こんにちは。葉っぱのしおりです。
松坂桃李さんの主演で映画化された『居眠り磐音』が、5月17日から公開中です。
時代劇にも時代小説にも縁のない方には、松坂くんの出ている映画だから観るという方も多いでしょう。
実は原作の『居眠り磐音』のシリーズは、時代小説の超売れっ子作家、佐伯泰英さんの作品で全51巻もの大長編シリーズ。
その初の映画化作品なのです。
映画『居眠り磐音』を観る前に
原作の「居眠り磐音」シリーズ 第1巻 陽炎の辻
私は、3年前から約2年間にわたって、佐伯さんの時代小説作品を読み漁る、自称「佐伯中毒」にかかっていました。
原作に思い入れも強いので、今回の『居眠り磐音』の映画版は、なるべく事前情報をシャットアウトして先入観なしに劇場で観てこようと思っています。
鑑賞後の報告はまた別途。
佐伯中毒に要注意 読まずにはいれらない
佐伯さん作品全般について
まずは、佐伯作品全般について。
時代小説というのは年配の方が読むもの、と決めてかかっていた数年前。
図書館での予約があまりにも多い作品というのは一体どんなものなのだろうという、ちょっとした興味から、佐伯泰英さんの一冊「酔いどれ小籐次(ことうじ)」シリーズの一冊目、「御鑓拝借」を手に取ってしまいました。
それが、「酔いどれ小籐次」シリーズ19巻を皮切りに、自らを「職人作家」と呼ぶ佐伯さんの多数のシリーズを次々と読まずに入られなくなる、佐伯中毒の始まりでした。
佐伯作品は同じシリーズが複数の出版社から同時刊行されているのも特徴で、図書館で借りたり本屋さんで買うときには、シリーズと巻次を間違えないように要注意です。
佐伯泰英さんの全作品は「佐伯泰英 ウェブサイト」をご参照ください。
佐伯泰英さんの時代小説作品を読む効能
佐伯作品は、1話1話読み終わった後の爽快感が格別で、
・心が疲れているとき
・心配事を忘れてリフレッシュしたいとき
などには特にお薦めです。
特に「鎌倉河岸」は1冊の中の章ごとに読み切り感があるので、元気がもらえます。
原作 居眠り磐音シリーズのお薦めポイント
原作におけるお薦めポイントは、登場人物が実に多彩でそれぞれが人間として成長していく過程が51巻を読み進める間、ずっと楽しめるということです。
登場人物が年を重ねていくのをずっと追えるのは、大河小説のようです。
主人公磐音はもとより、周りに集まる人々の成長もお楽しみください。
原作の居眠り磐音はどんな話?内容紹介よりちょっとネタバレ注意!
さて、『居眠り磐音』ですが、あちこちに情報がありそうなので
ここでは、版元ドットコムの内容紹介から引用すると、
「直心影流の達人、坂崎磐音。藩内騒動がもとで自藩を離れ、江戸深川六間堀で浪々の日々を送る。ある日、磐音はふとした縁で両替商の用心棒を引き受けるが、幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう。些事にこだわらず春風のように穏やかな磐音が颯爽と悪を斬る、著者渾身の痛快時代小説。」
映画と同様、乞うご期待です!
ではでは、また!