2020年も1年間、プレバト!!の「俳句の才能査定ランキング」の放送後、放送された俳句を当サイトでご紹介させていただきました。
読者のみなさまには、今年も一緒にプレバト俳句を応援していただきまして、どうもありがとうございました。
大晦日の今日は、この1年間のプレバト俳句の中から、記憶に残る俳句ベスト10をHappaism管理人独断で選ばせていただきました。
管理人の感想を添えてご紹介させていただきます。
みなさまのお好きな句はあるでしょうか。
同じ句が入っていたら嬉しいです。
今日もファンのみなさんのお気に入りの俳句に「いいね!」がカウントされ、()内に数字が表示されるようにしています。
こういう↓ボタンです。このボタンは練習用!
プレバトの俳句コーナーでたくさん楽しませていただきました!
心から感謝しております。
2020年記憶に残るプレバト俳句ベスト10 Happaismセレクション
2020年記憶に残るプレバト俳句 第10位は?
望月や 無駄一つなき 我が板書
お題「黒板」
望月や 無駄一つなき 我が板書
もちづきや むだひとつなき わがばんしょ
林先生がプレバトに参戦したのには驚きました。
しかもいきなり名人狙いの、3句同時査定という特別扱いでしたね。
この句は藤原道長の「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」を連想させますが、林先生の自信に満ちた態度と道長がかさなりました。
2020年記憶に残るプレバト俳句 第9位は?
亡き猫に 病院からの夏見舞
お題「手紙」
亡き猫に 病院からの 夏見舞
なきねこに びょういんからの なつみまい
ジュニアさんの句は、優しさが溢れている句が多いなぁと感じています。
この句は、動物を飼っているものにとって印象深かったのではないでしょうか。
愛犬や愛猫との別れの切なさ、辛さ、思い出した時の温かさをみんな思い起こしたのではないかと思いました。
管理人は犬を飼っていますが、動物の命は人間より短いもの。
この句で今を大事に一緒に生きようと思いました。
2020年記憶に残るプレバト俳句 第8位は?
山笑う 赤ちゃん象に哺乳瓶
お題「観覧車」
山笑う 赤ちゃん象に哺乳瓶
やまわらう あかちゃんぞうに ほにゅうびん
この句は「春」を感じる一句です。
赤ちゃん象と哺乳瓶という微笑ましい光景が目に浮かんで、「山笑う」という季語が楽しい気分を盛り上げます。
プレバトで初めて「山笑う」が春の季語だと知りました。
山が笑う、という表現を始めて作った人はすごいです。
2020年記憶に残るプレバト俳句 第7位は?
赤本で蓋す 春夜のカップ麺
お題「カップ麺」
赤本で蓋す 春夜のカップ麺
あかほんでふたす しゅんやのかっぷめん
ぶ厚い赤本がカップ麺の蓋として乗っている絵が目に浮かびます。
寒い夜更けに綿入れ半纏を着て(古い?)眠いけれどこれを食べてもうひと踏ん張り、と受験勉強を頑張っている高校生。
この句も、「頑張れー」と応援したくなってしまう句でした。
2020年記憶に残るプレバト俳句 第6位は?
何度目のオセロ 薄目のこたつ猫
お題「オセロ」
何度目のオセロ 薄目のこたつ猫
なんどめのおせろ うすめのこたつねこ
梅沢さんの句は王道の句と言われていますが、この句は珍しく句またがりの句。
読んだだけで、こたつの中からめんどくさそうな顔をのぞかせる老猫の映像が目に浮かびます。
「勝つまでやめない」子どもと、それに付き合わされる大人の気持ちもひしひしと伝わってきて「あるあるー」と思わずうなずいてしまいました。
2020年記憶に残るプレバト俳句 第5位は?
ほしかもんはなか ジャングルジム冷たし
お題「プレゼント」
ほしかもんはなか ジャングルジム冷たし
ほしかもんはなか じゃんぐるじむつめたし
この句に詠まれた子どもの気持ちが、ジーンとココロに沁みてきます。
子どもの寂しさと一緒に、親を気遣う優しい気持ちが読む人の心を打ちます。
今年のクリスマスはコロナ禍でいつもとは違うクリスマスでした。
それゆえにこの句が管理人の心にとても響いたのでした。
2020年記憶に残るプレバト俳句 第4位は?
秋朝や バタにフォークの 穴四つ
お題「お箸」
秋朝や バタにフォークの 穴四つ
しゅうちょうや ばたにふぉーくの あなよっつ
村上さんの句は、今年も繊細な感受性豊かな句がたくさん詠まれ、ファンのみなさんに大人気でした。
「二枚目はベランダで読む手紙かな」を今年のイチオシにあげる方も多いかと思いますが、記憶に残るという意味では、管理人にとっては「バタにフォークの穴四つ」の映像が目に浮かんで消えません。
そのため、この句を選ばせていただきました。
バターに開いたフォークの先の小さな四角い穴が4つ、そこに着目するなんて!それが俳句になるなんて!という驚きの句でした。
2020年記憶に残るプレバト俳句 第3位は?
若芝に大の字 身ひとつの移住
お題「不動産やさん」
若芝に大の字 身ひとつの移住
わかしばに だいのじ みひとつのいじゅう
中田さんの句は今年もたくさん名句が詠まれているのですが、管理人の一番のお気に入りはこの句です。
若芝に大の字。
気持ちいい!の一言につきます。
若々しさと希望にあふれた引越しをしたこの若者に「頑張れー」と思わず声をかけて応援したくなってしまう、そんな句でした。
2020年記憶に残るプレバト俳句 第2位は?
氷壁崩落 白玉を掘り出す
お題「かき氷」
氷壁崩落 白玉を掘り出す
ひょうへきほうらく しらたまをほりだす
お店で食べるかき氷。
ふわふわのかき氷が器の何倍もの高さまで盛り付けられていますが、管理人はいまだに一度も上手く食べられないのです。
スプーンをそおっと挿して上手に掬ったつもりが、必ず!氷壁崩落を起こします。
「氷壁崩落」言い得て妙!
さすがは円楽さん。
白玉を掘り出しながら食べる宇治金時。
最高ですね!
2020年記憶に残るプレバト俳句 第1位は?
2020年 体温だけ記す 九月の予定帳
お題「文房具」
2020年 体温だけ記す 九月の予定帳
にせんにじゅうねん たいおんだけしるす くがつのよていちょう
2020年の記憶に残る句、管理人にとってはこの句が文句なしの1位でした。
コロナで世界が変わってしまった今年、まだまだその大きなうねりの中にいます。
自分たちの生き方を見直す時間でもありました。
2020年、新しい生活様式が始まった今年が、100年後の教科書にはどのように記されるのでしょうか。
管理人の後半生では、2020年を思い出すとき、この句と一緒に思い出すのだろうなぁと感じています。
2020年記憶に残るプレバト俳句ベスト10 Happaismセレクションのまとめ
同じ1年間なのに、いつもと違う1年だった今年。
プレバト!!の放送日ごとに1週間経った、と感じていました。
「俳句の才能査定ランキング」で楽しい時間を持てたからこそ、心をいつもの自分に戻すことができた、という人も多かったのではないでしょうか。
来年も「プレバト!!」で芸能人さんの詠む俳句や、夏井先生の爽快な添削を楽しみながら、笑顔で過ごしていきたいですね。
みなさまの新年が明るく、良い年でありますように。
どうぞ良い年をお迎えください。
追記:夏井先生が選んだ2020年ベスト10俳句は?2021冬麗戦で発表
2021年1月14日のプレバト3時間スペシャル、冬麗戦の出場者は、夏井先生が選んだ2020年プレバト俳句ベスト10を詠まれた方々でした。
Happaismで記憶に残る俳句10句を選びましたが、さて、2020年優秀句10句に入っていた句は、何句あったでしょうか!?
答えは↓こちらの記事からご覧ください!