「祈る」という言葉から、どんなことを思い浮かべますか。
祈りには大きな効果があることが、科学的な実験でも実証されています。その理由はまだ解明されてはいないけれど、効果があるということが実証されているだけでもすごいことですよね。
私たちに見えている可視光線、聴こえている音波は、見えない波動、聴こえない波動の波長に比べたらごくごく一部。
そう考えると私たちは、まだまだ解明できていないことがたくさんある世界に住んでいるのです。
だからまだ原因が解明されていないことを、科学的でない!と切り捨てるのは早急すぎると思いませんか。
「祈る」ことの意義をお伝えします。
祈りの効果が認められた実験
アメリカでは病気の人の回復に「祈り」が効果を持つかどうかについての、複数の研究が行われています。
そのうちのひとつのカルフォルニア大学の実験では、次のようなことがわかりました。
実験は、心臓病の患者400名近くを約半分ずつに分け、一方の患者グループでは、患者の名前と病名だけを伝えた人たちから祈りをおくってもらうというもの。
患者自身も病院のドクターや看護師らも、いっさい誰が祈られている対象になっているのか知らない状況です。
その結果は、祈ってもらっていたグループでは病状の悪化する患者が、他のグループの5分の1以下だったというものでした。
もうひとつの祈りの効果を調べた実験は、ミズーリ州の病院で行われたもので、患者1000名をやはり2つのグループに分け、一方のグループに対して祈りを送ってもらったというものでした。
こちらの実験結果でも、祈ってもらっていたグループでは、祈ってもらっていないグループよりも回復が10パーセントも早かったのだそうです。
他にも、祈る側にとっての「祈り」の効果を調べた調査もあり、祈らない人よりも、毎日祈りを捧げる習慣のある人は長生きしたという結果がでたそうです。
日本人にとっての祈り
日本人は特定の宗教に属していない人が多いですが、それでも神社仏閣へ「お参り」をして願掛けをしたり、神棚や仏壇に手を合わせたりして「拝む」方が多いですよね。つまり「参拝」して「祈る」のです。
一方、キリスト教徒やイスラム教徒の方は、神に対して「祈り」を捧げます。
日本人にとっても「祈り」は、人間より強大な力を持つと信じて尊敬する対象に「お願いします」「ありがとうございます」という心を伝えることだと言えます。
「祈る」ことで、自分が本心で何を望んでいるのかに思いを向け、「お願い」すると同時に自分の強い「誓い」をお伝えしているとも言えます。そしてそれがかなった時「感謝」をお伝えするのです。
私にとっての祈り
私は「祈り」のパワーを信じています。そして今までに何度も「祈る」ことによって救われてきました。
日常的に朝晩、自分の信じる神に祈ります。
その際、自分では支えきれないような心の重荷がある時には「どうか助けてください」と祈ります。そして助けていただけることを信じているので同時に「助けてくださってありがとうございます」と感謝しています。
自分の力ではどうにもならないことは、ずっと心に留め置いておくよりも、「祈る」ことでいったんゆだねて自分の範疇から出し、行動できるレベルのことに集中することができます。
また、祈ることで、日常のもろもろのことに気をとられていた状態から、自分の今一番大事にしなくてはならないことに、心を引き戻すということができています。
さらに「祈り」は実現すると信じているので、ツイッターやブログでも、毎日読んでくれる人の幸せを祈って、書き込みをしています。
「祈る」ことで実現すること
成功哲学や引き寄せの方法で「思考は現実化する」ということが言われていますね。
「祈り」や「言葉」はエネルギーです。見えなくてもそのエネルギーは森羅万象に影響を与え合っています。
「祈る」ためには、頭の中で自分の願いを言葉にします。そうすると、信念やイメージ、目標が明確化します。つまりビジョンが出来上がります。
そうして「言葉」にすることで願いがはっきりし、周囲に直接的にも伝えることができ、周りの人にも大きな影響を与えます。
さらに、実現したいことが「叶う・できる」と信じて感謝し、それが叶うための行動をとります。
このように願いを叶えるために「祈る」ことから始まり、「実現すための思考・言葉・行動」を選択しながら積み重ねていくことで、それが実現します。
「祈る」ことを生活に取り入れてみませんか
自分の本心から願うことに心を引き戻すことになる「祈り」
朝、晩、「祈る」。自分の真ん中に戻ってくる。
「祈り」が毎日を変えていきます。
あなたの毎日がより良いものになっていきますように。