の 紅きを妬む
おちつばき つまかわの あかきをねたむ
添削なし
お母様やお婆様が履いていた赤い爪皮がうらやましかったという近藤さん。
妬むがインパクトのある言葉。
あえて五五七の調べを選んだことで、胸がぞわぞわし女が女を妬んでいる句になっていると夏井先生は絶賛です。
今週の名人・特待生さんの俳句に「いいね!」
次は、今週の名人・特待生の俳句を堪能していきましょう。
ミッツ・マングローブさんの俳句を鑑賞!
抜き衿寒し 酔客のうしろ影
ぬきえりさむし すいきゃくの うしろかげ
添削なし
ホステスさんやママさんがお客様をお見送りするとき、抜き衿のうなじが寒そうだという句。
温度としての寒しも、酔っぱらった客の相手をする想いや疲れの寒しという意味もある。
夏井先生は句の臨場感を誉めて、ミッツさんは1ランク昇格!
いよいよ名人が見えてきたミッツさん!おめでとうございます。
最近のミッツ・マングローブさんの俳句一覧
2019年4月以降の、ミッツさんの俳句をこちらにまとめています。
ミッツさんファンの方は、ぜひこちらもどうぞ!
梅沢富美男さんの俳句を鑑賞!
名人10段 梅沢富美男さん
爪皮の 紅のさくさく 霜柱
つまかわの べにのさくさく しもばしら
添削なし
「さくさく」で3つの情報を伝えていると夏井先生が絶賛!
「さくさく」というオノマトペで音、動作、感触を全部表現できている「さくさく」なのだそうです。
五七五は調べが安定していて落ち着いていて一番いい、と夏井先生。
1つ前進で、星3つとなった梅沢さん。おめでとうございます!
最近の梅沢富美男さんの俳句一覧
2019年4月以降の、梅沢さんの俳句をこちらにまとめています。
梅沢さんファンの方は、ぜひこちらもどうぞ!
今週のまとめ
今週は、字余りや五七五以外の句が多く勉強になり「爪皮」という言葉も初めて知りました。
近藤さんの句と、ミッツさんの句が印象にねっとりと印象に残った一方で、梅沢さんの句が軽やかに感じてしまいました。
ミッツさんの昇格も、梅沢さんの星3つも嬉しかったです。
応援に参加してくださったみなさん、最後まで読んでいただいた皆さんも
ありがとうございました。
どうぞまた、一緒に鑑賞しましょう。
ではでは。また。
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