2021年7月22日のプレバト俳句のタイトル戦炎帝戦は、名人、特待生でも出場できない可能性が!
才能アリ経験者224人にもタイトル戦出場のチャンスが!熱い戦いが見逃せません。
プレバトファンの自主企画、炎帝戦前夜祭!
ここ数年の炎帝戦の優勝句、優秀句をおさらいして、気分を盛り上げませんか?
夏の句に強いあの方、あの名句を思い出して一緒に盛り上がりましょう。
本番の炎天戦はこちらから!
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2021年の炎帝戦は新ルール、昨年までのルールは?
プレバトの俳句のタイトル戦、夏の炎帝戦2021は新ルール。
名人、特待生だけでなく、「平場(ひらば)」といわれる一般出演者からも、才能アリ経験者224人がエントリー可能、その中から夏井先生に優秀句上位10句に選ばた方が出場します。
一方、昨年までの炎帝戦のルールは、名人、特待生だけがエントリ可能。
直前の春の春光戦の上位でシード権をもらった出場者と、予選を勝ち抜いた名人、特待生だけが決勝に進めるルールだったのですね。
ではさっそく2020年、2019年の炎帝戦の上位の名句を振り返ってみましょう。
炎帝戦2020を振りかえる!上位の4句は?
まずは、昨年の夏のタイトル戦、炎帝戦を振り返ります。
2020年炎帝戦決勝のお題は「ポイントカード」
お買い物のポイントカードだけでなく、ラジオ体操の出席カードに発想を飛ばした句も。
決勝戦でシード権を獲得した上位4句を振り返ってみます。
行合の空の御朱印めぐりかな
ポイントカードを使ったことがない梅沢さんは、御朱印ってポイントカードのようなものだなと御朱印に発想を飛ばしました。
行合の空の御朱印めぐりかな
ゆきあいのそらの ごしゅいんめぐりかな
添削なし
季語がない句。「行合の空」は夏の空と秋の空が交わっているのだと梅沢さん。
夏井先生は「行合の空」は歳時記には季語としては載っていないが、そのチャレンジ精神には敬意を表したい、と高い評価でした。
サングラス外して探すカードかな
落語家らしい飄々とした句が特徴の円楽さん。添削無しで見事3位を獲得しました。
サングラス 外して探すカードかな
さんぐらす はずしてさがす かーどかな
添削なし
ごく日常のワンシーン。老眼で明るいところでないと何も見えない。素直に平凡に見える句を作ってみたと円楽さん。
あっさりと現場を見事に的確に書いている句。
サングラスは眩しいからかけるものだが、「外す」と季語の本質を逆から表現しているという夏井先生の解説でした。
炎天のミミズ 診察券のシミ
予選の敗者復活から見事下剋上を果たし2位を獲得した志らくさんの句です。
炎天のミミズ 診察券のシミ
えんてんのみみず しんさつけんのしみ
添削なし
診察券にシミがついても一生懸命生きようとしている人間と、干からびて死にかけているミミズ、という生と死の比較を詠んだ句。
8音と9音の合わせて17音の破調で、句またがりの対句表現です。
生と死は大げさに表現しがちだがさりげなく取り合わせている、ミミズとシミという韻も、よく勉強していると夏井先生の大絶賛でした。
「炎天」も「ミミズ」も夏の季語だそうです。
ラジオ体操 おおおなもみのある空地
2020年の夏の炎帝戦を制したのは、この方、フジモンさんでした。
ラジオ体操 おおおなもみのある空地
らじおたいそう おおおなもみの あるあきち
添削なし
小学生の時の夏休みのラジオ体操を詠んだ。ラジオ体操会場は近所の空地で、おおおなもみ「ひっつきむし」があった。ラジオ体操が終わったあと投げ合って遊んだのを思い出して詠んだ句。
夏井先生は、一見どうってことない句に見えるが「おおおなもみ」がくせ者。「おなもみ」は歳時記に載っている季語。
「おおおなもみ」は自然帰化植物だが「おなもみ」は絶滅危惧種。
悪ガキが「おおおなもみ」を投げ合って、結果的に「おなもみ」を絶滅に追いやっているという時代性。
「ある空地」と突き放してみる、「ある」の空気感が結構良いものになっている、という夏井先生の解説でした。
2020年炎帝戦の振り返りのまとめ
永世名人、名人10段のお二人に、落語家のお二人が食い込んだという下剋上の炎帝戦となりました。
そして、2020年の夏のタイトル戦を制したのは、「夏」の印象が強いFUJIWARA 藤本敏史さん。
3年ぶりにタイトルを獲得されたフジモンさんは「生きていればいいことがあるなぁ」というお言葉。
とても感慨深い夏のタイトル戦でした。
炎帝戦2019を振りかえる!上位の4句は?
続いて、一昨年の夏のタイトル戦、2019年の炎帝戦を振り返ります。
この年は春の春光戦で村上健志さんが初優勝し、新時代を感じる流れの中での炎帝戦でした。
2019年炎帝戦決勝のお題は「夏の波紋」
タイトル戦のお題はいつもシンプルで難しいものですが、炎帝戦は、しずくが水面に広がる波紋の写真から、発想力が試されました。
2019年も、決勝戦でシード権を獲得した上位4句を振り返ってみます。
飛び込みの波紋広がりゆく木陰
名人10段の東国原さんは、プールの波紋の広がりを詠み4位を獲得しました。
お題「夏の波紋」
飛び込みの波紋広がりゆく木陰
とびこみの はもんひろがりゆく こかげ
夏井先生から、プールの飛び込みの波紋がゆっくりと木陰に広がってゆく光景、緑の光まで見えると高く評価された句です。
この句は動詞の「ゆく」を「くる」にかえると作者の立ち位置が変わってくる、という解説がありました。
プール開き前のプールに水馬(あめんぼ)
フジモンさんの夏の句はなんだか子ども時代を思い出して楽しい気分になる句が多いのですが、この句もその一つ。
見事3位を獲得です。
お題「夏の波紋」
プール開き前のプールに水馬(あめんぼ)
ぷーるびらきまえの ぷーるにあめんぼ
添削後:
プール開き前のプールを水馬
プールを2回重ねてリズムが明るく楽しい句と夏井先生からの高評価。
助詞の「に」を「を」にすると、アメンボがたくさんいて動いているイメージになる、と添削がありました。
鯉やはらか 喜雨に水輪の十重二十重
ミスタープレバト梅沢さんを実感したこの句は、見事2位を獲得しました。
言葉の使い方が印象深く、管理人葉っぱのお気に入りの句です。
お題「夏の波紋」
鯉やはらか 喜雨に水輪の十重二十重
こいやわらか きうにみずわの とえはたえ
鯉が身をくねらせってゆったりと泳ぐ様子を、「やはらか」と表現する梅沢さん。
「喜雨」が季語。日照り続きの後に降る、待ちわびられていた雨です。
「喜雨」や「十重二十重」と格調高い言葉をさらっと使われる梅沢さんに感嘆します。
行間に次頁の影夕立晴
そして2019年の炎帝戦を制したのは、春に続き夏も2連覇を達成したフルーツポンチ村上健志さんでした。
周囲50センチで句が詠める人、と夏井先生から高く評価されているのが納得の句です。
お題「夏の波紋」
行間に次頁の影夕立晴
ぎょうかんに じぺーじのかげ ゆだちばれ
電車に乗っているとき、読んでいた本の行間にすっと影が入ったことで夕立が上がったことに気づく、という村上さんらしい繊細な発見の句です。
春夏連覇の村上さん、不動の地位を確立しました。
ちなみにナンバー1の句は村上さんの春光戦優勝句!
2019年炎帝戦の振り返りのまとめ
この年の炎帝戦は、村上さんの連覇で盛り上がりましたね。
また、名人10段の俳句四天王が1位から4位を独占するという、まさに実力を見せつけられたタイトル戦となりました。
詠み手によって俳句の個性が感じられる、とても楽しいタイトル戦でした。
炎帝戦2018を振りかえる!上位の2句は?
最後に、3年前の夏のタイトル戦、2018年の炎帝戦を振り返ります。
無冠の帝王だった梅沢さん、夏男フジモンさん、タイトル戦3冠の東国原さんらがタイトルをめぐり激突しました。
2018年炎帝戦決勝のお題は「ラジカセ」
タイトル戦のお題は、昔懐かしい「ラジカセ」です。
ラジカセを知らない世代も多くなる中、どんな句が詠まれたのでしょうか。
2018年は決勝戦の1,2句を振り返ってみます。
村祭 ラジカセが笛担当す
大舞台に弱いといわれていた村上さんが、時世を詠んだ句で見事、準優勝を決めました。
お題「ラジカセ」
村祭 ラジカセが笛担当す
むらまつり らじかせがふえ たんとうす
過疎の村の祭り、お囃子の笛は人手不足なためラジカセから流れてくる、という様子を詠んだ句です。
夏井先生から、発想がユニークで、過疎の村の時世も表していると大絶賛でした。
旱星 ラジオは余震しらせおり
無冠の帝王、と呼ばれていた梅沢さん。
見事、この句で初めてタイトル戦を制し、名実ともにプレバトの頂点に立ちました。
お題「ラジカセ」
プレバト歴代秀逸句15作
旱星 ラジオは余震しらせおり
ひでりぼし らじおはよしん しらせおり
梅沢さんが初のタイトル戦優勝を飾ったこの句は、プレバト歴代秀逸句にも入っています。
旱星(ひでりぼし)という言葉が不安な緊張感を感じさせ、不穏なイメージが印象に残る俳句ですね。
2018年炎帝戦の振り返りのまとめ
2018年の炎帝戦は、ミスタープレバト梅沢さんが初優勝を飾った回となりました。
他にも印象に残る句がたくさんありますが、当サイトが始まる前の放送だったため、残念ながら掲載句が2句のみとなっています。
いよいよ、明日7月22日は新ルールでの2021炎帝戦
2021年炎帝戦は、新ルール、才能アリ経験者224がエントリー可能。
名人、特待生に加えてどんな方が出演し俳句を披露するのか、とても楽しみですね。
お題は「Tシャツ」。シンプルなTシャツの写真からどんな句が生まれるのかも、期待しています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
お楽しみに!