犬・わんこ

【小型犬を飼う費用公開】家族に迎える費用、毎月、年間かかる費用の実例

我が家に子犬がやってきた
小犬を飼いたいけど、ペットとの生活にどれくらいの費用がかかるのかな?

小犬を飼うのにどれくらいの費用がかかるのか、実際のところはどうなのか、我が家のワンコの例を詳しくまとめてご紹介しますね。

初めて犬を飼う人は、ペットとの生活にどれくらいの費用がかかるのか心配ではないでしょうか。

我が家でも子どもが小さい時に犬を飼いたいとねだられましたが、経済的な理由で飼えませんでした。

でも実際にはどれくらいの費用がかかるのかは、詳しく調べずに漠然とペットはお金がかかるものと思っていたのです。

子どもが大きくなってから、我が家で飼い始めた犬、ペキプー(ペキニーズとトイプードルのミックス)

ワンコがやってきたワンコがやってきた

家族になって4年半が経ちましたが、ワンコが来てからの生活は毎日とても幸せを感じられるものに変わりました。

そこで実際に小犬を飼うのにどれくらいの費用がかかるのか、実際のところはどうなのか、まとめてみました。

我が家が、ワンコとの生活を始めた時の初期費用、毎年かかってくる費用、特別な出費など、ワンコとの生活にどれくらいの費用がかかっているのかをまとめます。

ペットを飼うのはお金がかかりそう!どれくらいかかるのかな?と検討している方の参考になれば幸いです。

我が家のワンコの種類と大きさ

犬を迎えるにはそろえるものがありますが、その費用は犬の種類や大きさによって変わってきます。

この記事でご紹介する費用は、我が家のペキプーのケースです。

通称ペキプーとは、ペキニーズとトイプードルのミックス犬です。

我が家のワンコの場合はお父さんがトイプードル、お母さんがペキニーズ。

父親:トイプードル(約3kg)
母親:ペキニーズ (約5kg)

の子供なので、5kg近くになる想定で準備を進めました。

成犬になってのベスト体重は4.5kgです。
(今は少し太り気味で4.8kg)

生後約5か月で我が家の家族になったとき、犬の体重は3kg。

人間の新生児と同じくらいの体重だったので、まさに赤ちゃんを迎えるようでした。

ペットショップで出会ったワンコペットショップで出会った時のワンコ

ペットショップでの購入時にかかった費用

ペットショップでの購入

ペットショップでケージについている価格だけではワンコは引き取れません。

それまでにワンコが受けたワクチン接種代や様々な費用が上乗せされます。

購入手続きのとき、ワンコの生体価格という言葉を初めて知って、ドキッ。違和感を感じる言葉だなと思いました。

最後まで命を預かる覚悟で手続きしました。

抱っこすればわかりますが、温かく、柔らかく、心がほわっとなる命の重みです。

ペットショップでの購入時の費用
項目 金額
生体の価格 39,800円
ワクチン接種代(3回分) 18,360円
ケンネルコフワクチン接種代 6,480円
狂犬病予防接種・犬の登録料 9,800円
マイクロチップ代 12,960円
ほっとサポート 10,800円
ペット保険50%プラン1年 32,100円
ペットショップ支払合計 132,623円

我が家のワンコは生後5か月近くなっても売れ残ってしまっていたワンちゃんで、毎日値下がりしついには39,800円になっていました。39万8千円ではありません。3万円代です。

このまま買い手が現れなければどうなっていたのでしょうか。

ぎりぎりまでうちにくるために待っていてくれたのだと、考えるようにしています。

当然生後2ヶ月の赤ちゃんの場合は何十万円もする生体価格です。その部分は読み替えてくださいね。

我が家の場合、ペットショップではすでにマイクロチップ埋め込みをしてあり、1年生存保障をつける「ほっとサポート」への加入を薦められました。

さらに1年間は病気にかかりやすいとのことで1年目だけペット保険にも加入しました。

ペットとの生活、まるで初心者の我が家ではペットショップのお薦めのままに加入しましたが、これらは飼い主さんがご判断するところでしょう

2020年4月追記:
我が家のワンコは皮膚の弱いペキニーズの性質を受け継いでいるようです。
2年目以降、痒がることが原因でお医者にかかることが多いです。「掻き壊し」で何度か通院、最近ではお医者さんから「アトピー」だといわれました。
一日中体を掻いているのはかわいそうなので痒み止めや、耳の薬を出してもらうために通院することもしばしば。
我が家ではペット保険を1年でやめてしまったあとで、ワンコの体質がわかってきましたが、ペット保険にずっと入っておけば、これらの通院代は助かったのかもしれません。

ワンちゃんのためのペット保険一括資料請求は無料なので、最初からよく検討しておいてくださいね。
ペット保険

ワンコを迎えるための準備の費用

ワンコの生活の必需品

ワンコを引き取るときに、そろえておいたものの購入費用をまとめます。

価格は私が購入した2015年当時のおよその価格です。

ワクチンの接種が2回あるいは3回目がすんだらお散歩デビューできます。(2回か3回かという点では意見がわかれるようです。)

お散歩する場合は、リードやハーネス、お散歩用バッグ(うんちの処理用)も必要ですね。

生活準備必需品の費用
項目 金額
犬用ケージ 7,000円
トイレトレー 2,000円
トイレシート 1,500円
水飲み器 500円
買い替え分ペットフード 2,300円
お散歩用ハーネス 2,400円
お散歩用リード 2,000円
合計 18,900円
ワンコの生活準備あるといいもの

・消臭用品
・おもちゃ
・ケア用品(ブラシ、爪切り、犬用バリカン)
・運搬用ケージ(兼 災害時の避難用)

犬用ケージ

我が家ではワンコを迎える日に1つ犬用ケージを買いました。

が、1週間後くらいに1つ買い足しました。寝室に1つと、日中のリビング用に1つです。

寝室で使っているのはこちらです。
特徴は、上に「ネット製のふた」があること。

小さい頃は寝るときに寝場所を覆ってあげることで、小犬が落ち着いて寝られます。

そのため、ネットのふたがあると上に覆いの布などをかぶせやすく、重宝しました。

リビングで寝かせる習慣なら、最初から1つで大丈夫です。

こちらはリビング用に買ったケージ。リビングの色合いに合わせてシックなブラウンです。

特徴は、床の部分が引き出せるのでお手入れが楽なこと。

犬用トイレトレー

我が家のワンコは、ペットショップでトイレのしつけがされていたので、初めからトレーの上でおしっこしてくれました。

1,2ヶ月は時々そそうしましたが、だんだん失敗もなくなりました。

犬用トイレシート

トイレシートは何種類か使ってみましたが、この無香無臭タイプが臭いにくくて一番気に入っています。

犬用水飲み器(ウォーターノズル)

取り外しを頻繁にするので、プラスチックが割れて壊れたり、だんだん水漏れしてくるものもあります。

消耗品だという認識で、我が家ではどちらのケージも、2台目が活躍中。

ドッグフード

最初のフードはペットショップで与えたものを選ぶようにしたほうが無難だそうです。

急に環境が変わるので、ご飯だけでも慣れたものが良いですよね。

フードを変える時は突然でなく、少しずつ混ぜるようにして分量の配分を変えるのが良いそうです。

こちらはペットショップで与えられていたフード。

いろいろ試しましたが、今は価格の面でこのフードに落ち着いています。

お散布用ハーネス

柔らかいスポンジとメッシュでできているものを選びました。

少し大きくなってから一度ひも式のものに変えましたが、ハーネスの連結部が当たって毛が薄くなってしまうので、再び柔らかいハーネスに戻しています。

お散布用リード

最初は短いリードでお散歩練習しました。

だんだんお散歩慣れしてからは、広い公園で少し自由に動けるように長いリール式のこのリードに。

運動用ロングリード

2020年4月追記:
最近は、近所のひろーい公園で走り回らせてやりたくて、時々こちらのロングリードを使って遊びます。
人がいない時間帯を選んで、長めに伸ばして走っています。

災害避難用ペットバッグ

2021年4月追記:
地震や大雨などの災害で避難することがいつでも起こり得る時代です。
ペット連れの避難に備えて、キャリーバッグ 兼 避難所でのミニケージとして、こちらのリュックタイプのキャリーバッグを購入しました。
いつもそばに居たいから、備えあれば憂いなしです。

犬用バリカン

別記事で自宅トリミングについてご紹介していますが、そこでも紹介している愛用の犬用バリカン2台目です。
3台目は買わずに替え刃を買いました。

使いやすいし、値段も手ごろでお薦めです。
1回トリミングに連れていくよりもずっとお手頃な価格です。

ワンコの避妊手術の費用

ワンコの避妊手術

犬の避妊手術をするかどうかは、飼い主さんの判断です。

我が家の場合は、悩みましたが手術しました。どちらが良かったのかはいまだにわかりません。

ワンコの避妊手術は雄・雌で費用がだいぶ異なります。

うちのペキプーは雌犬で避妊手術は生後6か月半で手術しました。

GWの初めに手術し、家族ができるだけ一緒にいてあげられる期間を選びました。

ワンコの避妊手術の費用
項目 金額
術前血液検査 4,320円
避妊手術(雌1泊入院) 30,240円
鎮静処置+吸入麻酔 10,800円
残存乳歯除去 犬歯2本 4,320円
残存乳歯除去 臼歯1本 1,080円
バリカン処置 860円
爪切り処置 860円
消炎鎮痛剤注射 1,620円
内服薬 1,040円
エリザベスカラー 1,350円
抜糸(1週間後) 860円
動物病院支払合計 57,350円

残存乳歯の除去や爪切り処置は、全身麻酔のタイミングで一緒にやっていただいた処置です。

それらを除くと約5万円かかったことになります。

避妊手術後、家に連れ帰ったワンコは、とても痛々しくて心が痛みました。

すっかり元気になって、再びお外で飛び跳ねられるようになったとき、本当に良かったと思いました。

お散歩だいすきお散歩だいすき!

ワンコの毎年の予防接種・予防薬等費用

ワンコの毎年必要になる費用

犬の飼い主の義務のひとつに、狂犬病予防注射と注射済み票の装着があります。

その他に、義務ではありませんが犬の健康のために、ノミ・ダニ予防薬、フィラリアの予防薬を与え、年に1度、混合ワクチンを接種しています。

薬類は体重によって量が変わるので、大型犬は費用が多くかかります。

毎年の予防接種・予防薬等費用
項目 金額
狂犬病予防注射 3,050円
狂犬病予防注射済票 550円
混合ワクチン接種 8,600円
フィラリア抗原検査 2,160円
フィラリア・ノミダニ予防薬 2,300円×7回
ノミダニ予防薬 1,650円×2回
動物病院等支払合計 33,760円

ノミ・ダニ予防薬は4月から11月に、フィラリアの予防薬は5月から11月に与えてとされています。

5月から11月分はまとめて飲ませられるネクスガードスペクトラという薬を使っています。

また、我が家は温暖な地方なので、ノミダニ薬は少し長めに与えています。

我が家の場合、1年間の費用を月割にすると約2,900円でした。

お耳の毛が長いけど犬ですお耳の毛が長いけど犬です

ワンコの日々の生活に必要な費用

ワンコの日々の生活の必要な費用

ドッグフードは材質や機能によって、値段はピンキリ。なるべく良いものを与えたい飼い主さんも多いと思います。

我が家では普段はとてもリーズナブルなドッグフード。お薬を与える時だけ、ウェットタイプのドッグフードを使います。

大型犬は食べる量も多いので食費がかかるそうです。

毛が伸びる犬種はトリミングも必要。我が家のペキプーは伸びるのがとても早いです。

一度だけトリマーさんにお願いしましたが、それ以降は犬用バリカンを買って自宅トリミングを続けています

トリミング代は7000円かかりますが、バリカンは半額程度で買えるうえに1年以上持ちます。

シャンプー&リンスは犬に合ったものを選ぶべきで、我が家では半年前から痒がりを考慮して薬用に変えました。こちらも半年くらい使えます。

ワンコの日々の生活に必要な費用
項目 金額
ドッグフード 1,500円
ペット用おやつ 500円
トイレシート 1,500円/2ヶ月
消臭剤 250円
トリミング代(バリカン購入費) 3,600円/12ヶ月
シャンプー&リンス 3,000円/6ヶ月
合計 3,800円

我が家の場合、1年間の費用を月割にすると約3,800円でした。

痒がりのうちのワンコに、獣医さんから薬用シャンプーを使ってみてと言われて、こちらのシャンプーとリンスに替えました。

コペット 薬用S&Zシャンプーとクリームリンス

ひっくり返ってみつめるワンコひっくり返ってみつめるワンコ

ワンコの通院等の臨時の費用

ワンコの通院費・お薬代

たれ耳のため、耳を痒がることが多いワンコ。カビで汚れるため年に1回は通院し洗浄とお薬をもらいます。お薬は常にもらってケアに使用中。

また、ペキニーズが皮膚が弱い犬種らしく、痒がってかき崩すこともしばしば。

さらに一度だけ、胃捻転を疑って夜中に救急病院にかかったことがあります。
急に食べ過ぎたことによる胃拡張とわかりホッとしました。

ワンコの通院等、臨時費用(4年半の総額概算)
項目 金額
耳洗浄・薬 5,000円×4回
掻き壊し・薬 5,000円×3回
皮膚・痒がり 2,500円×2回
虫刺され 2,600円×1回
深爪 3,000円×1回
再診料 860円×10回
胃拡張(救急病院) 15,120円
動物病院等支払合計 69,320円

ワンコによって、病気をまったくしなかったり、病気がちだったりいろいろかと思います。

我が家の場合、大きな病気はしませんが、皮膚と耳がウィークポイント。小さい頃は年に6回くらい、今では年に3回くらい医者にかかります。
だいたい1度にかかる費用は5000円弱。計算してみると1年あたり、15,400円くらいの通院費・薬代がかかっていました。

月当たりにすると約1,300円です。

おやつ、ちょうだい!おやつ、ちょうだい!

我が家の場合のペキプーとの生活にかかる費用まとめ

初期費用は別として、毎年、毎日の生活でかかる費用を月割にしてみると以下のようになりました。

ワンコとの生活にかかる費用の月割概算
(我が家の場合)
項目 金額
毎年の予防接種・予防薬等 約2,900円
日々の生活に必要な費用 約3,800円
臨時の通院・薬等 約1,300円
月割にした場合の合計 約8,000円

我が家の場合、月割にしたワンコのために必要だった費用は約8,000円でした。

初めにワンコを家に迎える費用は、15万2000円、避妊手術は約5万8000円。

こう書いてみると費用はなかなか大きいものだったことがわかります。
(ペットショップで2か月のワンちゃんを購入したり、保健所の保護犬を迎えたりすると金額は全然かわってきます。)

ですが、ワンコが家に来てからは、我が家の生活が一変しました。

家族みんなが愛情を注ぐ対象を得て生き生きとし、

犬の散歩のために夫が健康的な生活になりメタボ脱却

ご近所づきあいをしていなかった夫に、犬がきっかけで近所にたくさんの犬友(いぬとも)ができ、

みんなが、はりあいのある生活になりました。

愛玩動物という言葉がありますが、愛情を注ぐ対象があるということは人間にとってとても幸せなことのようです。

ペットは家族といいますが、まさにワンコは大切な家族

今一緒に暮らせていることに心から感謝します。

そして、この記事が検討材料になって、ペットとの生活を始めることを真剣に考えていただくのに少しでもお役にたてば幸いです。

今日の我が家のワンコ5歳今日の我が家のワンコ5歳

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