本紹介

この5つの方法で、ちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう』

こんにちは! 葉っぱのしおりです。

20代で自分の仕事を選ぶとき、消去法で選んでしまったことがあります。
その時真っ先に消去した分野が「金融」「医療」でした。当時の自分には金融も医療も興味がなかったんですね。

今の若い人達には副業をもとうとか起業しようという意識の高い方が多いですが、
私はそれもないままSE時代、専業主婦時代、非正規雇用時代、中小IT企業勤務、と、うん十年を過ごしてしまいました。

昨年ひょんなことから会社の中のお金の仕組みを知りたくなって、
そうだ!簿記を勉強しようと思い立ち、半年間独学して3級と2級を取りました。

マーケット感覚、ゼロ!からの出発です!

そうしてつい最近、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」に出会いました。

「金融」にも「営業」にも無縁の分野にいる私のような一般の人たちが、
「売れるものに気がつく能力」「価値を認識する能力」すなわち「マーケット感覚」をどう身につけていけばいいのか、がわかる本でしたのでご紹介します。

著者の「ちきりん」さんはこんな方

ミツバチと花ミツバチと花

社会派ブログ「Chikirinの日記」で日本有数のアクセス数を獲得しているちきりんさんは、顔出ししないブロガーです。

バブル時代の証券会社勤務を経て、アメリカに留学、その後外資系企業に勤務されていましたが、2011年から文筆活動に専念されており、ベストセラーを数多く出しています。

先日、下のブログでご紹介した「未来の働き方を考えよう」も、ちきりんさんの著書のうちの1冊です。

ブログも著書も、ブロガー独特の親しみやすい口調で書かれているので、
内容が専門的であるにもかかわらず一般の読者にも大変読みやすいところが特徴です。

ちきりんさんが、ずっと書きたかった本

ちきりんさんは、「価値を認識する能力」の二極化が進んでいるといいます。

学歴や職歴、専門知識を持ちながらも不安を抱えている人たちと、
ずっと少ないものしかもっていないのに「なんとかなる」と世の中を渡っていける人たちがいる、
その違いが「売れるものに気がつく能力」すなわち「価値を認識する能力」であり、
ちきりんさんが「マーケット感覚」と命名した能力なのだそうです。

これからの社会で求められる能力は「マーケット感覚」である、と感じたちきりんさんがずっと書きたかった本。
それがこの「マーケット感覚を身につけよう」です。

「マーケット感覚を身に着けよう」の概要とは

「マーケット感覚を身につけよう」は以下の構成となっています。

目次

序・もうひとつの能力
1.市場とマーケット感覚
2.市場化する社会
3.マーケット感覚で変わる世の中の見え方
4.すべては「価値」から始まる
5.マーケット感覚を鍛える5つの方法
終.変わらなければ替えられる

具体例を挙げながら、わかり易い図を使ってそれぞれの内容が解説されています。

「これから何が売れるのか」わかるようになるためには次の能力を鍛えること、とちきりんさんは書いています。

「何が売れるか」わかるために

プライシング能力を身につける
インセンティブシステムを理解する
場に評価される方法を学ぶ
失敗と成功の関係を理解する
市場性の高い環境に身をおく

葉っぱのしおり
葉っぱのしおり
序の時点で既に、マーケット感覚ゼロの私にとっては衝撃でした。○○と○○が競合になるなんて!

学校では学べない市場性、身につけられないマーケット感覚

この本によって、もう、昭和・平成前期の考え方が通用しないのだということがよくわかりました。

この本に出会わなかったら、まだまだ昔の考え方にどっぷりはまっていた私は、
子どもの就活に昔ながらの価値観を押し付けて、悪影響を与えていたと思います。

現代の学校が市場性が低く、学校ではマーケット感覚が身につけられない今、自分の子どもたちにもこの本を薦めています。
私もひょうひょうと世渡りをしていける人になれるように、マーケット感覚ゼロの脱出を目指します。

ではでは、また!


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