生き方・人生

「聖なる予言」の9つの知恵を生活に活かす~方法と実践~

マチュピチュとペルーの山々

世界的ベストセラー「聖なる予言」が教えてくれる9つの知恵を、生活に活かし始めて10年以上。

人間関係での消耗が減り、子どもや人との関わり方が大きく変わりました。

最近社会人になって人間関係で疲れている娘に、「聖なる予言」で学んだ知恵を伝えたくて、

 どうして人付き合いで疲れるのか

 エネルギーを失わない方法は?

 エネルギーを取り入れる方法

などについて、9つの知恵から私が実践している方法をまとめます。

私が一度だけ体験した「神秘体験」についても第5の知恵で書いています。

Contents

「聖なる予言」と「精神世界」

みなさんは「精神世界」と聞くと何を思い浮かべますか?

最近の日本では、スピリチュアル・ブームもあり、癒し、パワースポット、超能力、霊能力、などでしょうか。

「聖なる予言」は「精神世界」の本でありながら、冒険小説の形で書かれたまったく新しいジャンルの本で、精神世界になじみがない人でも楽しんで読めます。

この本には、人との関わりの中でエネルギーを奪われないようにする知恵、日常生活のあらゆる場を「癒し」のためのエネルギーの源、「パワースポット」にしてしまえる知恵、自分が一番自分らしく生きる道を探す知恵、などが詰まっています。

「聖なる予言」とはどんな本?

1993年にアメリカ人のジェームズ・レッド・フィールドによって書かれた小説「聖なる予言」原題「The Celestine Prophecy」は著者の自費出版から始まった本です。

口コミでどんどん評判が高まり、ワーナーブックスに版権が買い取られて、世界的なベストセラーになりました。

続編・関連本も何冊もあり、第9の知恵までが書かれた本書の他、

第十の予言
第十一の予言
第十二の予言
聖なるビジョン
「聖なる予言 実践ガイド」
「人生を変える九つの知恵―『聖なる予言』の教え」

が続いて出版されています。

「聖なる予言」の「9つの知恵」とは?

主人公は、南米ペルーでの写本をめぐる冒険を通して、9つの知恵(インサイト、気づき)を発見し、悟っていきます。

原文では「Insight」という言葉が使われている「知恵」。

この9つの知恵は、私たちの日常生活の中に応用し活かしていけるもので、日々の生活や人生を輝かせるのに役立ちます。

「聖なる予言」の中で1章に1つずつ発見される「9つの知恵」。

本の中で語られるそれぞれの知恵を、かみ砕いてわかりやすく、日常生活での実例と、私が10年ほどこれらの9つの知恵を日々の生活の中でどう活かしているか、1つずつ解説していきます。

別記事では3章ごとに分けていましたが、この記事ではまとめて全部書いていきますね。

葉っぱ
葉っぱ
私は10年以上前にこの本に出会って感謝しています。

元気の取り戻し方、子育てや、人とのかかわり方にもとても参考になりました!

(ネタバレがありますので、これから「聖なる予言」を読む方はご注意ください。)

マチュピチュとペルーの山々マチュピチュとペルーの山々

ではでは、第1の知恵から始めましょう。

第1の知恵「変化のきざし」~「偶然の一致」

第1の知恵では、「偶然の一致」について書かれています。

第1の知恵

私たちに偶然の一致が頻繁に起こり、
何か説明のできない力に人生が
導かれている、運命づけられていると感じる。

それを体験した人々が一定数に達することで
もたらされる、人間の文明における
新しい霊的な目覚め。

その結果、私たちは生活をもっと生き生きと感じ始める。

「偶然の一致」とは最近では「シンクロニシティ」という言葉もよく使われ、すでに一般的な言葉になっていますね。

「聖なる予言」の中ではシンクロニシティという言葉は使われませんが、 「意味のある偶然の一致」のことをさしています。

「第1の知恵」を日々の生活に活かすには

偶然の一致とは具体的にどんなことでしょうか?

「偶然の一致」とはどんなこと?

・古い友人のことを急に思い出したら、偶然その人から連絡がきたり、突然ばったり会ったりする

・入手方法がわからなかった必要な情報が、ちょうど必要な時にもたらされる

・昔の趣味や体験が、偶然新しい仕事につくための準備になっていた

などなど。

このような「偶然の一致」に気づいたら、単なる偶然と流さずに、 日々の生活に起こる偶然の一致にはすべて意味があると考えることが大事です。

そうすることで、予感や直観の形で人生を導いてくれるきっかけがどんどん日常に起こるようになります。

一見、なんの意味がなさそうに見えることでも、あとから意味に気づくこともあります。

葉っぱ
葉っぱ
偶然新しい仕事がトントンと決まったり、
意義を感じられなかった昔の仕事が、
これからやりたいことの準備だったんだー!と
後でわかってびっくりしたり♪ 
欲しかったものが思わぬ方法で手に入ったり!

わたしにも、たくさんの偶然の一致が起こっていました

第2の知恵「今という時」~新しい世界観~

第2の知恵には、今この時代が大きな時代の流れの中で、どんな時期にあたるのかが書かれています。

第2の知恵

過去500年間続いてきた、
科学優先主義、経済的発展がすべてという
思い込み・世界観に気づかせ、
私たちをそれから解放する。

地球上の生活、人類の目的などが新しい世界観へ
移っていく時がきている。

「第2の知恵」を日々の生活に活かすには

物やお金優先の時代から、精神面を重視する時代が始まっています。

「新しい世界観」とは?

・物質優先主義から
→ ものを持たないことを選択するミニマリストの登場

・経済優先主義から
→ 労働時間、金銭より働き甲斐を重視する傾向

・科学万能主義から
→ 霊的なことに目が向くスピリチュアル・ブームの到来

などなど。

今、世の中ではお金や物だけを思い求めていた生活から、精神的な満足を求める時代に変わってきています。

この本が書かれた30年近く前には、まだこれほどはっきりしていなかったはずですが、今はまさに世界観の移りかわりの流れがはっきりと見え、世の中で大きなうねりを起こしています。

2020年、今、中世→近世→「新しい世界観への移行の時」に私たちは生きている、ということを意識してみてください。

第3の知恵「エネルギー」~世界はエネルギーシステム

ミツバチと花
第3の知恵には「物質世界は大きなエネルギーシステム」だということについて書かれています。

第3の知恵

この世界は大きなエネルギーシステムで、
人間の意志や期待が私たちからエネルギーを
世界に放出させ、影響を与えている。

自然の美しさに気づくことによって、
人間はエネルギーの場を観察することを学び、
物理的宇宙の認識が急激にすすむ。

「第3の知恵」を日々の生活に活かすには

この世界がエネルギーのシステムだとはどういうことでしょうか。
聖なる予言の記述を実社会にあてはめてみました。

「エネルギーシステム」とは?

エネルギーがあふれた食物をよく食べようになる
→オーガニックの浸透

ある場所に行くと元気になったり運が良くなると感じる
→パワースポットという概念の浸透

森林から高いエネルギーが得られる
→森林浴
などなど。

私個人としては、次のようなことも、私たち人間がエネルギーシステムである世界の一部であることを示す、わかりやすい例だと思っています。

 恋をしている人が輝いて見える
 体調の悪い人の顔色がくすんで見える
 植物に話しかけて育てると良く育つ
 気による治療
 ヒーリング
     などなど。

   

科学的にも、量子力学ではすべてのものは波動であり、観察者の意識が実験結果に影響を与えると証明されています。

「聖なる予言」では「エネルギーの場を見る」という言葉が使われますが、 一般的には「オーラ」と呼ばれるもののことです。

動物にも植物にも、目に見えないけれどエネルギーがあります。

そのエネルギーの取り入れ方、流れの見方が第3の知恵。

特に第3の知恵では、自然や植物からエネルギーを取り入れたり、逆にエネルギーを植物におくったりする方法が取り上げられています。

「聖なる予言」で書かれているエネルギーを自然から取り入れる方法を紹介します。

自然や植物からエネルギーを取り入れる方法

「聖なる予言」では、「ビシエンテ」という素晴らしく自然の美しい場所がでてきます。

ビシエンテは科学者たちが植物の「エネルギーの場」をみたり、エネルギーを与えることによる植物の生育を研究する場所です。

日常生活でも、植物や自然に対して

「何かを美しいと感じる時、その物の存在感が増し、輪郭や色がくっきりと鮮やかになる」

という体験をしたことがありませんか?

この時、私たちは自然や植物からエネルギーをもらっています。

体が軽やかになったり元気になったり感じるのはそのせいです。

きれいだなと感じる花や植物をじっと見つめると体験できると思います。
ぜひやってみてください。

私もこのエネルギーを取り入れる方法を日常生活で使っています。

植物や自然を美しいと感じてじっとみることで、「癒し」てもらい、「パワースポット」のように宇宙のエネルギーをそれから取り入れています。

ウサギの耳のような花弁のドクダミ

♪小休止♪ 著者ジェームズ・レッドフィールドからのメッセージ

著者のジェームズ・レッドフィールドは、「聖なる予言」のあとがきで次のように書いています。

私たちのすべきことは、しばらくの間、疑いや不安を脇においておくことです。すると奇跡的に、この現実は私たち自身のものになります。

偶然の一致が起こっている、いまが歴史上で新しい世界観への移行期である、物質世界はエネルギーシステムである、と感じてみると毎日の生活がちがってみえてきます。

次からはいよいよ、なぜ人間関係で疲れるのか、神秘体験、子供時代に作られたエネルギーの取り入れ方のくせについて、です。

あなたは人間関係で疲れてしまうことがありますか?

ある人といると元気になったり、逆に一緒にいると疲れる人がいたりするのはなぜでしょう。

人間関係では、エネルギーを奪ったり奪われたり、ということが起きています。

幼い頃の家族関係の中で、家族から自分がどのようにエネルギーを得てきたのか、家族がどのように自分からエネルギーを奪っていたのか、その方法はくせになっているのです。

・人からエネルギーを奪うくせの種類

・どうやったらそのくせから抜け出せるのか

・人からエネルギーを奪わずにエネルギーを得る方法

「聖なる予言」で書かれている9つの知恵のうち、これらのことについて書かれている、第4の知恵から第6の知恵について、内容をかみ砕いてわかりやすく紹介していきます。

また私が一度だけ体験した「神秘体験」についても書いています。

第4の知恵「権力闘争」~エネルギーをめぐる争い

第4の知恵は「人間の争いは常にエネルギーをめぐる争い」だということについて書かれています。

第4の知恵

人間は、無意識に私たちの間に流れているエネルギーを
めぐる争いをしている

他の人たちを私たちの意見に従わせることができると、
彼らのエネルギーが私たちに流れ込んで、
私たちは自分が強くなったように感じる

このエネルギーの不足は、
より高次の源につながることができれば解消する

「第4の知恵」を日々の生活に活かすには

具体的にエネルギーをめぐる争いとはどんなことでしょうか。

「エネルギーの争い」とは?

家族間のささいな争い

雇用関係の争い

国家間の争い

「聖なる予言」では家族、恋人、職場の人間関係、国家間の争いまで、すべてのレベルの争いは「有限」だと思われている私たちの持つエネルギーの奪い合いによるものだ、と書かれています。

人はいつもエネルギーが不足していると感じて、他人をコントロールして相手のエネルギーを奪おうとしている

不安と無力感のため、自分は大丈夫だと感じるためには、他の人のエネルギーを盗まねばならない

ということなのです。

日常生活で大事なことは「あ、今エネルギーの奪い合いになっているな」と気づくことです。そうすると相手のペースに引き込まれずにすみ、エネルギーを奪われずにすみます。

また、相手からエネルギーを奪わなくても、もっと他のエネルギー源からエネルギーを受け取る方法を選ぶこともできるからです。

他人からエネルギーを奪う以外のエネルギーのうけとりかたは次の5章に書かれています。

第5の知恵「神秘体験」

神秘的な空神秘的な空

第5の知恵は「神秘体験」について書かれています。

第5の知恵

20世紀の最後の数十年間以降、
神秘的意識状態と呼ばれる状態を、
多くの宗教家たちだけでなく、次第に
多くの人たちが一瞬垣間みる体験をするようになる

この体験が人類の争いに終止符を打つ鍵になる

なぜなら、
最終的に私たちがこの源から自由に
エネルギーを汲み出すことを学ぶため

「第5の知恵」を日々の生活に活かすには

神秘体験とは次のような体験です。

「神秘体験」とは?

・体が完全に調和がとれて軽やかな感覚になる

・自然、地球、宇宙全体との一体感

・遠くのものもすぐ近くに見える

・平和と充実感に満たされ愛にあふれた完全な幸福感

・特に体が軽くなった感覚と会いにあふれた感覚が特徴

「神秘体験」の私の実体験

私は一度だけ、このような神秘体験をしたことがあります。

以前の職場への車での通勤中。
いつものお気に入りの通勤路、海と空と対岸がみえる場所で大好きな風景の中を走っていると、
突然「天が開けた」感覚がして「天の音楽」が聴こえ「完全な幸福感」で包まれました。

はじめての感覚、体験でした。

「天の音楽」は脳の中に響き渡り、柔らかく広がるとにかく美しい調べ。
何かに例えると、女性の透明感のあるファルセットが何重にも重なったような感じ。

耳で聴こえるのではなく頭の中に響き渡る感覚です。

音は、パイプオルガンのような音圧の強い音ではなく、アタック無しでふわーっと響いてくる電子オルガンの和音に似ています。

ビートのようなものはなく音の重なりがゆっくり動いている感じです。

「完全な幸福感」というのは、柔らかい明るい光が満ちて暖かく感じ、体もふわふわと軽く感じ、自分がそのまま世界と一体になり完全に愛されて満たされている感じです。

そして何も心配することはないという、安心感で満たされ「ありがとう」と自然に感謝の言葉が出てきました。

できれば、もう一度体験したい神秘体験です。

神秘体験をすることは、ヨガや瞑想などでもできるそうですが、私のようにただ自然のきれいな風景に身をゆだねることもその一つの道なのかもしれません。

「聖なる予言」では、人はこのような特別なエネルギーにずっと繋がっていることはできない、つながりを保つには他人からエネルギーを奪うくせに気づき、それをやめなくてはならない、と書いています。

他人からエネルギーを奪うくせについては、次の第6の知恵に書かれています。

第6の知恵「過去の清算」~コントロールドラマ

第6の知恵では、「エネルギーの奪い方のくせ、コントロールドラマ」について書かれています。

第6の知恵

他人をコントロールするときのくせは
私たちが子供の頃、人の注意を引き、
エネルギーを自分にひきよせようとして学び取ったもの

そのくせが無意識の「コントロールドラマ」というもの

それを捨てるためにはくせを完全に認識することが必要

家族のほとんど全員が、自分のドラマを演じていて、
子供からエネルギーを吸いとろうとしている

その結果、
子供もエネルギーを取り返す戦略を持たなくてはならず、
自分の特定のドラマを作り出す

なぜこの家族に生まれたのか、高次の意味を知ると、
両親の信念をより高い次元で統合し
真実を探求していくことが自分の行く道だとわかる

コントロールドラマの4つのタイプ

家族との生活のなかで小さい頃に身についてしまう、
エネルギーの奪い方のくせである「コントロールドラマ」

「コントロールドラマ」には次の4つのタイプがあります。

コントロールドラマの「尋問者」とは?

何か誤りを見つけ出すという特定の目的を持って、質問しては他人の世界に介入する

誤りを見つけると、尋問者は相手のその点を批判する

批判された人は、尋問者の言動に注意を払い、何か間違ったことをして尋問者に見つからないように気をつける、この精神的な防御が尋問者に望み通りのエネルギーを与えてしまう

いつも子どものやることに目を光らせて、ダメ出しをしている親御さん、いますよね。

あるいは、親の注目を集めるため次から次へと親に質問攻めにする子ども。

それが尋問者のコントロールドラマです。

コントロールドラマの「傍観者」とは?

自分の方にエネルギーを取り込むために、心の中でドラマを創作し、その間、自分の内に引きこもり、神秘的で秘密めいてみせる

誰かにさぐりだしてもらうことで相手をドラマに引っ張り込む

相手があなたにかかりきりにすることで、その人からエネルギーを受け取れる

親御さんが尋問者だと、子どもはできるだけ親の目を引かないようにこの傍観者のタイプになるそうです。

自分を出さず、謎めいた雰囲気にして、相手が注意を払って注目してくることを使って、相手のエネルギーを奪うのです。

コントロールドラマの「脅迫者」とは?

誰かを言葉や暴力でおどかし、相手に何か悪いことが起こるのではと恐れさせる。

そして、自分に注意を払わざるを得なくして、その結果相手からエネルギーを奪う。

ダイレクトに言葉や暴力で相手を従わせることによって、相手のエネルギーを奪うのが脅迫者のコントロールドラマです。

コントロールドラマの「被害者」とは?

自分はこの人のために十分尽くしていないという思いを、弁護しなくてはならない立場に相手を追い込み、エネルギーを奪う。

このタイプの人と一緒にいると疲れるのが特徴。

自分に起きたひどい出来事を話し、いかにもあなたに責任があるように匂わせる。そしてもし助けてくれなければ、それがずっと続くと訴えたとしたら、この人は最も受け身なレベルで、あなたをコントロールしようとしています。

一緒にいると何も理由はないのにあなたに罪悪感を感じさせる人。
相手の同情を強要するタイプの人がいますね。

このタイプの人が被害者のコントロールドラマのくせを持っている人です。

私も20歳くらいまで、この被害者のコントロールドラマの癖をもっていたと気づきました。

自分のコントロールドラマがわかったら

私たちは両親から肉体だけでなく霊的なものも受け継いでいます。

なぜ自分の両親2人の間に生まれたのかを考え、より高い視点から両親のやり方を統合し探求することが自分のやるべきことの発見につながるといいます。

親の性格、育ってきた環境、親自身のタイプをしれば、自分がその親のもとに生まれて何をまなんでいっているのか、気づくことができそうです。

相手のコントロールドラマに巻き込まれないために

コントロールドラマを演じるには必ず、対応するドラマを演じる相手が必要になります。

例えば、「脅迫者」として相手を怖がらせてエネルギーを奪おうとする人には、「被害者」となる怖がる人が必要です。

もし「なぜそんなに怒っているのですか?」と相手に質問して、怖がらなければそのドラマは消失します。

また「尋問者」が欠点を見つけ出そうとして質問をしてくるときには、「傍観者」を演じずに、逆に質問を返すことでドラマは消滅します。

この方法はこのあと、第8の知恵に書かれていることです。

♪小休止♪ 神秘体験とパワースポットと偶然の一致

第5の知恵で書いた、私の神秘体験。
この話には、実はまだ続きがあります。

その神秘体験が起こった場所は、とてもきれいな風景が見える場所。

特に寒い冬の朝がお気に入りでしたと書きましたね。大好きな風景は、もし私に絵が描けるなら描きたいと思うほどでした。(絵心は全くないので描きませんでしたが。)

ところが2011年2月、関西に住む義理の父の絵の個展を訪れたところ、その風景の絵が20号の大作として飾られていたのです!

まったく異なる場所の港の夕方の風景の絵にもかかわらず、私の好きな場所の冬の朝の光景そっくりの景色が描かれていました。

葉っぱ
葉っぱ
これも偶然の一致が起こったのだと思います。

一目ぼれしたその絵は、義父に頼み込んで譲ってもらい、それからずっとうちのリビングに飾ってあります。

この絵を観るといつも元気が湧いてきます。

さて、そろそろ終盤。

次は第7の知恵から第9の知恵、エネルギーの取り込み方、エネルギーが高まってくると訪れる直観、予感、人とのかかわり方、人類の進歩について、です。

ラベンダー

子どもが、自分の力を十分に発揮できないのはなぜでしょう。

恋愛関係なのに相手と言い合いになってしまうのはなぜでしょう。

そんな疑問に小説の形で答えてくれるのが「聖なる予言」。

「聖なる予言」では冒険小説の中で一つずつ発見されていく「9つの知恵」が書かれていますが、そのうちの第8の知恵では「人との新しい関わり方」について書かれています。

子供を矯正しようとして子供のエネルギーを奪い取ると、子どもは自分らしく過ごせません。

子供のエネルギーを奪わないようにするにはどうしたらいいか、逆に子どもにエネルギーを注ぎ込むには、という方法がわかります。

また恋愛関係の2人が言い争いになってしまうのは、相手からエネルギーを得ようとするため。

どうしたらそのようにならずにすむかがわかります。

ここでは「聖なる予言」の第7の知恵から第9の知恵について紹介し、日常生活に活かす方法を実体験から書いています。

特に私がおすすめしたい、子供との1:1デートのすすめについても書いています。

第7の知恵「流れに乗る」~予感や直観を活かす

第7の知恵には「予感」や「直観」に気づくことで自分の人生が進化の流れにのるということが書かれています。

第7の知恵

夢や直観、白昼夢は私たちを導くもの

それに気づくためには
観察者の立場に自分を置く必要がある

何か考えが浮かんだら、
自分の人生にどう関係しているのかと
思わなければならない

観察者の立場に身を置くと
すべてをコントロールしなければならないと
いう気持ちが無くなり、
進化の流れに身をまかせることができる

「第7の知恵」を日々の生活に活かすには

具体的に夢、白昼夢、直観が人生を導くとはどんなことでしょうか。

「直観・白昼夢が導く」とは?

・突然何かイメージが浮かんだらそのとおりのことが起こる暗示

・ずっと悩んでいた問題の解決法が、朝、目が覚めた瞬間に突然ひらめいた

・どちらの道を行こうかと迷ったとき、どちらか一方の道が明るく見えた

などなど。

こういったことが日常にたびたび起こるようになってくると、あなたの人生が進むべき方向に進んでいるという証拠です。

「聖なる予言」には次のように書かれています。

エネルギーを充たし、自分の状況や問題に自分を集中させる。すると、直感という形で、どこへ行けばよいか、何をすればよいか導きを受け取ることができる。次に偶然の一致が次々と起きて、私たちをその方向へ動かしていく

実際に私の経験でも、本来の自分の行うべき道に外れたことをやっているときは、なかなかうまくいかない場合があったりしますが、やるべきことをやっているときは、とんとん拍子に物事が進みます。

うまくいかないときには「今はこのタイミングではない?」とか、「本来やるべきことではない?」と立ち止まって考えることが大切なようです。

また、浮かんでくる白昼夢、イメージは大切ですが、否定的な思いには注意が必要だといいます。

否定的な思いが浮かんだときはすぐに打ち消す。
それでもネガティブな直感がきたら、真剣に受け取らなくてはならない

という点にご注意ください。

直観・夢・思いを活かして、人生の進化の流れに乗るということを紹介しました。

続いては、「子育て」や「恋愛」など「人との新しい関わり方」についてです。

第8の知恵「人との新しい関わり方」

第8の知恵には一般的に人とかかわる時の新しい方法で、どうエネルギーを使えばよいかについて述べられています。

第8の知恵

【子供とのかかわり方】

子供には大人のエネルギーが必要

子供から奪わず大人のエネルギーを与えるには、
1人の大人が1度に1人の子供に注意を向ける必要がある

そうしないと
子どもはエネルギー争奪のコントロールドラマ
(※第6の知恵参照)を学んでしまう

子供にエネルギーを与えるには、
子供たちを話題にするときは
会話の仲間に入れなければならない

どんなことでも子供が理解できるレベルで
真実を話すことが必要

【恋愛での権力闘争のさけ方】

恋愛関係の2人のエネルギー争奪(相互依存関係)は、
子供の頃のエネルギー闘争が原因

異性の親を長所も短所もある普通の人間だとみられず、
心理プロセスで自分の中の異性が
統合できなかったため、
異性のエネルギーを必要とするためにおこる

異性の友人の内面を知ることによって、
自分自身の異性に対する過去の幻想を打ち破ることが
できると、
本当にふさわしい恋愛関係を見つけることができる

「第8の知恵」を日々の生活に活かすには

具体的に「人との新しい関わり方」とはどんなことでしょうか。

「新しい関係」とは?

子連れの人と話すとき、親にではなく子供に直接話しかける

子供と1対1になれる時間を持つ

恋愛では相手からエネルギーを奪わず、自分でエネルギーを充実させてから付き合う

などなど。

私も、「聖なる予言」に出会ってから、子供がいる場で話をするときは目線を合わせて直接子供に話しかけるようになりました。

電車で赤ちゃんを抱っこしたお母さんと隣り合わせた時。

初めてあった子連れのご家族と話すとき。

親御さんに「何歳ですか?」と聴くのではなく、直接子供に「何歳?」と尋ねるようにするのです。

よく大人同士が話しているときに、小さい子が「ねぇねぇ」と親の注意を惹こうとしていることがありますが、直接子供にも話しかけるようにして子供を会話にいれればそういうことは起こりません。

また子供がエネルギー争奪をしなくなったおすすめの方法をご紹介します。

子供との1対1デートのすすめ

子供ひとりひとりにエネルギーを十分与えるのは、特に複数の子供がいる場合とても難しいものです。

どうしても親の注目を集めようとして、子どもはコントロールドラマを学んでしまいます。

そこで私が試してとても良い効果があった方法をご紹介します。

1人ずつ時間を見つけてデートする方法です。

1時間でも良いので、お子さんと2人だけになれる時が見つけて(下の子は学校や幼稚園で上の子だけがいるタイミング)、「ないしょでママとデートしよう」と子どもを連れだします。

ポイントは、一番上のお子さんから、予告なしで突然始めること。

子供は「ないしょ」が苦手ですぐに話してしまうで、下のお子さんたちに気づかれないように上のお子さんにも事前には知らせません。

公園でもファミレスでも2人きりになって母親(や父親)を独占できることが大切です。

このデートは、短い時間でも子供が十分満足するようです。

次にその下の子(まだ下の子がいる場合は下の子たちには内緒で)、と順番にチャンスをみつけて1対1のデート。

ないしょにしておけない小さい子の場合は注意してください。

かならず大きい子からがポイントです。

逆にして小さい子からデートして上の子にばれると、上の子を傷つけかねないので注意してくださいね。

子供との1対1デートのポイント

1番上の子から予告なしでとつぜん始める

他の子には内緒

2人きりの時間を作って出かける

短い時間でもOK

恋人ではなく自然からエネルギーを取り入れる方法

「聖なる予言」ではエネルギーの取り入れ方を、ある神父の言葉として書いています。その方法をご紹介します。

“サンチェス神父のエネルギーを取り入れる方法

・まず自分の周囲に焦点をあてる

・次にエネルギーに充たされている時、
 すべてのものがどう見えるか、思い出す
 (※第5の知恵参照)

・その次に、
 それがすぐ近くにある感覚を味わおうと努力する
 (どんなに遠くにあっても、手でさわれ、
  それにつながっているという感覚)

・そしてそれを吸い込む

・1回吸うごとにエネルギーを取り入れて、
 風船のように自分がふくらんでいく様子を想像する

・すると、わたしたちはエネルギーに充たされ、
 ずっと軽く浮いているように感じるようになる

・エネルギーを吸い込んだら、
 自分が正しい感情を持っているかチェックする
 (自分がエネルギーの源に本当につながっているかを
 知るための尺度)

恋愛関係の2人が言い争いになってしまうのは、相手からエネルギーを得ようとするため。

自分のエネルギーを満たしてから恋人に向き合えば、恋人からエネルギーを奪わなくてすみます。

付き合うのが負担になってくる重い関係になる前に、エネルギーをまず自分で満たせるようになるのが大切なようです。

第9の知恵「新しい文化」~意識の進化の結果

第9の知恵には、意識の進化の結果として、次の千年紀に人類の文明がどのように変化するかが書かれています。

第9の知恵

人類は自己反省する時期を経験し、自然を大切にし
経済活動を制限、環境汚染の解決法を見つける

多くの人は成長し続けるために職業を移っていく

生産が自動化され、すべて人々の時間を自由にして、
各自が他の事柄を追求できるようにする

労働時間は減るが収入を減らす必要はなく、
私たちが与える知恵にお金が払われる社会になる

人々は常に与え、与えられるようになり、
他の人々との交流と情報の交換がすべての人々の
仕事となり、新しい経済の指針となる

私たちの使命は、エネルギーレベルをあげ続けること

そしてエネルギーレベルがあがるに従って、
私たち体の原子の振動レベルがあがる

「第9の知恵」を日々の生活に活かすには

具体的に「新しい文化」とはどんなことでしょうか。

「新しい文化」とは?

・1つの仕事を一生続けるのではなく、自分の進歩に応じて仕事を変える

・ブログ、YouTube、note、コンサルなど、情報を人に提供することで収入を得る人が増える

などなど。

「聖なる予言」では。グループ全体がそれより低いレベルで振動している人々から見えなくなってしまう、と書かれていますが(小説なので)、これは私にはまだ実感がありません。

(ただし恋をしている人が輝いて見えるのは事実なので振動数が上がると輝くというのは本当だと思います。)

10年以上前に初めて「聖なる予言」を読んだときに理解できなかった、「情報を与えることで収入が得られるという仕組み」が今ネット社会で実現していることに驚きます。

また一生同じ仕事を続ける世の中ではなく、人生でいくつもの職業を選択していく働き方は、以下の記事でも紹介していますが、すでに一般的になってきています。

このように、第9の知恵で紹介された「新しい知恵」には、「聖なる予言」が書かれた30年前から現在までの間に、すでに実現された部分が多くあります。

振動レベルが上がった人々が見えなくなるということも、この先、起こりえるのかもしれません。

「聖なる予言」のまとめ

繰り返しになりますが、著者のジェームズ・レッドフィールドは、「聖なる予言」のあとがきで次のように書いています。

私たちのすべきことは、しばらくの間、疑いや不安を脇においておくことです。すると奇跡的に、この現実は私たち自身のものになります。

ぜひ、疑いや不安を脇において、9つの知恵をご自分のものにしてください。

1つでも2つでも生活に活かせそうなことがあったら、とりあえず信じてやってみると、意外としっくりきたり、すんなり使えるポイントがあるかもしれません。

私の人生にこの10年以上、大きな影響を与えた本「聖なる予言」をご紹介しました。

長い文章を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


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