春がやってきますね!
いよいよ春光戦が始まります。
2023年3月2日は春光戦2023の予選Aブロック。
春の俳句タイトル戦「春光戦」2023の予選は、A、B、Cの3ブロックに分かれて開催されました。
各ブロックの1位通過者と全ブロックの中から選ばれた上位3名の、計6名が決勝に進出できるルール。
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プレバト俳句2023年の春光戦の決勝シード権を持っているのは?
半年前の秋の俳句タイトル戦、金秋戦でシード権が得られたのはたった2人、1位、2位の2人だけ。
決勝進出を決めているのは?
金秋戦優勝 FUJIWARA藤本敏史さんと
永世名人 フルポン村上健志さん!
永世名人 千原ジュニアさん
永世名人梅沢富美男さんも!
プレバト俳句のタイトル戦春光戦2023予選Aブロックの出場者は?
決勝進出ができる1位を競うAブロックの出場者のみなさんを紹介します。
Aブロックは名人1人に特待生が名人というブロックです。
名人からはこちら。
名人10段 Kis-My-Ft2 横尾渉さん
そして特待生のみなさんはこちらです。
特待生2級 松岡充さん
特待生2級 Kis-My-Ft2 北山宏光さん
特待生4級 春風亭昇吉さん
特待生4級 犬山紙子さん
特待生が多いながらも実は、優勝経験者が多いAブロック!
プレバト俳句タイトル戦2023年の春光戦予選、俳句のお題は?
春と秋のタイトル戦は、名人・特待生だけ出場するため、夏井先生からは毎回、とても難しいお題が出されます。
今回の春光戦のお題は春の生活が変わるイベントが題材です。
Aブロックは「卒業」
Bブロックは「引っ越し」
Cブロックは「入学」
というお題です。
プレバト俳句春光戦2023俳句のタイトル戦、予選Aブロックの結果は?
それでは、さっそく浜田さんの発表順に、順位と俳句をみていきましょう。
まず最初は第2位から!
夕桜 学ラン捲り 1on1
Kis-My-Ft2 横尾渉さん
夕桜 学ラン捲り 1on1
ゆうさくら がくらんめくり わんおんわん
添削なし
卒業式が終わった夕方に、部活が一緒だった友達と一緒に思い出作りに 1on1をしたという句を詠んだ横尾さん。
「スラムダンクを観たのでは?」と梅沢さん。
なんと夏井先生もスラムダンクは全巻持ってらっしゃるとのこと。
卒業が表に出てこない句ですが、1on1をするのに、練習着でもなく普段着でもない。
学ランを捲って、桜が咲くころの夕方に1on1をやっているというのは、季語の力を信じるとじわじわと読みが絞られていく、と夏井先生。
横尾さんは、読みが誘導できると確信をもってこの季語を置かれたに違いない、と大絶賛でした。
春光や ルーズソックス すべて干す
犬山紙子さん
春光や ルーズソックス すべて干す
しゅんこうや るーずそっくす すべてほす
添削なし
犬山紙子さんは、ルーズソックス世代。
ルーズソックスは重くて長くて乾かない。一気に干すのは卒業式などしかできないのだそうです。
一気に干して綺麗だったな、と詠んだ句です。
夏井先生は、この作品だけ読んだ時に、ルーズソックスが流行していたころの元少女かな、とも
お母さんが、全部干そうか、という句にも読める。どこかに卒業だと思わせるフックがあると良かったと夏井先生。
ルーズソックスを履く時代が終わったのかな、とも読める。
直しはなし、という結果でした。
上履の文字も滲むや 卒業式
Kis-My-Ft2 北山宏光さん
上履の文字も滲むや 卒業式
うわばきのもじもにじむや そつぎょうしき
添削後:
上履の文字の滲みや 卒業す
卒業式というお題から、北山さんは、自分の名前を上履きに書いていたな。
卒業シーズンまで履いていると、洗ったりして文字が滲んでいく、卒業の涙ともかけたのだそうです。
これに、もったいなかったと夏井先生。
梅沢さん、フジモンさんのご指摘のとおり、「文字の」「卒業す」と添削されました。
古巣あり 教えの庭よ いざさらば
松岡充さん
古巣あり 教えの庭よ いざさらば
ふるすあり おしえのにわよ いざさらば
添削後:
楠の古巣よ雲よ いざさらば
この字面だと、「古巣」が比喩かもしれないと読めてしまう、と夏井先生。
仰げば尊しの歌詞を借り過ぎとも。
学校によくある楠に古巣がかかった映像をつくり、見上げる視線を感じさせる句に添削されました。
三月の空に託せるものがない
春風亭昇吉さん
三月の 空に託せるものがない
さんがつの そらにたくせるものがない
添削なし
人生って卒業の連続。3月の空って水色が落ち着いた色できれいなんだけど、高校生の時に未来を託せるものが掴めなかった。
その様子をうたったと、昇吉さん。
私も中学の時は同じ気持ちだったと梅沢さん。
「めっちゃいい!」とフジモンさん。
見た瞬間に見事だ、と思ったと夏井先生。
誰もが希望に満ちた卒業を迎えられるわけではない。
明るい3月の空を持ってきて明るい方向に行くのかと思えば、私は託せるものは何もない、と。
頑張ってきたけど成果がなかったのか、何一つ、自分は真剣にやってこなかったという忸怩たるものかもしれないと夏井先生の解説。
口語の語りが、「私もそうだ」と思う人への逆の意味でのエールになるかも。
理屈こねなくなってうまくなった!と大絶賛。
久しぶりに感動した!という夏井先生でした。
心にグッとくる句でした。
プレバト俳句春光戦予選Aブロックのまとめ
春光戦決勝進出を射止めたのは、春風亭昇吉さんでした。
決勝進出決定A1位 春風亭昇吉さん
今回も、最後までご覧いただきどうもありがとうございました。