本紹介

人間関係で疲れる原因「聖なる予言」第4第5第6の知恵で解決

あなたは人間関係で疲れてしまうことがありますか?

ある人といると元気になったり、逆に一緒にいると疲れる人がいたりするのはなぜでしょう。

人間関係では、エネルギーを奪ったり奪われたりということが起きています。

それは幼い頃の家族関係の中で、家族から自分がどのようにエネルギーを得てきたのか、家族がどのように自分からエネルギーを奪っていたのか、その方法がくせになっているのです。

この記事では、以下のことについて書いています。

人からエネルギーを奪うくせの種類

どうやったらそのくせから抜け出せるのか

人からエネルギーを奪わずに他から取り込む方法

世界的ベストセラー「聖なる予言」で書かれている9つの知恵のうち、上のことについて書かれている、第4の知恵から第6の知恵について、内容をかみ砕いてわかりやすく紹介します。

また私が一度だけ体験した「神秘体験」についても書いています!

第1の知恵から第3の知恵の、偶然の一致、新しい世界観へのシフト、物質世界はエネルギーシステムである、ということについては
前の『「聖なる予言」第1第2第3の知恵を学び日々の生活に活かすには
のをご覧ください。

「聖なる予言」とはどんな本?

すでに前の記事を読まれた方は、こちらから第4の知恵にジャンプしてください。

1993年にアメリカ人ジェームズ・レッド・フィールドによって書かれた小説「聖なる予言」(原題「The Celestine Prophecy」)は著者の自費出版から始まった本です。

口コミでどんどん評判が高まり、ワーナーブックスに版権が買い取られて世界的なベストセラーになりました。

続編・関連本も何冊もあり、
第9の知恵までが書かれた本書の他、

「第十の予言」
「第十一の予言」
「第十二の予言」
「聖なるビジョン」
「聖なる予言 実践ガイド」
「人生を変える九つの知恵―『聖なる予言』の教え」

が続いて出版されています。

「9つの知恵」とは?

主人公は、南米ペルーでの写本をめぐる冒険を通して、9つの知恵(インサイト、気づき)を発見し、悟っていきます。

原文では「Insight」という言葉が使われている「知恵」。

この9つの知恵は、私たちの日常生活の中に応用し活かしていけるもので、日々の生活や人生を輝かせるのに役立ちます。

「聖なる予言」の中で1章に1つずつ発見される「9つの知恵」。

本の中で語られるそれぞれの知恵を、かみ砕いてわかりやすく、日常生活での実例と、私が10年ほどこれらの9つの知恵を日々の生活の中でどう活かしているか、1つずつ紹介していきます。

長くなったので三つの記事に分けました。
この記事では、
第4の知恵
第5の知恵
第6の知恵
について紹介します。

(ネタバレがありますので、これから本を読む方はご注意ください。)

第4の知恵「権力闘争」

第4の知恵は「人間の争いは常にエネルギーをめぐる争い」だということについて書かれています。

第4の知恵
人間は、無意識に私たちの間に流れているエネルギーを争いあってきた

人間の争いは、常にこのエネルギーをめぐる争い

他の人たちを私たちの意見に従わせることができると、彼らのエネルギーが私たちに流れ込んで、私たちは自分が強くなったように感じる

このエネルギーの不足はより高次の源につながることができれば解消する

「第4の知恵」を日々の生活に活かすには

具体的にエネルギーをめぐる争いとはどんなことでしょうか。

「エネルギーの争い」とは?

家族間のささいな争い
雇用関係の争い
国家間の争い

家族、恋人、職場の人間関係、国家間の争いまで、すべてのレベルの争いは「有限」だと思われている私たちのもっているエネルギーの奪い合いによるものだということがわかります。

人はいつもエネルギーが不足していると感じて、他人をコントロールして相手のエネルギーを奪おうとしている

不安と無力感のため、自分は大丈夫だと感じるためには、他の人のエネルギーを盗まねばならない

ということなのです。

日常生活で大事なことは「あ、今エネルギーの奪い合いになっているな」と気づくことです。

そうすれば、奪い合わず、もっと他のエネルギー源からエネルギーを受け取る方法を選ぶことができるからです

他人からエネルギーを奪う以外のエネルギーのうけとりかたは次の5章に書かれています。

第5の知恵「神秘体験」

第5の知恵は「神秘体験」について書かれています。
神秘的な空と雲
Peter HによるPixabayからの画像 

第5の知恵
20世紀の最後の数十年間以降、神秘的意識状態と呼ばれる状態を、多くの宗教家たちだけでなく次第に多くの人たちが一瞬垣間みる体験をするようになる

この体験が人類の争いに終止符を打つ鍵になる

なぜなら、最終的に私たちがこの源から自由にエネルギーを汲み出すことを学ぶため

「第5の知恵」を日々の生活に活かすには

「神秘体験」とは?

神秘体験とは次のようなもの。

体が完全に調和がとれて軽やかな感覚になる

自然、地球、宇宙全体との一体感

遠くのものもすぐ近くに見える

平和と充実感に満たされ愛にあふれた完全な幸福感

特に体が軽くなった感覚と会いにあふれた感覚が

私は一度だけ、このような神秘体験をしたことがあります。

以前の職場への車での通勤中。
いつものお気に入りので、大好きな風景を見ながらを走っていると、
突然「天が開けた」感覚がして「天の音楽」が聴こえ「完全な幸福感」で包まれました。

はじめての感覚、体験でした。

「天の音楽」脳の中に響き渡り、柔らかく広がるとにかく美しい調べ。
何かに例えると、女性の透明感のあるファルセットが何重にも重なったような感じ。

耳で聴こえるのではなく頭の中に響き渡ります。

音は、パイプオルガンのような音圧の強い音ではなく、電子オルガンがアタック無しでふわーっと響いてくる和音に似ています。

ビートのようなものはなく音の重なりがゆっくり動いている感じです。

「完全な幸福感」柔らかい明るい光が満ちて暖かく感じ、体もふわふわと軽く感じ、自分がそのまま世界と一体になり完全に愛されて満たされている感じ。

何も心配することはないという、安心感で満たされました。

「ありがとう」と自然に感謝の言葉が出てきました。
できれば、もう一度体験したい神秘体験です。

この記事を書きながら思い返していると、その神秘体験を感じた場所は、地元ではパワースポットとして有名な神社の前を走っていたときだったことに気づきました。

通勤路だったのでパワースポットだとは特に意識していませんでしたが、そこは季節に応じとてもきれいな風景が見える場所。

特に寒い冬の朝は幽玄な雰囲気さえする美しい景色と、雲間から差し込む光が「天国の階段」と呼ばれる光の景色を見せてくれる場所で、毎朝通るのが楽しみな場所でした。

ヨガや瞑想などでも、神秘体験をすることができるようですが、私のようにただ自然のきれいな風景に身をゆだねることもその一つの道なのかもしれません。

「聖なる予言」では、人はこのような特別なエネルギーにずっと繋がっていることはできない、つながりを保つには他人からエネルギーを奪うくせに気づき、それをやめなくてはならない、と書いています。

他人からエネルギーを奪うくせについて、次の第6の知恵に書かれています。

第6の知恵「過去の清算」

第6の知恵では、「エネルギーの奪い方のくせ、コントロールドラマ」について書かれています。

第6の知恵
他人をコントロールするときのくせは私たちが子供の頃、人の注意を引き、エネルギーを自分にひきよせようとして学び取ったもの

そのくせが無意識の「コントロールドラマ」というもの

それを捨てるためにはくせを完全に認識することが必要

家族のほとんど全員が、自分のドラマを演じていて、子供からエネルギーを吸いとろうとしている

その結果、子供もエネルギーを取り返す戦略を持たなくてはならず、自分の特定のドラマを作り出す

そしてなぜこの家族に生まれたのか、高次の意味を知ると、両親の信念をより高い次元で統合し真実を探求していくことが自分の行く道だとわかる

エネルギーの奪い方の4つのタイプ

家族との生活のなかで小さい頃に身についてしまうコントロールドラマ。
それには次の4つのタイプがあります。

尋問者

何か誤りを見つけ出すという特定の目的を持って、質問しては他人の世界に介入する

誤りを見つけると、尋問者は相手のその点を批判する

批判された人は、尋問者の言動に注意を払い、何か間違ったことをして尋問者に見つからないように気をつける、この精神的な防御が尋問者に望み通りのエネルギーを与えてしまう

いつも子どものやることに目を光らせて、ダメ出しをしている親御さん、いますよね。

あるいは、親の注目を集めるため次から次へと親に質問攻めにする子ども。

それが尋問者のコントロールドラマです。

傍観者

自分の方にエネルギーを取り込むために、心の中でドラマを創作し、その間、自分の内に引きこもり、神秘的で秘密めいてみせる

誰かにさぐりだしてもらうことで相手をドラマに引っ張り込む

相手があなたにかかりきりになるため、エネルギーを受け取れる

親御さんが尋問者だと、子どもはできるだけ親の目を引かないようにこの傍観者のタイプになるそうです。

自分を出さず、謎めいた雰囲気にして、相手が注意を払って注目してくることを使って、相手のエネルギーを奪うのです。

脅迫者

誰かを言葉や暴力でおどかし、相手に何か悪いことが起こるのではと恐れさせて、自分に注意を払わざるを得なくして、その結果相手からエネルギーを奪う

ダイレクトに言葉や暴力で相手を従わせることによって相手のエネルギーを奪うのが脅迫者のコントロールドラマです。

被害者

自分はこの人のために十分尽くしていないという思いを弁護しなくてはならない立場に相手を追い込み、エネルギーを奪う。このタイプと一緒にいると疲れる。

自分に起きたひどい出来事を話し、いかにもあなたに責任があるように匂わせておいて、もし助けてくれなければ、ずっと続くと訴えたとしたら、この人は最も受け身なレベルで、コントロールしようとしています。

一緒にいると何も理由はないのにあなたに罪悪感を感じさせる人。

相手の同情を強要するタイプの人がいますね。
このタイプの人が被害者のコントロールドラマのくせを持っている人です。

自分のコントロールドラマがわかったら

私たちは両親から肉体だけでなく霊的なものも受け継いでいています。

なぜこの2人の間に生まれたのかを考え、より高い視点から両親のやり方を統合し探求することが自分のやるべきことの発見につながります。

相手のコントロールドラマに巻き込まれないために

コントロールドラマを演じるには必ず、対応するドラマを演じる相手が必要になります。

例えば、「脅迫者」として相手を怖がらせてエネルギーを奪おうとする人には、「被害者」の怖がる人が必要です。もし「なぜそんなに怒っているのですか?」と相手に質問して怖がらなければそのドラマは消失します。

また「尋問者」が欠点を見つけ出そうとして質問をしてくるときには、「傍観者」を演じずに、逆に質問を返すことでドラマは消滅します。

この方法は第8の知恵に書かれていることです。

第4の知恵から第6の知恵のまとめ

ここまで第4から第6の知恵について紹介しました。
著者のジェームズ・レッドフィールドは、「聖なる予言」のあとがきで次のように書いています。

私たちのすべきことは、しばらくの間、疑いや不安を脇においておくことです。すると奇跡的に、この現実は私たち自身のものになります。

人間の争いは私たちの間に流れているエネルギーの奪い合い、人間のエネルギーの奪い合い以外のエネルギーいまが歴史上で新しい世界観への移行期である、物質世界はエネルギーシステムである、と感じてみると毎日の生活がちがってみえてきます。

次の記事では第7の知恵から第9の知恵、エネルギーの取り込み方、エネルギーが高まってくると訪れる直観、予感、人とのかかわり方、人類の進歩について、です。

第二部の記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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