2019年9月14日から11月4日まで横須賀美術館で、「サラ・ベルナールの世界展」が開催されました。
日本全国で2018年9月から全国8ヵ所で行われている巡回展の、7番目の開催となる横須賀美術館の企画展です。
横須賀美術館でのサラ・ベルナール展をおさらいします。
サラ・ベルナールとは
サラ・ベルナール(1844?~1923)は、フランスの「ベル・エポック」と呼ばれた時代を象徴する大女優です。
ベル・エポックとはフランス語で「良き時代」や「美しき時代」と訳される、19世紀末から第一次世界大戦勃発の1914までの、パリが繁栄し、華やかな文化が花開いていた時代を指す言葉です。
サラ・ベルナールは舞台女優としてだけでなく、いわゆるパトロンとして、ミュシャやラリックを見い出した人としても知られています。
自分の劇団サラ・ベルナール座を立ち上げ、主演作「ジスモンダ」のポスター製作で、新人画家アルフォンス・ミュシャを抜擢しました。
また、舞台ではルネ・ラリックのジュエリーを用い、アール・ヌーヴォーを支えた人物でもあるのです。
サラ・ベルナールの世界展 ロートレック・ミュシャ・ラリックとともに
2018年9月から、全国8か所で巡回開催されている「サラ・ベルナールの世界展」。
横須賀美術館は7番目の開催でした。
2018年9月15日〜11月11日
群馬県立近代美術館
2018年11月23日〜2019年3月3日
堺 アルフォンス・ミュシャ館
2019年3月16日〜3月25日
阪急うめだ本店9階
うめだギャラリー
2019年3月28日〜6月30日
箱根ラリック美術館
2019年7月20日〜9月1日
いわき市立美術館
2019年9月14日〜11月4日
横須賀美術館
2019年12月7日〜2020年1月31日
渋谷区立松濤美術館
【特別会場】
2018年11月17日〜12月1日
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
横須賀美術館の「サラ・ベルナールの世界展」
横須賀美術館の企画展では、「パリ世紀末 ベル・エポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界展」と題して開催されました。
女優サラ・ベルナールの肖像画、写真をはじめ、サラ・ベルナールがパトロンとなり花開き、彼女の世界を彩ったミュシャ・ラリック・ロートレックなどのデザインや工芸作品が、約150点も展示される華やかな展覧会です。
サラ・ベルナールだけでなく、ベル・エポックの時代の文化が、多面的に紹介された企画展でした。
ミュシャの「椿姫」やラリックの「舞台用冠 ユリ」など有名な作品が展示されました。
アルフォンス・ミュシャ《椿姫》1896年
京都工芸繊維大学美術工芸資館蔵
初日に観覧してきました!見どころレポートはこちら!
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「サラ・ベルナールの世界展」関連イベント
「サラ・ベルナールの世界展」の期間中、横須賀美術館では関連イベントも多数開催されました。
詳細は美術館ホームページをご確認ください。
2019年9月22日(日)13時半-16時
ワークショップ
「シャドウボックスでつくる
ユリの花束」
(終了しました)
2019年9月23日(月・祝)14時-
学芸員によるギャラリートーク
(終了しました)
2019年9月28日(土)29日(日)18時-19時
海の広場の
オペラ・ガラコンサート
バリトン歌手 宮本史利さん他
(終了しました)
2019年10月26日(土)14時~16時
講演会
「フランスで女優をするということ」
女優・竹中香子さん
(終了しました)
開幕したら来館して観覧レポートをお伝えする予定です。
どうぞお楽しみに。
横須賀美術館 企画展詳細ページはこちらから
パリ世紀末 ベル・エポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界展
公式ホームページはこちらから
サラ・ベルナールの世界展 ロートレック・ミュシャ・ラリックとともに