プレバトタイトル戦

プレバト金秋戦2021俳句のタイトル戦A,Bブロックは「超」順当!

食欲の秋

秋の俳句タイトル戦「金秋戦」2021が始まりました。

今回の予選会はABCの3組で争われます。

各ブロックの1位通過者と全ブロックの2位の中から優秀者2名の、計5名が決勝に進出できるルール。

2021年9月9日はA,Bブロック、各5名が決勝を目指します。

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金秋戦の決勝進出を決めているのは?

こちらの5名が決勝へのシード権を獲得しています。

決勝進出を決めているのは?
梅沢富美男さん

村上健志さん

東国原英夫さん

千原ジュニアさん

Kis-My-Ft2 横尾渉さん

予選A・Bブロックの観覧ゲストには、永世名人の東国原英夫さんと、名人10段村上健志さん、名人7段横尾渉さんが、戦いの行方の見届け人として参加します。

秋のタイトル戦予選のお題

名人特待生の発想力が試されるお題。

今回は金秋戦予選ブロックごとに、お題が異なるという企画。

まずAブロックへの夏井先生からのお題は「スポーツの秋」

スポーツの秋スポーツの秋

そして予選Bブロックのお題は「食欲の秋」

食欲の秋食欲の秋

各ブロックでどんな句が詠まれたでしょうか。

金秋戦予選Aブロックの出場者は?

予選Aブロックで決勝進出確定の1位を競うみなさんは、この5名の方々です。

まず名人からはこちら。
名人5段 中田喜子さん
炎帝戦で11位予選落ちのくやしさをぶつけます。中田さんはスポーツの句が得意な印象。とても期待が持てます。

名人初段 森口瑤子さん
冬麗戦の覇者、名人の森口瑤子さん。中田さんと女性名人2人がAブロックで激突します。

次に特待生からはこちらの3名。
特待生1級 岩永徹也さん
岩永さんが決勝に出場できれば、1年ぶり。とても楽しみです。

特待生2級 パックンさん
パックンさんは決勝に進むところを見てみたいのは私だけではないはず。

特待生5級 春風亭昇吉さん
春風亭昇吉さんは、別ブロックの志らくさんと円楽さんをライバル視。炎帝戦ではご自分の順位が上だったそうです。

見どころは、女性名人2人の初顔合わせ。どのような結果になるでしょう。

金秋戦予選Bブロックの出場者

予選Bブロックで決勝進出確定の1位を競う出場者は、この5名の方々です。

まず名人からは
名人10段 FUJIWARA藤原敏史さん
名人10段の大本命、フジモンさん。順当に決勝進出をきめるでしょうか。

名人4段 立川志らくさん
今回も、落語家の大御所2人が同じブロック。

名人初段 三遊亭円楽さん
円楽さんと志らくさんの落語家対決。今回の決勝進出にどちらか食い込むのか。

次に特待生からはこちらの2名。
特待生3級 筒井真理子さん

特待生5級 パンサー向井慧さん
春のタイトル戦では、見事予選1位で決勝進出した向井さん。今回も下剋上がみられるでしょうか。

見どころは、余裕の藤本さんか、落語家対決か、というところ。

放送での発表順に順位と俳句の発表です

決勝でも浜田さんの発表順に、順位と俳句をみていきましょう。

金秋戦予選Aブロックの結果は?

座り込む アンカーの目に秋夕焼

予選Aブロック 2位 
森口瑤子さん

座り込む アンカーの目に秋夕焼
すわりこむ あんかーのめに あきゆやけ

添削後:
座り込むアンカー 秋夕焼くずる
くずおれるアンカー 秋夕焼赫し

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子供の運動会のリレーのアンカーが、頑張りむなしく負けてしまって、終わったときに座り込んでしまっていた。夕焼けをみながら何を感じているのかと詠んだ句だそうです。

夏井先生は、アンカーという言葉だけで種目がわかる。座り込むという動作がわかる。無理なく言葉がつむげていると高評価。

ただ、負けて座り込んでいるのか、全力を尽くして立ち上げれなくなって勝っているのかが微妙にわかりにくい、と、負けていると示唆する言葉を入れて添削されました。

負けても勝っても 母秋刀魚焼く

予選Aブロック 4位 
春風亭昇吉さん

負けても勝っても 母秋刀魚焼く
まけてもかっても ははさんまやく

添削後:
試合如何に 子の好物の秋刀魚焼く

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お母さんが秋刀魚を焼いているキッチンの後ろ姿を詠んだ句で、思春期の息子さんが試合や就活など、勝っても負けてもお母さんは好物の秋刀魚を焼いて待っているという句なのだそうです。

夏井先生は、お母さんは勝っても負けても淡々と日々の生活の秋刀魚を焼いているとも読めると解説。負けても勝ってもが、子供のことだとわかるように「好物」という言葉を入れて添削されました。

「好物」のというがとても良い、と昇吉さん。夏井先生の添削に喜んでいました。

天高し アーチ描くホットドッグ

予選Aブロック 5位 
パックンさん

天高し アーチ描くホットドッグ
てんたかし あーちえがく ほっとどっぐ

添削後:
天高し 売り子の放るホットドッグ

いいね!(3)

球場でホームランと思わせて空を飛んでいるのはホットドッグという句。アメリカではホットドッグを売り子さんが投げているのですね。

「球場」という言葉を入れた方がいいと村上さんの指摘。

夏井先生は、いろいろ企みすぎて勝負を落としてしまった句だと評価。売り子さんや観客の姿を思い描くのが難しいと、「売り子」という言葉を入れて添削されました。

パックンさんに、夏井先生から、俳句の公式をひとつずつマスターしてほしいとアドバイスがありました。

軸足のギプスの寄せ書き 山粧ふ

予選Aブロック 3位 
岩永徹也さん

軸足のギプスの寄せ書き 山粧ふ
じくあしのぎぷすのよせがき やまよそおう

添削後:
軸足のギプスに金秋の寄せ書き 

いいね!(2)

サッカーをしていた岩永さんの、友達が軸足をけがしたときの実体験を詠んだ句。いろいろな色のペンで白いギプスにみなで寄せ書きしたのを山の色とりどりに寄せて詠んだという岩永さん。

夏井先生は、「軸足の」でサッカーかなと思った、ギプスで寄せ書きをしている、と映像が細かくなっているのに、最後の季語の選択で映像が広がってしまったのがもったいないと指摘。

最後に、ギプスのアップで終わる句に添削されました。

しぶき上げ復活の秋 ひとりじめ

予選Aブロック 1位 
中田喜子さん

しぶき上げ復活の秋 ひとりじめ
しぶきあげ ふっかつのあき ひとりじめ

添削なし

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水泳の選手が体を痛めてしまって大会に出ていなかったのが、秋に復活して表彰台を飾っているという句、だそうです。

夏井先生は「しぶき」で水の映像がでてきて、「上げ」で映像も出てくる。「復活」という抽象的な言葉は俳句では使いにくいが、困難を乗り越えたのがわかる、と解説。

この句の場合、上五中七の表現の後の着地が難しくなるが「ひとりじめ」という全体のバランスの良い語をよく思いついた、17音で表現するのが難しいことを力技で一本決まったという句だと夏井先生、大絶賛でした。

予選Aブロックは、順当に名人5段の中田喜子さんが決勝進出を決め、名人初段の森口瑤子さんが補欠の位置をキープしました。

中田さん、おめでとうございます。

金秋戦予選Bブロックの結果は?

Bブロックは、秋の季語になるおいしい食材がたくさん入った、スーパーの買い物かごが兼題写真でした。

どんな句が詠まれたでしょうか。

秋刀魚の目 勧める母の目に力

予選Bブロック 5位
パンサー向井慧さん

秋刀魚の目 勧める母の目に力
さんまのめ すすめるははの めにちから

添削後:
秋刀魚の目 勧める母の目の静か

いいね!(3)

子供のころ秋刀魚を焼いてもらって食べていた時に、お母さんに目を食べると頭がよくなるといわれ、食べろ食べろと勧めるお母さんの強い目を詠んだ句、だそうです。

夏井先生は、実体験だろうと思いますが、秋刀魚の目を食べろという句はたくさんあるのだといいます。

そこで、「静か」という言葉で、上品だけど怖いという微量のオリジナリティを入れた句に添削されました。

中心に記憶の螺旋 黒葡萄

予選Bブロック 4位 
筒井真理子さん

中心に記憶の螺旋 黒葡萄
ちゅうしんにきおくのらせん くろぶどう

添削後:
黒葡萄に種 吾に記憶の螺旋

いいね!(4)

藤本さんがいるブロックなので、あえて抽象的な句で勝負した筒井さん。山梨出身なので庭に葡萄棚があった。種のように記憶の螺旋のDNAのようなものが自分の中にきっとあると思って詠んだ句、だそうです。

こういう句を作りたいというお気持ちがあって、まっすぐにやるというのは良いこと、と夏井先生。

たった17音の俳句の中で何ができるかが、悩みどころで、一句の3分の2が抽象的になっているため、黒葡萄をもう少し詳しく表現するため「種」という語を使って添削されました。

こうすると、筒井さんの発想が作品として立ってくるそうです。

病院の 脂の抜けた蒸し秋刀魚

予選Bブロック 3位 
三遊亭円楽さん

病院の 脂の抜けた蒸し秋刀魚
びょういんの あぶらのぬけた むしさんま

添削後:
病院や 油の抜けた蒸し秋刀魚

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自らの入院時の実体験を詠んだ句。入院していた時に出てきた秋刀魚は、脂が抜けた蒸し秋刀魚で、食欲がないのに食べる気がしないよ、という実体験だったのだそうです。

食べ物の季語の場合は、「美味しそうに」、というのが俳句の定石だそうです。

夏井先生は、この句は逆においしい秋刀魚を想像させようという企みがあるのではないかな、と読んだとのこと。

「病院や」として添削されました。

《首つりの家》には林檎は無いのか

予選Bブロック 2位 
立川志らくさん

《首つりの家》には林檎は無いのか
くびつりのいえには りんごはないのか

添削なし

いいね!(15)

セザンヌの作品は林檎などの明るい絵だと思っていたら、代表作に「首吊りの家」という作品があった。その家には林檎はないのかと、詠んだ句だそうです。

読者が《首つりの家》をセザンヌの作品だと知っている場合は、作者の思い通りに読んでいくと思うと夏井先生。

しかし、セザンヌを知らない人が読んでも、首つりのあった家に対する、幸せの象徴のような赤く灯る林檎は無いのか、残された家族には比喩的な象徴として林檎がないのかと、同じ印象に寄って行くように読める、と夏井先生の大絶賛でした。

魚群探知機 朝寒のがなり声

予選Bブロック 1位 
FUJIWARA 藤本敏史さん

魚群探知機 朝寒のがなり声
ぎょぐんたんちき あささむの がなりごえ

添削なし

いいね!(2)

秋の寒い朝の漁、ほかの船にがなり声で支持を出している船長さんを詠んだ句、だそうです。

食欲の秋の写真から漁業に発想を広げるところはさすが、と夏井先生。

17音の俳句に、「魚群探知機」と長い言葉を入れるのは、勇気がいるが、この句では魚群探知機の映像を先に見せておいて、朝寒という映像を持たない、時間、空間、冷たい朝であるよと時空ができているので、「がなり声が立体的に響いてくる」、がなり声と表情をつけた漁師たちの声も良いと、大絶賛。

直しも、もちろんなし!という夏井先生の言葉で藤本さんは見事決勝進出です。

金秋戦予選A・Bブロックのまとめ

金秋戦決勝進出の2枠を射止めたのは 中田喜子さん、 FUJIWARA藤本敏史さんでした。

補欠でCブロックの補欠とあと2枠を争うのは森口瑤子さんと立川志らくさんです。

第1位 決勝進出決定
A1位 中田喜子さん

B1位 FUJIWARA藤本敏史さん

補欠
A2位 森口瑤子さん

B2位 立川志らくさん

予選Cブロックも決勝もとても楽しみですね!

今回も、最後までご覧いただきどうもありがとうございました。

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