最近、通学バスを待っている小学生と保護者が、ひきこもりがちだった男性に刺殺されるという痛ましい事件が川崎市で起こりました。
この川崎の事件が起こったことで、今度はひきこもりの自分の息子を殺してしまうと痛ましい事件も起きました。
ひきこもりや、かつて引きこもっていた当事者の方々が声をあげています。
苦しんでいるご本人、そしてそれを見て苦しんでいる親御さん、現代の世の中にはとてもとても多い時代です。自分らしく生きることが難しい時代だと思います。
自分が嫌いな自分
私が思春期の頃、ネットがない時代、自分の考えを表に出せなくて、人の考えも知ることはできませんでした。
自分は人と違うのでは?、他人からどう見られるかという心配、自分のことは誰にもわかってもらえないという気持ち、などなど。
いつも人目が気になったり、自分の考えに自信が持てなくて。自分の本心は出せずに、大人受けするいい子ちゃんになっていなくてはいけないと思って。
自分が嫌いで何をやっても心から楽しめず、褒められたとしても本当の自分でない仮面の自分しか見られていないんだな、って。
それって辛いことでした。
私は20歳頃からいろいろなきっかけがあって、少しずつ、少しずつ自分を認められるようになりました。生まれてからそれまでよりも長い時間がかかりましたけれども。
きっかけの一つ一つはこれからのブログで書いていこうと思っていますが、昨日もその一つのヒントをもらいましたので、シェアさせていただきます。
今更ですがドラマ「世界は奇跡でできている」に出会いました
昨日、偶然アマゾンプライムで「世界は奇跡でできている」という番組を観ました。シーズン1を全部(10話)も続けて観てしまいました。
生き方を問われている心に響くドラマでした。
そして、ウサギとカメというイソップの童話で、カメはどうして寝ているウサギに声をかけなかったのかという謎が解けました。
主演の高橋一生さん演じる「相河先生」は言います。
「カメは全然頑張っていません。競争にも勝ち負けにも興味がないんです。カメはただ道を前に進むこと自体が楽しいんです。(中略)
カメの世界にもはやウサギの存在はなく、寝てるウサギに声を掛けなかったのもそのためです。」
「ウサギは(中略)自分はスゴイって証明したいんです。」
ウサギだってカメだって自分の本心のままに
あー、ウサギだった。私は。カメのように生きたいな、と思いました。このドラマを観た多くの人がそう思ったんでしょうね。
榮倉奈々さん演じる「水本先生」の気持ちがよくわかりました。
人からどう思われるかではなくて、自分の本心のままに、魂の言葉だといわれる感情が、「嬉しい、楽しい」、と感じることをやって生きる、そうすればこの人生の目的が果たせるのでしょう。
そう感じさせてくれるドラマでした。
1日に10話続けて観るのはきつかったけれど、まだ観ていない方にはお薦めです。
あなたの辛い心が少しでも軽くなりますように。
ではでは、また。