読書論

【読書の効果】先人の経験・知識を取り込む超ライフハック!

あなたはどのような効果を期待して、本を読んでいますか?

もし、本を読むことでどんな効果があるの?
あまり本は読みませんという方がいましたら、ぜひご覧ください。

読書にはどんな効果があるのか、元図書館員が業務を通じて気づき、転職までしてしまった理由、お伝えします。

レベル0からみんなが同じことを繰り返している?

かつて専門図書館に勤めていました。専門図書館とは、公共図書館や大学図書館などと異なり、ある分野に特化した図書館のことです。

その間、全国から大量の実践や業務報告書が届き、それらを毎日整理、データベース化、保存、貸出してきました。

届いていた報告書は、研究者が書いたものではなく業務の報告書で、この1年あるいは2年間、どのように課題に対応し実践してきたかという報告書でした。

その作業を通して気づいたことがあります。

同じような実践研究を毎年毎年、全国で行っていること。
ほとんどの報告書は、対象は異なるものの同じように見える報告書でした。

既存の報告書を活用して研究し、その次の段階をやれたらもっともっと進歩があるのでは?、という素朴な感想を持ちました。

研究者は先行研究をしてその次を研究する

研究者の場合は、自分の研究をする際には先行事例を必ず調査して、それに被らない研究をします。

先行研究といいます。2番煎じでは研究にならないからです。

さらに発展的な研究をしたり、違う分野を模索したりします。

本を書くために一生を懸ける人もいる

桜の葉っぱを透かした空
ブログを書いたり、学生でレポートを書いたりする人は、書くということにどれだけエネルギーが必要かご存じだと思います。

本を1冊書くということにどれだけの期間とパワーが必要か。

日本で有数の多作の作家でも1冊書くのに約1か月。
本を読む女性
普通の作家だったら年に1冊か数年で1冊。

人によっては一生を懸けて人生の集大成で1冊の本を書いたりもしますね。

1冊1冊の本には、誰かの人生の多くの時間をかけた経験や知識、研究成果や、想像や創造が詰め込まれています。

本を読むとは先人の人生の上に自分の人生を築くこと

つまり、本には、あなた以外の誰か別の人の、人生から生み出された何か、(経験や知識、研究成果や、想像したことや創造したこと)が込められているということ。

そして本を読むとは、その誰か(すでに亡くなっている人かもしれない)が人生を懸けて積み上げてきた経験を自分の人生に活かせる、ということなんです。

かつて生きた誰かの人生の上に、自分の人生を築ける

その人の次の段階を歩いて行けるということです。

「シリコンバレー式超ライフハック」でも「読書ほど効率の良いハックはない!」

人類史上最強のライフハック42個を紹介している「シリコンバレー式超ライフハック」でも、紹介されています。

「読書ほど効率のいいハックはない」と私の認識を同じことが書かれていました。
引用すると、

読む こと は 学習 の 基本 だ から だ。 著者 が 数 十年 かけ て 蓄積 し た 経験 と 知恵 を 注ぎ込ん だ 一 冊 の 本 を 一日 とか 二日 で 読ん で、 その 内容 を 取り込める

デイヴ・アスプリー. シリコンバレー式超ライフハック (Kindle の位置No.1054-1055). ダイヤモンド社. Kindle 版.

まさしく、同じことをデイヴ・アスプリーさんもおっしゃっています。

こちらの本は、めざましい成功を収めた人たちが優れたパフォーマンスを発揮している秘訣を42のハックとしてまとめた本。とても参考になります。


⇒ Kindle版を見てみる
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先人の経験値で自分の人生のレベルをアップする

シダ
人は生まれた時にはスタート地点。レベル0からの出発です。

そして日々、経験や知識を積み重ね、生きていくわけですが、自分の歩みだけでは横を歩いているだれかと一緒です。

ところが、本を読むということで、先人が人生で経験したこと、獲得した知識、研究した成果、そういった経験値を自分の人生に取り込んで、レベルをグっと10や20まとめてアップすることができる!ということなんです。

そして自分は次のレベルアップ21から積み上げられるということ。

また本を読む、レベルを30までアップ。レベル31からスタート。

読書の効果は、誰かの人生を自分の人生の土台にできること

読書の効果は、このように誰かの人生を土台として使わせていただき、自分の人生をその上に積み上げていけるというところにあります。

また、あなたもその先人の一人として、これから生きる誰かの役に立つことができます。

まとめ 図書館員が転職してしまったその理由

ウサギの耳のような花弁のドクダミ
専門図書館で地道にデータベースを作ったり、利用者に本を貸し出したりしていましたが、

このことに気づいてから、図書館を訪れる人たちだけでなく、もっともっと本を人と結びつけたくなりました。

そこで転職して今に至ります。

今は、より多くの人が活用してくれる、本と人とを結びつけるシステムを作っています。

あなたも、読書で、先人の人生を自分に取り込んで、その上に人生を築いていきませんか。

読書の効果を最大限に活かされるよう、本とあなたが結びつけられるように願っています。

読書の目的
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